ウルトラマンZ 第23話「悪夢へのプレリュード」

本話はまさに、サブタイトル名通りの展開である。
ウルトロイドゼロ自体、特にD4レイが、セレブロ(栗山長官に寄生)が仕掛けた罠である。
地球の怪獣はウルトロイドゼロ(夕霧実験場で起動)を恐れたがゆえに覚醒し、排除しようとしたわけである。大抵の怪獣は大して知能が高くないわけだし(要は図体がでかいだけの動物)。
キングゲスラとタッコングは鶴賀湾(元ネタは駿河湾)沿岸部に出現し、デマーガ、ゴメス、および、パゴスは葛葉山に出現した。
キングゲスラとタッコングはゼットに敗走できた一方で、デマーガ、ゴメス、および、パゴスはD4レイの餌食になった…(もっとも、そのせいで洋子は重傷を負った…)。
STORAGEという名の居場所を失った遥輝と洋子はあまりにも寂しい。なお、前者のメンタルが意外と弱く、クシャのメンタルは結構丈夫である。
「人間が地球を守ってるんじゃなく人間が人間を守っているだけ」という結花の発言は嫌味だが、核心を突いている。
洋子が腕相撲の勝負に拘る理由は、「自分よりも強い男と結婚するように」という父親(叩き上げの軍人)の教えを守っているためである。彼女が「枯れ専」であることはこのことに由来する。一方、彼女が遥輝との腕相撲を好む理由は、「遥輝が自分を超える」ことを期待しているためである。
正太(ジャグラー)が入浴した銭湯に設置されているテレビはレトロ風である。
正太は最後に、自分がジャグラーであることを明かした。

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