獣電戦隊キョウリュウジャー:第02クール まとめ
ブレイブ14「あぶなァーい! スピリットベース」
ジェントルもカオスも苦労人だからなぁ。もっとも、前者はアミィには決して手を挙げない(平成の教育)が、カオスはラッキューロに対しては手を挙げる(昭和の教育)。当然、デーボ・キビシーデスは後者の影響を非常に受けている。
上記の件や『少女こずみっく』が、アミィとラッキューロの間の奇妙な関係の始まりとなる。
デーボ・キビシーデスは林修、『3年B組金八先生』、および、昭和の教育のパロディーである。
ジェントルもデーボ・キビシーデスも厳しいが、前者は体罰を否定する(平成の教育)一方で、後者は体罰を肯定する(昭和の教育)。
ラッキューロはスピリット ベースに潜入して、超時空爆弾を設置したことは評価できる。しかし、アミィの『少女こずみっく』を読んでしまったことで、結局は失敗した(苦笑)。なお、超時空爆弾が巨大化する設定はマギー審司の「大きくなる耳」のパロディーである。
当然、上記の件で、トリンはスピリット ベースへの入り口を変更・改良することになった。
デーボ・キビシーデスの敗因は、ジェントルと空蝉丸(ジェントルに雇われた)の怒りを考慮しなかったことである。
巨大ゾーリ魔程度なら、獣電竜単体でも簡単に倒せる。
ブレイブ15「はらだたしいぜッ! ドゴルドのやぼう」
中里博史は高校時代のノブハルの親友で、両者は高校時代、医療ボランティアとして活躍した。その後、前者はロボット工学者になり、後者は総合商社に勤務することになった。
博史はノブハルを「夢を捨てて墜ちた奴」と軽蔑したが、後者が商社時代のコネを活用して、未来工学研究所での仕事に携わった可能性を前者は知らないときている(呆れ)。
ドゴルドは自分の力に耐えられる体が欲しかった。そこで、博史が開発しているG-BOに着目した。その結果、博史はドゴルドとラッキューロに利用されたわけである。
ドゴルドは新たな体としてG-BOを取り込んだものの、結局はノブハルの体を張った説得により正気に戻った博史により阻止された。
空蝉丸はG-BOを絡繰り人形といったが、それは仕方がない。
アーケノロンは超重力波を用いるノロノロの実『ONEPIECE』である。
巨大カンブリ魔はプテライデンオー アンキドンの引き立て役。
ブレイブ16「モグモグーン! おれのたからもの」
本話はディノスグランダーの初登場回であるが、主にキョウリュウブラック(イアン)により使用される。なお、この獣電池はアームド・オンの状態でのみ使用可能で、この使用者は高速で地中を掘り進むことができる。実際、キョウリュウブラック(イアン)はこれを使って、ダイゴ、アミィ、および、空蝉丸を救助した。
デーボ・ザイホーンは強豪で、彼の石版地層落としは非常に強力で厄介な技である。なお、彼に騙されて、宝探しをした人々が気の毒である。
アイガロン(財宝コレクター)が士郎を殺害しただけでなく、彼の秘石を奪ったことが分かった。
アイガロンはダイゴの秘石を奪い損ねただけでなく、キョウリュウブラック(イアン)により士郎の秘石を奪還された。
ブレイブ17「ガチだぜ! キョウリュウグレー」
デーボ・ナガレボーシ(ゼツメイツの1体、どう見ても、悪のハービンジャー『聖闘士星矢Ω』)が復活したことで、ゾーリ魔は数が増えただけでなく、しぶとくなった。
鉄砕は中華三国時代(220年~581年)の人間で、二重の意味で石頭である。その一方で、動機付けの達人である。なお、彼の相棒であるブンパッキーもまた、中国奥地の万年滝に打たれ続け、頭の硬度を高めている。
鉄砕が下したキョウリュウジャーの各メンバーの評価は以下の通りである。
