海賊戦隊ゴーカイジャー 第1クール
第01話「宇宙海賊現る」
本話のテーマは「食べ物の恨みは恐ろしい」である。実際、マーベラス達ゴーカイジャーはシカバネンとゴーミン達によりスナック・サファリ(以下同店、『太陽戦隊サンバルカン』で初登場、矢沢助八の親族が経営していると思われる)のカレーを食べ損ねたことで、マーベラス達は怒り、シカバネンとゴーミンらを倒したわけだし。
その結果、ゴーカイジャーはザンギャックと戦うことになったわけである。
レジェンド大戦は本作などのスーパー戦隊シリーズの世界では歴史的事件になっている。
レジェンド戦隊がザンギャックを撤退させた技は、元気玉『ドラゴンボール』の類である。
ゴーカイジャーがレンジャーキーを持っている理由は現時点では不明。
互いの武器を渡しながら戦うゴーカイジャーの戦闘スタイルは極めて珍しい。
ゴーカイジャーは最初にゴレンジャーに変身したわけだが、その時の必殺技としてゴレンジャー・ハリケーンと言うボールを使った。しかも、そのボールはゴミ収集車に変形して、ゴーミンを回収したw。次に、シンケンジャーとマジレンジャーに変身した。
無能なワルズ・ギルの世話係になっているダマラスが気の毒である。
第02話「この星の価値」
レンジャーキーはアカレッドが所有していたが、マーベラスに託されたわけである。
マーベラス達は「宇宙最大のお宝」探しに1年を要することに、まだ気付いていなかった。また、ナビィが言う黒い服の男が小津魁『魔法戦隊マジレンジャー』であることにも気付いていなかった。
ナビィは『デンジマンにまかせろ!』の一節を歌っていた。
生い立ちのせいか、アイムがマーベラスのお守り兼お目付け役になっている。
ハカセはボケで、ルカがツッコミである。
ゴーカイジャーは、デカレンジャー→ハリケンジャー+ゴウライジャー→シンケンレッド、ガオレッド、マジレッド、ゴセイレッド、および、ゲキレッドに変身した。
ゴーカイガレオン以外のゴーカイマシンが大活躍した話は、本話だけである…。そういえば、ゴーカイマシンに関しては、修理はともかく、弾薬はどのようにして補給されるのやら?
ザンギャックは地球と月の間に旗艦ギガントホースを中心とした大艦隊を設置した。
本話で巨大化システムが導入された。
レジェンド大戦で、学生服の少年(結構根性がある)の祖父はザンギャックに殺された。その少年は祖父の様な犠牲者を生み出さないために、マーベラスからシンケンレッドのレンジャーキーを奪った。
しかし、そんな少年の気骨を認めたマーベラスは彼にモバイレーツを貸した、そして、少年はシンケンレッドに変身した。
少年(シンケンレッド)はゴーミンを倒したとはいえ、ボンガンには勝てなかった。しかし、マーベラス達はその様な少年の気骨を認めたことで、地球に留まることを決めたわけで。
「マトリックス」オフ会ネタに話笑ったわ。
第03話「勇気を魔法に変えて 〜マージ・マジ・ゴー・ゴーカイ〜」
前話と本話は『魔法戦隊マジレンジャー』(以下『マジレンジャー』)編である。
魁は偶然出会ったマーベラスとハカセと出会い、両者に変身せずに自分を捕まえるという課題(鬼ごっこ)を出した。
マーベラスは魁を追い詰めたが、サラマンダムに妨害された。
そして、ハカセは勇気を振り絞って、魁を追い詰めると同時に、マーベラスを助けた。そして、ハカセのこの勇気を認めた魁は彼に、「マジレンジャーの大いなる力」を託したわけである。
「マジレンジャーの大いなる力」には、マジドラゴン(ゴーカイオーと合体してマジゴーカイオーになる)と捕縛魔法「マージ・マジ・ゴー・ゴーカイ」が含まれる。
サラマンダムは全地球の火山を爆破させようとしたが、偶然とはいえゴーカイジャーに妨害されたわけである。
ワルズ・ギルは取り乱さずに、サラマンダムに全地球の火山の爆破を続行させれば、地球を制圧できたものを(呆れ)。
余談だが、『マジレンジャー』を視た感想は以下の通りである。
「やはり、“神と悪魔の戦い”は破綻する運命にあったか…。」和解エンドと言えば聞こえが良いが、結局は絶対神ン・マと冥府神ダゴンが厄介払いされたわけだし。
第04話「何のための仲間」
本話の教訓は「仲間だからこそ、敢えて距離を置くべき時がある」である。実際、ジョーは剣士としての矜持が非常に強いだけでなく、非常に繊細な性格だし。素直なアイムは悪気がないとはいえ、彼の地雷を踏みかけたわけだし。
