超獣戦隊ライブマン 第4クール

第37話「16才ケンプ恐獣変身!」
本話は、「めぐみは間が悪かった」としか言いようがない。
冒頭でのボルト5幹部の成績点数は以下の通りである。
ケンプ:350(最下位)、マゼンダ:400、アシュラ:450、ギルドス:500、ブッチー:400。
ケンプは慢心していたことをビアスは指摘した。そして、ケンプは恐獣変身計画をビアスに提示し、実行した。なお、サメヅノーはその実験器具兼護衛である。
ケンプはホタテ貝型強化装置(恐らくサメヅノーに作らせた)に入って、恐獣ケンプになろうとした。しかし、その途中で、めぐみが恐獣化を妨害したことで、ケンプ(剣史)は16歳以降の記憶を失った。
めぐみは上記の状態に陥った剣史を更生しようとしたが、偶然前者の腕時計が「午後3:50」を示していたので、剣史は記憶を取り戻しただけでなく、恐獣ケンプに変身した。
恐獣ケンプは「ケンプの覚悟」の象徴とはいえ、どう見てもヴィジュアル系ロックバンドの原型である。
剣史を更生しようと考えている勇介、丈、および、めぐみと、剣史を憎んでいる鉄也と純一の差が印象に残った。
剣史(とルイ)は現在(2020年)なら社会性が非常に高いアスペルガー症候群(発達障害の1つ)患者と見做されているであろう。もしかしたら、彼(と彼女)は友達がいなかったのかもしれない。実際社会で活躍できる人は、剣史の様な人ではなく、勇介の様なコミュニケーション能力が高い人だからね。

第38話「動く破壊兵器マゼンダ」
マゼンダはケンプに対抗心を抱いたためか、全身の90%(頭部以外)を機械化し、マシン・マゼンダと言う重武装サイボーグになった。
マゼンダは猟犬兼弾倉運搬役のウルフヅノーを連れて勇介を追い詰めたが、それは彼女の弾切れを狙った勇介の罠であった。
本話で、勇介は「敵を欺くにはまず味方から」を地で行く策士になったわけである。
勇介が開発し、彼以外の4人が装着した防弾チョッキは、1986年での卓二と麻理の死から生み出されたと思うと…。
丈はマゼンダ(とケンプ)に呆れかえっているらしい。

第39話「守れ!宇宙の一粒の命」
ドーハ星(以下同星)の破片の1つが隕石として地球に落ちた。なお、これらの破片には、同星の「平和のシンボル」(バジルに似た植物)の種が埋め込まれた。
エムは同星の生き残りの1人で、「平和のシンボル」の行く末を見届けることが彼の使命であった。
上記の隕石からインセキヅノーが作られた。この怪物は重武装型パワー・ファイターである。なお、この怪物に対して、フリージング弾は「焼け石に水」どころか「煮えたぎったマグマに氷」であった。
エムは自分の命と引き換えに、「平和のシンボル」の種を救った。そして、この種は地球に根付いた。
本話は当時だからこそ美談に終わった。しかし、現在なら、「特定外来生物による生態系等に係る被害を許すつもりか、貴様ら!」とライブマンは叩かれるであろう。実際、フィクションの世界でも、『仮面ライダー鎧武』や『宇宙戦艦ヤマト2199』で、特定外来植物の脅威が描写されているわけだし。

第40話「恋!?めぐみと宝石泥棒」
史郎は結城凱『鳥人戦隊ジェットマン』や涼村暁『超光戦士シャンゼリオン』の原型である。そういえば本話の脚本を、井上敏樹が書いたわけで。
スペースヅノーの元ネタは、魔神『アラジンと魔法のランプ』である。
マゼンダはスペースヅノーを作り、宝石に封印した。しかし、それを乗せたボフラー戦闘機が墜落したことで、その宝石は史郎の手に渡った。その結果、スペースヅノーは史郎の僕になった。
「コラ、シンイチ。何度、言ったら分かるんだ。人の物を取っちゃいけないって言ってあるだろ。そんな事はな、人間の屑のする事だ。」と史郎は言ったが、史郎はシンイチに自分と同じ道を歩ませたくないのだろうな…。それとも、前者は後者に対して同族嫌悪を抱いているのか?
1988年当時、児童養護施設は孤児院と呼ばれていた。こうした施設では、80年代では孤児が多かったが、2000年以降は親はいるが養育不可能になったため預けられている児童、特に虐待サバイバーが増えているわけだし。『魔進戦隊キラメイジャー』などの現在のスーパー戦隊では、この種の話は放送されないだろうし。
「なんてこった。こんなところで一生終えるのかよー?勇介と一緒だなんて…もう…」という丈の発言が、まさに井上節である。
史郎が機転を利かせたことで、勇介と丈はスペースヅノーの体内の異次元空間から脱出できた。
スーパーライブロボだからこそ、スペースヅノーと言う強敵に勝てたわけで。
史郎は改心したようだが、しばらくは刑務所暮らしだね。