空蝉丸>イアン達4人(自分の弱さを受け入れ、乗り越えることで強くなった)>ダイゴ(失格、何事も卒なくこなせるという長所が裏目に出てしまった、言い換えれば、弱さがないことがダイゴの欠点)
ブンパッキーは強く、巨大ゾーリ魔を瞬殺した。
ブレイブ18「つかんだッ! カンフーひっさつけん」
鉄砕こそがキョウリュウジャー第1号である。
「逢魔の森」で鉄砕(ヒッピーに変装した)から、ダイゴは「戦いで仲間を失う恐怖」、即ち、「仲間の大切さ」に気付いた。鉄砕は厳しくも暖かい指導者である。
デーボスの力により、デーボ・ナガレボーシはピッチング マシーン(星ヒューマシン、元ネタは星飛雄馬『巨人の星』)の能力を身に着けた。とはいえ、キョウリュウジン カンフーの噛ませでしかなかった。
キョウリュウジン カンフーの登場シーンは非常に凝っている。
プレズオーはすぐ戻るらしい。
キョウリュウグレー(鉄砕)とキョウリュウシアン(ラミレス)はブラギガス探しに旅立った。
ブレイブ19「キャワイーン! うばわれたファミリー」
本話は、モンスター ペアレント(ヘリコプター ペアレント、2008年頃に話題になった、本話では勇治の両親)に関して言及している。2013年の時点では未だ分からなかったが、2019年では、その正体が、教師からは嫌われ、叱られまくり、学級では孤立し、集団行動や集団競技が苦手でフルボッコにされ、苛めにも遭いやすく、学校や教師に良い感情を抱く要素が微塵も無い発達障害者であることが分かっているからね。
結果的に、空蝉丸(責任感が非常に強い)は成り行き上、勇治の自立を促すことになったわけだし(実際、勇治は自立できた)。彼が過ごしていた戦国時代は、誰もが人間として(むしろ生物として?)生きることに必死な時代だったからなぁ。
デーボ・キャワイーンはできの悪いプリキュア シリーズの妖精である。しかも、デビルマン『デビルマン』もどきに変身する。ちなみに、ラッキューロは彼女になめられている。そういえば、声担当のかないみか(以下敬称略)は『キラキラ☆プリキュアアラモード』で妖精のペコリンを演じることになるw。
デーボ・キャワイーンの能力はえげつないが、ダイゴには通用しなかった。
デーボ・キャワイーンはプテライデンオー ブンパッキーの石頭には勝てなかった。
ブレイブ20「アンラッキュー! タナバタのタナボタ」
本話は2013年07月07日に放送された、七夕回である。
デーボ・タナバンタの能力は非常にえげつなく、自分の肉片から短冊を作り、その短冊に書かれたあらゆる「願い事」を必ずタナボタ的に叶えてしまうわけである。願いが叶った人間はその代償にタナバンタに回収された短冊に「幸運のエネルギー」を吸い取られて衰弱し、七夕の翌日である07月08日の夜明けとともに死んでしまう。
ダイゴ以外の5人はデーボ・タナバンタの策略にあっさり嵌ってしまった。しかも、空蝉丸の場合は、ラミレス(キョウリュウシアン)がうっかりベルギー土産としてアイスクリームを持ってきたものだから…。また、ノブハルに非モテの悲哀を感じる…。
ダイゴは「夢は生きていくための道標なのだからな」と考えている。なお、彼の夢に対する思いは非常に強く、デーボ・タナバンタの能力を使わなくても、結果的にダンテツ(気のパンチが使える)と再会できた。
ダンテツはダイゴを高く評価しただけでなく、励ました。なお、最後に、彼はトリンに謎の小袋を手渡した。
結局、デーボ・タナバンタは巨大ゾーリ魔と共に、キョウリュウジン・カンフーとプテラゴードンに倒された。
エンディングは福井県立恐竜博物館仕様である。
劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック
劇場版は福井県立恐竜博物館を紹介している。