上記の件を考慮すれば、ルカの洞察力は大したものである。だからこそ、彼女から学んだアイムは、ゾドマスとの戦いに向かうジョーに自分のゴーカイサーベルを貸したわけだし。
ゾドマスは剣の達人だが、卑怯な小心者だからなぁ。
ゴーカイジャーは大いなる力をレジェンド戦隊から託されることで、使用できる。
第05話「ジャッジメント・パイレーツ」
本話は『特捜戦隊デカレンジャー』(以下『デカレンジャー』)編である。『デカレンジャー』から、伴番、茉莉花、および、ドギー署長が登場した。ちなみに、本話は2011年3月13日に放送される予定であったが、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)のANN緊急報道特別番組放送のために、その翌週日の20日に放送された。
茉莉花は冒頭でマーベラスを逮捕した一方で、伴番はゴーカイジャーの無実を晴らした。
ドギー署長(本話の主役)は警察官としての高い職業倫理だけでなく、義理堅さを示した。そして、マーベラスを認め、「デカレンジャーの大いなる力」であるパトストライカー(ゴーカイオーと合体してデカゴーカイオーになる)を託したわけである。
宇宙警察と宇宙帝国ザンギャックは互いを、「大き過ぎて潰せない」組織と認識しているようである。
ブラムドは地底ミサイルを使って地球の大都市を同時多発的に破壊しようとしたが、マーベラスによって阻止された。なお、行動隊長の中で、故郷が判明した者は彼だけである。
アイムは地底ミサイルに関して、非核三原則のパロディーを言った。
余談だが、『デカレンジャー』を視た感想は以下の通りである。
本作は伴番達6人の若手刑事が有能な上司であるドギー署長により、1人前の刑事として成長する話なので、非常に好感が持てた。また、『太陽にほえろ!』や『踊る大捜査線』等の刑事ドラマのパロディーとしても楽しめた。また、本作は『リベリオン』(特に、ガン=カタ)の影響を受けた作品としても有名である。
第06話「一番大事なもの」
ルカは貧困惑星の出身ゆえ、お金の有難さを知っている。また、妹のフィア(故人)や幼馴染のカインら孤児と共に暮らしたため、家族や仲間の大切さも知っている。
金(きん)の成る木は黄金を半永久的に作り出せるというが、どうやって生み出すわけ?
春日井高蔵・小牧親子は貧乏暮らしであった。なお、名前の元ネタは、愛知県春日井市、高蔵寺(春日井市)、および、小牧市である。
しかし、高蔵がこの植物を偶然入手したことで生活が豊かになったが、性格が卑しくなった。それ故、小牧はそのような彼に反発して、浪費を続けたわけである。彼女にとって、高蔵が作ったウサギの縫いぐるみは貧しかったが幸せだったころの象徴である。
ナノナノダが春日井邸に放火したことで、春日井親子はこの木を失った。しかし、皮肉にもこの件が切っ掛けで、春日井親子は互いに和解したわけである。春日井親子はこの木を失っても、申し分が無い蓄えがあるので、人生をやり直せるだろう。
ルカは結果的に、春日井親子にお金の有難さと家族や仲間の大切さを再認識させたわけである。
ジャッカーハリケーン『ジャッカー電撃隊』等の昔の作品の必殺技は現在の技術だと、派手に表現されるね。
ナノナノダははっきり言ってアホである。透明化能力を過信してトラックに撥ねられるわ、ルカに見つかって自分の名前を名乗った拍子にレーザーに命中して屋敷の外に放り出されるわ、春日井邸に放火して金の成る木を溶かしてしまうわ…。
第07話「ニキニキ!拳法修行」
本話は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』(以下『ゲキレンジャー』)編である。『ゲキレンジャー』から、ジャンとマスター・シャーフーが登場した。前者は子供に愛されている。
ハカセは戦闘において、マーベラス、ジョー、および、ルカに対して、劣等感を抱いていた。一方、アイムは比較的マイペースである。
それ故、アイムは素直にジャンに弟子入りできた一方で、ハカセは一旦拒絶した。
しかし、マーベラスとルカが自分なりに鍛錬していることを、ハカセは知った。そして、彼は現在までの自分を超えるために、ジャンに弟子入りした。
極めて短時間とはいえ、アイムとハカセはジャンから獣拳の神髄を学ぶだけでなく、ゲキレンジャーの大いなる力であるゲキビーストを貰った。
マーベラスは動物園の虎の堀に入るか(呆れ)。また、彼に確保された猫はどうなったのやら?
