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01.繋ごう。エコノ輪:超ECO祭2024 訪問記 01
同志社大学 商学部 瓜生原葉子(以下敬称略)研究室(以下瓜生原ゼミ)は、2年生時にソーシャル マーケティング(社会的問題の解決を目的に、理念・行動指針などの考え方を伝えるために、従来のマーケティングの考え方を用いた手法)の基礎を学び、課題解決のための企画立案を行い、3年生では、社会実装研究を行う。
医療のエコ活動は、瓜生原の新しい着想の元、瓜生原ゼミ7期生23名が、2021年11月から始めたものである。
2023年04月からは瓜生原ゼミ8期生22名、2024年04月からは9期生23名も加わり活動している([1])。
医療のエコ活動は、限りある医療資源を大切にし、”国民1人ひとりが医療に優しい活動”を行うことである。
ここでの医療資源とは、「ヒト」医療従事者、「モノ」医療機器、くすり、「カネ」財源などのことを意味する。
昨今、超高齢社会が進んでいる中で、年金問題だけではなく、医療制度崩壊についても問題点として挙げられている。
その問題点は、超高齢社会による社会保障関係費・医療費の増加である。
そのため、働き手1人当たりの負担が増大し、医療制度に綻びが出始めている。
このような将来にならないように、私たちは安定した医療サービスが提供され、持続可能な医療が実現されることを目標に、瓜生原ゼミは活動している。
医療システムは、ヒト(医師、看護師、薬剤師等)・モノ(病院、診療所、医療機器、くすり等)・カネ(財源)によって機能しており、国民・患者の健康・治療が実現している。
例えば、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって資源がひっ迫していることが挙げられる。
ここでの医療資源のひっ迫とは、医療従事者の人手不足(=ヒト)・ワクチン・治療薬、マスクの不足や病床使用率の増加(=モノ)・ワクチン供給や感染症治療の際の国の負担(=カネ)を意味する。
こうした有限の医療資源を絶やさないために、医療のエコ活動は重要な考え方である。
現時点で、瓜生原ゼミを含む私たち日本国民が医療資源を守るためにできることは、以下の4つの活動である([2])。
1.健康増進:運動、食事、睡眠、休息など。
2.感染症防止:マスク着用、手洗い、うがいなど。
3.適切なくすりの服用:継続服用、のみ忘れ防止など。
4.自分の意思による、治療選択:価値観や生き方に合わせた治療の選択など。
瓜生原ゼミは上記の4つの活動を啓発するために、2024年11月09、10日にイオンモールKYOTOで「超ECO祭2024」を催した。なお、私は10日に参加した(図01.01,[3])。
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「超ECO祭2024」のブースの1つである「繋ごう。エコノ輪」で、瓜生原ゼミと「“諸君ヨ、人一人ハ大切ナリ” 同志社大学SDGs研究」プロジェクト([4])は、日常に潜み、かつ、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)に関連する社会課題解決の小さな一歩を発見する機会を提供した(図01.02,[5])。
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「繋ごう。エコノ輪」で、私はカード ゲームを楽しんだ。カード ゲームの成績は良い方であった(図01.03)。
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このカード ゲームから、医療のエコ活動(=医療資源を守るためにできること)を含むSDGsに関連する社会課題解決は「言うは易く行うは難し」、しかし、「やるしかない」ことを改めて痛感した。
参考文献
[1] 学校法人 同志社 同志社大学 商学部 瓜生原葉子研究室 医療のエコ活動研究会.“同志社大学 商学部 瓜生原葉子研究室 医療のエコ活動 ホームページ”.https://www.medieco.net/,(参照2024年12月06日).
[2] 学校法人 同志社 同志社大学 商学部 瓜生原葉子研究室 医療のエコ活動研究会.“医療のエコ活動とは”.同志社大学 商学部 瓜生原葉子研究室 医療のエコ活動 ホームページ.https://www.medieco.net/%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%82%B3%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%81%A8%E3%81%AF,(参照2024年12月06日).
[3] 学校法人 同志社 同志社大学 商学部 瓜生原葉子研究室 医療のエコ活動研究会.“超ECO祭2024”.同志社大学 商学部 瓜生原葉子研究室 医療のエコ活動 ホームページ.https://www.medieco.net/%E8%B6%85eco%E7%A5%AD2024,(参照2024年12月06日).
[4] 学校法人 同志社 同志社大学.“「“諸君ヨ、人一人ハ大切ナリ” 同志社大学SDGs研究」プロジェクト”.同志社大学 研究・産官学連携 ホームページ.本学の研究活動.SDGs Research Project.https://rd.doshisha.ac.jp/rd/reactivities/sdgs_research_pj/project.html,(参照2024年12月06日).
[5] 学校法人 同志社 同志社大学 商学部 瓜生原葉子研究室 医療のエコ活動研究会.“ブース紹介”.同志社大学 商学部 瓜生原葉子研究室 医療のエコ活動 ホームページ.超ECO祭2024.https://www.medieco.net/s-projects-side-by-side,(参照2024年12月06日).