劇場版のヒロインである天野美琴(ダイゴの知り合い)は超古代の巫女の子孫であるがゆえに、D(デスリュウジャー)に狙われた。最終的にキョウリュウジャーに救出されたことで、その勝利に貢献した。
美琴の祈り歌は劇場版での最重要アイテムになっただけではなく、本作全体の今後の展開の鍵を握るものになっている。
美琴のコンサートの観客は非常に図太い。
Dはカオスが恐竜の感情を吸うために最初に生み出した太古の戦騎で、トバスピノ(トリンによって最初に造られた)を利用して恐竜を滅ぼそうとしたが、超古代の巫女に止められた。
Dはデーボスへの忠誠心はほとんどなく、美琴を手中に収めるとデーボス軍と袂を分かち離反した。とはいえ、Dはカオスの掌の中にいる。なお、ドゴルドとは犬猿の仲である。
なお、レムネアとアーシーはDの部下だが、どう見ても坂本浩一監督の趣味であるw。
アイガロン、キャンデリラ、および、ラッキューロは、単なる賑やかし。
D(デスリュウジャー)に操られたトバスピノはアンキドンとブンパッキーと強制合体して、スピノダイオーになった。しかし、バクレンオー『爆竜戦隊アバレンジャー』と異なり、スピノダイオーは浄化され、美琴のパートナーとなった。そして、上空に浮かぶ巨大な光球を消滅させることで、D(デスリュウジャー)に野望を止め、地球を救った。
劇場版では、プテラゴードンのゴーグルが久しぶりに活用されたが、この時の「シャット・ゴーグル!」と言う空蝉丸の発言は『超新星フラッシュマン』のオマージュである。
美琴はスピノダイオーのパートナーになれたとはいえ、キョウリュウコバルト(?)になれなかっただけでなく、ダイゴに振られた(泣)。
スピノダイオーはどこかに旅立った。
ブレイブ21「ズオーン! かえってきたプレズオン」
ドクター・ウルシェード(初代キョウリュウバイオレット)とプレズオンは隕石を採取後、地球に戻った。
ドクター(ハイテンション爺さん)は強いとはいえ、腰痛には勝てなかった(苦笑)。
ドクターはキョウリュウジャーに技術革新をもたらした最大の功労者である。
ドクターはプレズオンを託した。
弥生(ドクターの孫)はダイゴに惚れている一方で、イアンを相手にしていない。
ゼツメイツは太陽戦隊サンバルカン『太陽戦隊サンバルカン』のパロディーである。そのメンバーであるデーボ・ナガレボーシはプレズオーに倒された。
カオスはプレズオン ラボを潰そうとしている。そして、デーボ・ウイルスンは自分の体の一部をイアンの靴の両踵にくっつけた。
ブレイブ22「ま・さ・か! デーボスふっかつ」
ドクターは弥生を心配している。
イアンはダイゴに、アミィは弥生に嫉妬している。
ダイゴは恋愛に敏感なのか鈍感なのかわからない。
アミィは空蝉丸により、自分の気持ちに素直になって、吹っ切れた。そして、最終的に「弥生に勝利した」。
ドクターはデーボスに滅ぼされた惑星を調査することで、デーボスの細胞やデータなどを回収できた。
ドクターがキョウリュウジャーの装備を大量に開発する以前、特に戦国時代は、トリンは命を削ってまでも、空蝉丸用装備を開発した。
怒りと喜びの量が少ないので、不完全とはいえ、氷結城は暗黒種デーボスとして復活した。それでも、暗黒種デーボスは強いので、ライデンキョウリュウジンでさえも歯が立たない。
デーボ・ウイルスンはキョウリュウレッド・ディノスグランダーの攻撃と他のメンバーによる銃斬撃で致命傷を負っただけでなく、暗黒種デーボスに取り込まれた。
デーボ・ウイルスンの分身であるデーボ・コンピュータウイルスンはプレズオン ラボを占拠し、半壊させたが、本体が暗黒種デーボスに取り込まれたために自動的に消滅した。しかし、彼の消滅直後に残った粒子がプレズオン ラボの目印になったことで、アイガロン達はそこを攻めている。
弥生は何とか無事だった。
ブレイブ23「たてッ! バクレツ キョウリュウジン」