パチャカマック13世の名前は確かに言いにくいわ。
余談だが、『ゲキレンジャー』を視た感想は以下の通りである。
スーパー戦隊で『ドラゴンボール』を再現した作品と言ったところですかね。実際、「漢堂ジャン=孫悟空」だし。
ゲキレンジャーはスクラッチ社の社員である。なお、速見瀬奈『魔進戦隊キラメイジャー』はスクラッチ社製のスポーツ用品を愛用している。
ゲキスーツにはベルトが付いていないので、締まらないなぁと思ったね。
そういえば、ジャンと"天火星" 亮『五星戦隊ダイレンジャー』が戦ったら、どちらが勝つのだろうか。なお、前者は大企業の社員で、後者は「赤龍軒」を経営している個人経営者である。
第08話「スパイ小作戦」
スニークブラザースの奮闘により、ザンギャックは大いなる力とナビィに関することを初めて知った。
スニークブラザースでは、エルダーはゴーカイオーにゴーカイバットで打たれ、行方不明。一方、ヤンガーはゴーカイフルブラストでハチの巣に…。
宇宙帝国ザンギャックにとって、ジョーは裏切り者だが、ハカセはどうでもよい存在である。
マーベラスは船内で野球をするんじゃないよ。
ナビィは単に外出し、女子高生から服を貰っただけであった。なお、その占いは天空島アニマリウム『百獣戦隊ガオレンジャー』を示していた。
第09話「獅子、走(かけ)る」
本話は『百獣戦隊ガオレンジャー』(以下『ガオレンジャー』)編で、サブタイトル名はその主人公である獅子走に由来する。なお、彼は「桜庭動物病院」から退職金を貰った後、「獅子どうぶつ病院」を経営している。最上蒼太『轟轟戦隊ボウケンジャー』も彼の顧客の1人だったりして。
余談だが、走は『4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル!!』で、似て異なる職業の男(風切大和『動物戦隊ジュウオウジャー』、動物学者)と出会うことになる。実際、前者は後者の良き兄貴分になっているわけだし。
天空島アニマリウムでの、ゴーカイジャー対バウザー隊の戦闘に、ガオライオンがキレることは当然である。
応急措置とはいえ、獣医(走)が人間(アイム)のけがを治療していいんかいw。なお、人間相手の医師は、大治小夜『魔進戦隊キラメイジャー』が最初である(正確には仲代壬琴『爆竜戦隊アバレンジャー』がいたが、既に故人)。
走はゴーカイジャーを「あいつら、口が悪いんだよ」と評したが、前者と後者(特に、マーベラス、ジョー、および、ルカ)とでは生い立ちが異なるからなぁ。結果として、前者が良識的な大人になっている。
ガオライオンは走を通じて、ゴーカイジャーを認め、加勢した。その大いなる力がガオゴーカイオーへの合体能力である。
地上でのゴーカイジャー対バウザー隊の戦闘に巻き込まれた一般人が気の毒である。
余談だが、『ガオレンジャー』を視た感想は以下の通りである。
パワーアニマルはガオレンジャーに対して主導権を握っており、ガオレンジャーはそのシャーマンとしてその力を貰っているだけに過ぎない。
同時期に放送された『仮面ライダーアギト』の話が非常に難解な一方、『ガオレンジャー』のそれは非常に分かり易かった。
オルグは地球を滅ぼすことよりも、ガオレンジャー虐めを楽しんでいるように思えた。
第10話「トランプ勝負」
本話はトランプ勝負ネタである。
ゴーカイジャーの中では、マーベラスが最も弱く、ジョーは普通に強い。そして、ルカが最も強い。
ルカは単にトランプ勝負に強いだけではなく、いかさまが得意である。しかも、ヨクバリードに勝つためなら、平気でジョーを囮にする。
ザンギャックの緑の戦艦は特殊破壊部隊仕様で、ヨクバリードがその隊長を務めていた。なお、この戦艦には、ギガロニウム砲が搭載されているので、その砲を無効化するために、ジョーとルカはギガロニウム入り容器を一旦盗まざるを得なくなった。なお、この容器をゴーカイジャーはザンギャックに「投げ返した」(結果的には大破した)。
ゴーミンに下っ端の悲哀を感じた…。
第11話「真剣大騒動(しんけんおおそうどう)」
本話と次話は『侍戦隊シンケンジャー』(以下『シンケンジャー』)編で、志葉薫(番外戦士と見做されている)と丹波歳三が登場した。なお、丈瑠達5人が登場しなかった理由は、その演者が当時多忙であったことに由来するw。