第41話「透明人間、豪の告白!!」
豪(オブラー)はボルトに加入してからしばらく後、ビアスの最大の秘密であるヅノールームを目撃してしまった。ちなみに、ギガ・ブレイン・ウェーブはこの部屋と関連する。
ビアスは当初はこの件を黙認した。しかし、ボルトを追放された豪が上記の件を公言することをビアスは恐れたので、ケンプ達に豪の口を封じさせようとした。
丈はクレープハウス・ユニで豪を目撃したが、クレープハウス・ユニはもう存在しない…。
豪は現在までの記憶を失っていたが、トウメイヅノーの透明化ビームを浴びて透明化した時、記憶が戻った。なお、このビームは恐獣ケンプの胸の口からのビームにより無効化される。
本話で、豪は丈と友情を再び築くことができただけでなく、鉄也や純一と和解できた。
ケンプが豪を暗殺しようとするときに、割れた酒瓶を使うことが非常に残酷である。
ギルドスとブッチーは間抜けである。
丈は豪に対して木陰で動かないよう言ったが、豪はその言いつけを破って行方をくらませた。

第42話「ビアス宇宙からの挑戦」
ビアスは高齢ゆえ、若さを維持するためにギガ・ブレイン・ウェーブを必要とする。
しかし、ギガ・ブレイン・ウェーブを完全に稼働させるためには優秀な科学者(例.Smith博士)12人分の脳を必要とする。なお、既に脳が11個あるので、1人分の脳を必要とする。
しかも、ビアスには余り時間が残されていないので、一刻も早く5人(正確には2人)の弟子の内のいずれかの脳を必要としている。
ビアスはボンバーヅノーを使って、鉄也の右耳の穴にギガ・ブレイン・ウェーブ受信端末を埋め込んだ。そして、鉄也とボンバーヅノーに対してグラントータスに爆弾を仕掛け、爆破させるよう仕向けた。
ビアスは鉄也を完全に見下している。
鉄也はビアスに操られていたが、自分の精神力と他の4人の友情の説得により正気に戻った。この時、ビアスは一気に老化した(むしろ元の姿に戻ったというべきか)。

第43話「怪!?ギルドス最期の姿」
ビアスは地球人であることが分かった。なお、彼の過去の経歴は不明である。
ビアスはギガ・ブレイン・ウェーブを完全に稼働させるために、1人分の千点頭脳を必要としている。
冒頭でのボルト5幹部の成績点数は以下の通りである。
ケンプ:850、マゼンダ:820、アシュラ:800、ギルドス:800、ブッチー:650(最下位)。
ギルドスは自分の優秀さを示すために、ギルードヅノーを作った。しかし、その結果、自分がケンプなどの人間の幹部に対する当て馬として作られたことが、明らかになった。
ギルドスは自分の真相に戸惑っているうちに死んでしまった。この時、ビアスは笑いを堪え、勇介達は純一の不屈の闘志を評価し、ブッチーは困惑し、そして、ケンプ達人間の幹部はドン引いてしまった。なお、ギルードヅノーはスーパーライブロボに倒され、ギルドスの残骸は勇介達に回収された。
ギルドスとギルードヅノーは最初の標的として純一を狙った。はっきり言って、巻き込まれた由紀と翔(大怪我のリハビリ中)と言う姉弟が気の毒である。
純一はかつて大怪我をリハビリで克服したことがある。
翔は自力で歩けるかどうかを不安に思っていた。しかし、ギルドスとギルードヅノーに人質として拉致されたとき、諦めずにギルードヅノーに立ち向かう純一の姿を見て、彼は歩けるようになった。
勇介達4人はこの機会を見届けてから、純一に加勢した。その意味では、彼らは気が利く性格である。
ブッチーに対して、「(ブッチーの)どこが宇宙の天才なんダスかー!」とブッチーの口癖を真似て揶揄うアシュラが妙におかしいw。

第44話「ブッチー涙の大暴走!!」
1988年は、光GENJIが人気を博していたからね。
ブッチーもギルドスと同様、ケンプなどの人間の幹部に対する当て馬用ロボットとして作られたことが、明らかになった。当然、この2体のロボットの記憶はビアスにより捏造されたものであった。
ブッチーはギルドスと異なり、自分の真相を知ったことで自暴自棄になった。一方、ケンプはドヤ顔になった。
自暴自棄になったブッチーはビアスの命令を受けて、ボーソーヅノーと共に無差別暴走破壊作戦に従事した。しかし、彼はめぐみに説得されたことで改心した(「スパーク!海へ」がこのキー・ソング)とはいえ、結局はビアスにより粛清された…。その意味では、ブッチーの死は余りにも悲し過ぎる…。
結果として、ブッチーは山羊座のシュラ『聖闘士星矢』と同様、80年代に流行した「死ぬ間際に改心した」キャラクターの1人になった。
ギルドスとブッチーは現在なら香菜澤セイネ『仮面ライダーゼロワン』と同様、AIスピーカーとして復活したのかもしれない。
上記の件のせいで、ビアスがブラック企業の社長に見えてしまった。
アシュラはブッチーに対して同族意識だけでなく同族嫌悪も抱いていたのかもしれない。もっとも、ブッチーの死により、彼の立場はボルトの幹部の中では、最も弱くなったわけだが。だからこそ、「真の天才としての名誉と威光」に固執しているのかもしれない。

