声優探偵　第01話「小野友樹殺人事件」

本話は小野友樹（以下敬称略）の紹介回である。そういえば、小野賢章は彼を誉めているのか貶しているのかわからないw。
友樹は『声優秀吉』の演技の練習に行き詰ったときに、気分転換としてヨーヨーで遊んでいた。ヨーヨーの大技である「覇王」を示したときに、ヨーヨーが頭に当たって、死んだわけである（要は事故死）。
2011年に生じた「黒い声事件」により、キョウジロウ（オサムの父）はボイシー・ファーマ社（以下同社）を辞職後自殺した。オサムもまた声優を引退した。というか、同社の法令順守はどうしたー！
その後、オサムは声優養成所の講師になったとはいえ、生徒の1人であるかおるを巧く指導できなかったので、辞職せざるを得なくなった。その後、彼は探偵になり、現在でも「黒い声事件」の真相を解き明かそうとしている。
かおるは父親である警視総監のコネを利用しているバカ娘である。それとも、父親が只の親馬鹿か？彼女は国家公務員総合職採用なら、「勉強だけはできる馬鹿」ということになる（苦笑）。
ガヤ子ガヤ雄はガヤ役声優から漫画家に転向した夫婦である。後に両者は喧嘩別れして、妻はガヤ子・W・ガヤ雄（以下W）を、夫はガヤ子・H・ガヤ雄（以下H）を名乗った。
Wの著作はますます売れる（アニメ化された作品も多い）一方で、Hのそれらはなかなか売れなかった。そして、Hは起死回生作として『声優秀吉』を世に送り出した。
WはHの著作、特に『声優秀吉』のアニメ版に声優が出演しないよう、声優事務所に圧力を掛け続けてきた。それ故、『声優秀吉』は「呪いのアニメ」と言われてきた。呪いの正体は、えげつない圧力である。