キョウリュウレッド(ダイゴ)+キョウリュウジン カンフーでさえも、暗黒種デーボスには歯が立たない。しかし、暗黒種デーボスはダイゴの気迫を恐れ、ラッキューロの失言にキレた。そのため、カオスとラッキューロはシュクシュクボールで、暗黒種デーボスを制御せざるを得なかった。それ故、カオスは人間の感情を警戒している。
ダイゴは自分よりも仲間を大切にしている。
獣電竜はスピリットベースで回復できる。
プレズオン ラボは半壊したが、弥生はプレズオンに海岸に転送されたので無事だった。
ダイゴは鉄砕から教わったことを、弥生に教えることで、彼女の強さを引き出した。
そして、弥生のブレイブがプレズオンを覚醒させ、デーボス細胞破壊プログラムを起動させた。なお、前者が後者に乗り込むシーンは『勇者ライディーン』のオマージュである。
そして、バクレツ キョウリュウジンが登場し、獣電爆裂ストーム(細胞破壊プログラムの産物)で暗黒種デーボスを倒した。
しかし、暗黒種デーボスは死に際に、自分の細胞をカオスに移した。
ブレイブ24「もえろ! 7にんのキョウリュウジャー」
カオスとドゴルドは行方不明である。また、デーボ・ヒョーガッキはキョウリュウジャーに対する復讐しか頭にない。
キョウリュウジャーは祝勝会を催したが、未成年であるソウジに配慮して、ノンアルコール飲料が提供された。
アミィは陽キャラだが、弥生は陰キャラである。しかし、前者により、後者は覚醒し、遂に2代目キョウリュウバイオレットに変身できた。但し、最終的に、ダイゴとの恋愛に関しては、前者は勝利し、後者は敗北することになる…。
ノブハルの親父ギャグはデーボ・ヒョーガッキでさえも、引いてしまうものである。
トペランダは避難用にも使える。
デーボ・ヒョーガッキの作戦(人間達を自身の涙で凍らせる)から身を守るためとはいえ、アイガロンは珍しく怒り、自爆してしまった。これが、今後の伏線になる。
デーボ・ヒョーガッキがバクレツ キョウリュウジンに倒されたことで、ゼツメイツは全滅した。
ドクターは第2プレズオン ラボを建造中である。
ブレイブ25「ナニコレ! デーボスぐんのあくむ」
デーボ・アックムーンはラッキューロの部下なので、ダイゴ達にラッキューロが登場する悪夢を見せた。彼の能力は非常に厄介である。だって、全ての生物は眠らないと死ぬわけだし。オビラップーの能力でさえも、一時しのぎでしかないわけだし。
りんが作ったスペシャル目覚ましドリンク(海藻系ドリンクで、非常に不味い)が、ソウジ(キョウリュウグリーン)にとっての勝利の鍵になったわけである。なお、前者は後者がキョウリュウグリーンの正体であることを知らない。
眠気対策とはいえ、キョウリュウジャーは名乗りと戦闘を早く切り上げざるを得なかった。
キョウリュウジン ステゴッチ ザクトルがデーボ・アックムーンを倒した。
デーボス軍は当然生き残った。そして、デーボスは最終進化することになる。
カオスはエンドルフを作った。
第2プレズオン ラボは完成した。
ブレイブ26「ビックリ! ガブティラにんげん」
エンドルフは非常に強く、プレズオー パラサガン→プレズオー ザクトルでさえも歯が立たなかった。しかし、彼はキョウリュウジャー、特にイアンから怨みの感情を回収できなかった。
エンドルフはドゴルドとは犬猿の仲である。彼はアイガロンとは仲が良い一方で、ラッキューロに嫌われている。
アイガロンには暴走時の記憶がない。
弥生はカーニバル獣電池を開発したが、ダイゴはこの電池をガブリボルバーに装填したことで、ガブティラ人間になって暴走した。それでも、辛うじて理性は残っている。
イアンはアイガロンの挑発を往なせるほどに成長し、そして、名実ともにキョウリュウジャーのサブリーダーになった。