第45話「アシュラ逆転一発勝負」
冒頭でのボルト3幹部の成績点数は以下の通りである。
ケンプ:850→900、マゼンダ:820→900、アシュラ:800→600。
この時点で、人間の当て馬要員としての、アシュラの役割は終わったわけである。ビアスはオブラーを当て馬兼予備要員と見做す一方で、アシュラを当て馬要員と見做していたわけである。
しかし、アシュラは一発逆転で千点頭脳を目指すために、ハッカーヅノーを使って、各地のコンピューターを乗っ取り、かつ、その能力を取り込んだ。そして、ライブマンを追い込んだ。
しかし、アシュラは肉体で戦う事を疎かにしたために、レッドファルコン(勇介)に敗れた。
そして、アシュラは再度各地のコンピューターを乗っ取った時に、不運にもヅノールームにアクセスしたことで、ビアスの秘密を知ってしまった。そのせいで、アシュラは粛清された。
アシュラは死んだとビアスは思っていたが、アシュラは毒島嵐に戻ったとはいえ、生きていた。
「コンピューターは、勇気まで計算する事ができなかったんだ!」、「悲しいな。アシュラ。お前はもう、昔のアシュラではない!」、「お前は千点頭脳を目指すあまり、頭で戦う事だけに集中し、肉体で戦う事を疎かにしてしまったのだ!」、および、「そんなお前でも倒さねばならぬのが、戦う者の定めか…!行くぞ!」と言った勇介は嵐と異なり、何だかんだ言っても体育会系のエリートなんだよなぁ。
新幹線運行管理システムなどで使用されているコンピューターが時代を感じさせる。

第46話「オトコ嵐!最後の戦い」
冒頭でのボルト2幹部の成績点数は以下の通りである。
ケンプ:920→960、マゼンダ:920→960。
ボルトによる地上侵攻が始まった。これにより、多数の民間人が犠牲になった。
ケンプは自己進化型頭脳獣バトルヅノーを作った。
豪が丈と嵐をバトルヅノーから救った。
嵐(アシュラ)は当初豪(オブラー)を見下していたが、本話でようやく「奇妙な友情」を結ぶことができた。「俺たち妙な人生だったな・・・」と言う嵐の発言が全てを物語っている。
バトルヅノーは解析が間に合わない一撃必殺のダメージには弱いらしく、嵐による自爆攻撃(火薬庫から盗んだダイナマイトを腹に括り付けての特攻!)を受けて倒された。
巨大バトルヅノーはライブボクサーにより倒された。
嵐が登場するシーンで『石狩挽歌』の器楽曲が流れていたが、この歌には石狩の海の鰊漁を舞台に、大きな夢を見て、それを掴めないままに終わってしまう男やその様な男と人生を共にする女の気持ちが込められている。本話では、この歌は「千点頭脳を目指そうとしても、結局はケンプやマゼンダの当て馬要員でしかなく、結局はビアスに見捨てられた」嵐を示している。

第47話「千点頭脳!マゼンダ!!」
冒頭でガッシュが取り出したナイフがケンプとマゼンダの運命を示唆していた。
マゼンダは自分の夢を実体化できるシステムを作り、デンソーヅノー、テストヅノー、ガルヅノー、および、インセキヅノーの幽霊からアクムヅノーを作った。
アクムヅノーは当然実体を持たないので、スーパーライブロボでも勝てなかった。
ビアスに勧誘された若手科学者がビアスに脳を奪われたことを豪は突き止めた。
豪はマゼンダの説得を試みたが、当初は失敗した。
一方、マゼンダはケンプと異なりビアスに疑念を抱いていたせいか、いつでも全身を機械化できる準備をしていた。
そして、ビアスが千点頭脳になった自分の脳を欲していることが分かった時、マゼンダは全身を機械化した(ロボ・マゼンダ)。当然、彼女はビアスの怒りを買ったので、粛清された。
マゼンダがロボ・マゼンダになった(完全に人間を捨てた)時点で、しかも死に際に、人間性を取り戻したことは余りにも皮肉すぎる…。なお、彼女は他者承認欲求に飢えていたようである。
だからこそ、「神様はマゼンダをお許しにはならなかったのですね…」と言う豪の発言は余りにも悲しすぎる。
豪は獣人化ウイルスのせいで、死ねない体になっている(ガッシュガンの至近距離からの直撃を受けてもほぼ無傷で済んでいる、または、すぐに傷が治癒する)。しかし、このウイルスでも老化の前では無力の様な気がするが?
最後のシーンでのケンプの哄笑の意味は?