ジョーは一見冷たく見えるが、実は根は優しく生真面目な努力家であり、かつ、気配りができる人物である。
ジョーにとって、シド・バミックは良き先輩であった。なお、彼はザイエン(第30話に登場)により、バリゾーグに改造された…。この時点で、もはや元の姿に戻れない…。
デラツエイガーの立場は、ダマラスのそれよりも上である。
ワルズ・ギルはダマラス達にとっては、「無能な上司」である。
シンケンジャーに間違われた剣道部員が気の毒である。
余談だが、『シンケンジャー』を視た感想は以下の通りである。
伏線がしっかり回収されていたことが印象に残っている。
丈瑠を養子にした薫の柔軟さには恐れ入ったね。旧家は色々と面倒だからね…。その意味では、伊賀崎家『手裏剣戦隊ニンニンジャー』は分かり易い。
エンジンオーG12はゴテゴテしていたが、サムライハオーはもっとゴテゴテしていた。
外道衆は人間にも悪魔にもなれない中途半端な存在では?だからこそ、彼らはインフェルシア『魔法戦隊マジレンジャー』には手すら出せずに、人間界を支配することだけを考えていた(言い換えれば、弱い者苛めしかできない能無し)。だからこそ、彼らは『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』で、ブレドランという名の一介の堕天使(狂信的独善者)に滅ぼされたわけである。一方、筋殻アクマロはインフェルシアで一介のゾビルに生まれ変わって、幸せな生活を送っているであろうw。
レジェンド大戦で、丹波歳三は結城凱『鳥人戦隊ジェットマン』と一悶着起こしたと思われる。一方は上から目線で人と接しがちな旧弊な御仁、もう一方は束縛を嫌う遊び人。「水と油」どころか「別世界の住人」だね。この時、志葉薫と天堂竜は胃痛に襲われたことは容易に想像できる。
第12話「極付派手侍(きわめつき はでな さむらい))」
本話はマーベラスとジョーの熱い友情物語である。さすが、荒川稔久(以下敬称略)と坂本浩一はいい仕事をする!
ジョーはかつて、ザンギャック兵士としての初の任務で、子供を殺す命令に反発して、上官と対立したために投獄された。そして、シドに「自分たちはザンギャックに騙されていた」ことを知らされて、彼と共に脱走した。
ジョーは脱走に成功して、逃亡生活を送っているときに、マーベラスに救われ、その仲間になった。一方、シドは脱走に失敗し、バリゾーグに改造された…。なお、バリゾーグはインサーンに見下されている。
ジョーはバリゾーグからシドの記憶を引き出そうとしたが、失敗した。なお、第30話で、バリゾーグ(シド)は人間としては死んでいることをジョーは知ることになる…。
薫がジョーに双ディスクを託すことで、シンケンジャーはゴーカイジャーに自分達の大いなる力を託した。その力は、ガオゴーカイオーをシンケンゴーカイオーに変える、言い換えれば、ガオライオンにモヂカラを追加できる。
本話を視たところ、薫はゴーカイジャー、特にマーベラスとジョーを羨んでいるように思える。前者には家臣がいても、対等な仲間がいないわけだし…。一方、後者は互いに信頼し合っているわけだし。
そういえば、レジェンド大戦で、薫は自分より年上の人と組んだわけだし。
マーベラスの回復力は、ビスケット・オリバ『刃牙シリーズ』のそれに匹敵する。
デラツエイガーはシンケンゴーカイオーに倒された。
ガオライオンがモヂカラを取り込むことができる理由は、以下の通りと思われる。
1.パワーアニマルにとって、モヂカラは単に相性がいい。
2.レジェンド大戦でガオレンジャーやパワーアニマルは負傷したが、シンケンジャーのモヂカラによって治療された。
第13話「道を教えて」
梨田永吉は悪徳金融業者に借金を返済するために、アイムを誘拐した。しかし、アイムに反撃されただけでなく、偶然拾ったプアゾールを持っていたことで、ザッガイ隊にも追われた。はっきり言って、梨田は悲惨な目に遭った。しかし、彼はアイムに出会ったことで、生きる希望を見出したわけである。
アイムの誘拐犯と誤解されたザッガイが気の毒である。
プアゾールは毒ガスを発生できるが、塩化ナトリウム水溶液と反応して無害な物質に変化する。実際、この鉱石はハカセによって、海中に捨てられた。と言うことは、プアゾール・ガスは有機リン化合物と思われる。