ウルトラマンZ 第21話「D4」

地球防衛軍日本支部(以下同支部)はバラバの角から、異次元エネルギーを回収し、異次元壊滅兵器D4を最初に開発した。その破壊力は凄まじく、中ノ鳥島(東太平洋にある)実験場での爆心地から半径1 kmを空間ごと消滅させた。
同支部は後にD4の光線カートリッジであるD4レイを開発し、キングジョーへの搭載を決定した。
当然、D4の危険性(「risk」どころか「peril」)ゆえ、遥輝や小次郎達STORAGE職員は反発した。一方、栗山長官もウルトラマンがいなくても地球を守れるようにするために、D4レイを使わざるを得なくなったことに心を痛めたことも事実である(実際、胃痛を経験したわけだし)。
栗山長官はセレブロに寄生・支配されたことで、D4レイを積極的に使うよう命令したことは恐怖である。しかも、最後のシーンで、STORAGE解散を命じたわけだし。
その一方で、ユウキ・マイ(漢字では、結城麻衣?、元ネタは有機米)同支部作戦部長は余りにも危ない人でしょう。D4の威力に魅せられるだけでなく、ゼットの力にも魅せられたわけだし。
ゼットは立場上、同支部の行動に介入できないわけだし。
結局、マザーケルビムとケルビムはD4とD4レイの危険性を示したわけである。また、マザーケルビムはゼット・デルタライズクローに倒されるためだけに存在したようなもの。
ゼット・デルタライズクローがD4レイによる次元崩壊を最小限にとどめたから、良かったものの…。
D4とD4レイは「under control」(制御されている)と栗山長官(セレブロにまだ寄生されていなかった)ら同支部上層部は言ったが、実際は正太(ジャグラー)の指摘通り、「under control」(制御未満)の兵器であった。なお、正太は栗山長官がセレブロに支配されていることを知っている。

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