第48話「誕生!!少年王ビアス!」
ケンプはボルトから逃亡したが、それはライブマンを倒すための罠であった。実際、彼はライブマンを倒すことで、千点頭脳を得た。そして、彼はビアスに脳を捧げた。その結果、ギガ・ブレイン・ウェーブは完全稼働した。なお、ケンプの体(ケンプの意識が残っていた)は頭脳核を埋め込まれて、恐獣ヅノーになった。
ビアスは完全稼働したギガ・ブレイン・ウェーブを使って、丈達4人を含む全人類を洗脳し、とりあえず跪かせた。この時、ビアスはケンプの脳に対して、「ドクター・ケンプよ、手伝っておくれ。私の世界征服作戦を。」と伝え、「この世を治めるのは真の天才!大教授ビアス…。」と宣言した。はっきり言って、ビアスが「身勝手な邪悪な人」にしか見えなかった。
ケンプが最後までビアスに忠誠を誓った理由の1つは、ケンプは卓二と麻理を直接手に掛けた(ルイと豪は立ち会っただけ)がゆえに「もう後戻りはできない」と自覚したためと思われる。はっきり言って、学生運動やカルトに嵌った人の心理そのまんまである。
勇介はガッシュが操縦するボルトUFOに侵入し、ヅノーベースに辿り着いた。そして、その中で、ビアスに会った。ライブマンの中で、壮年期のビアスに会った人は彼だけである(他の人は少年王や老衰時のビアスに会った)。
勇介(レッドファルコン)はギガ・ブレイン・ウェーブを破壊することで、全人類の洗脳を止めた。この時ビアスは老化したが、ケンプの脳を使って一気に若返った(少年王ビアス)。
恐獣ヅノーはスーパーライブロボに倒された。

第49話「大教授ビアスの崩壊!!」
本話は1989年02月18日に放送された。
本話はライブマンの勝利よりも、大教授ビアスの終焉、特にその野望の崩壊が強調されている。
ビアスはケンプを含む12人の若手科学者(実際脳の提供を拒絶した人も多かった)を犠牲にしてまでも、子供に若返り、かつ、更なる勉強を重ねることで、より進化した大教授になりたかったわけである。もっとも、実際は、実際は物理的な肉体と脳の若返りで幼児退行を望んでいたのかもしれないが。
壮年の声で話す少年王ビアスはシュールである。
ボルトによる総攻撃が本格的に始まった。
勇介は処刑される前に、スーパーライブロボに救出された。なお、ヅノーベースに突入時のスーパーライブロボは玩具が使用されている。
スーパーライブロボの突入により、ヅノーベースは落下しただけでなく、大破した。実際、ビアスとガッシュはそのエンジンを再起動した。しかし、そのエンジンも大破したことで、ヅノーベースは再起動するどころか、大破した。
めぐみは落ち延びたビアスを説得した。ビアスは改心しなかったが、ケンプの脳は「子供の頃に戻ってやり直したい」との思いに目覚めて、ビアスに反逆した。そして、11人の脳もそれに共感(共鳴)して、ビアスに反逆した。
その結果、ビアスは老衰し(むしろ、これが本来の姿)、レッドファルコンに敗北し深手を負ったガッシュに気遣われて、爆発するヅノーベースと運命を共にした(当然ガッシュも死んだ)。
デンシヅノーは少年王ビアスの護衛として作られたが、結局はスーパーライブロボに倒された。
ガッシュの残骸は勇介達に現在までの顛末を見せた。
ビアスの最大の不運と不幸は地球の美しさと皆と一緒に生きる素晴らしさに気付かなかったことである。なお、ビアスの正体は誰も気づかなかった…。
本作のメインライターである曽田博久(以下敬称略、大学時代は新左翼の活動家だった)にとって、本作は「過去の自分に決着をつける」ための作られた作品かもしれない。その一方で、本作は結果的に、オウム真理教による事件(1988~1995)を予見したことになる。
だからこそ、彼にとってのスーパー戦隊最終作である『激走戦隊カーレンジャー』の脚本を楽しく書けたと、彼が言ったことは十分理解できる。実際、異星人(ダップ)と知り合ったことで偶然超パワー(クルマジックパワー)を得た中小企業の会社員(陣内恭介達5人)対何も考えていない馬鹿(宇宙暴走族ボーゾック)との戦いだし。

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