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リバーフィールドの「OQrimo」:日本医学会総会2023東京 博覧会 スマートな働き方企画展示 03

2023年04月22日、私は東京国際フォーラムを訪れ、一般客として、日本医学会総会 2023 東京 博覧会(以下2023博覧会)に参加した([1])。

 

「日本医学会総会2023東京 博覧会 日本医学会総会2023東京 博覧会 スマートな働き方企画展示」で、リバーフィールド株式会社(以下同社)は眼科用内視鏡ホルダーロボット「OQrimo(オクリモ)」を展示した。

このロボットは、眼科医からの要望から生まれた新しいコンセプトの眼科手術支援ロボットである。

このロボットが術者の第3の手となり、内視鏡の持つ広い観察領域を活かしながら両手を自由に使える新しい手術を可能にする。

眼内を隈なく観察する探検者のようなこのロボットの特徴から、ラテン語で目を意味するoculous(オクラス)と、探検者を意味するrimor(リモール)の2つを合わせてOQrimo®(オクリモ)とした。

また、OQは両目を、特にQの部分は内視鏡で眼内を観察している様子をイメージしたロゴとした(図03.01,[2])。

図03.01.眼科用内視鏡ホルダーロボット「OQrimo(オクリモ)」(展示用機器)。

その特徴は以下の通りである(2)。

01.マッピング:眼と内視鏡の位置関係を3Dモデルで表示する。内視鏡単体では難しかった眼内の空間把握をサポートする。

02.両手での手技が可能:内視鏡をロボットアームが保持する。広範囲の観察ができる内視鏡の利点はそのままに、両手での手技を可能にする。

03.直感的な視点操作:フットコントローラーにより視点操作を行う。見たい方向、回転したい方向にスティックを倒すだけのシンプルなインターフェースにより、直感的な操作が可能である。

 

手術支援ロボットに関しては、「「次世代スマート ホスピタル202X 治療」ロボット手術編:日本医学会総会2023東京 博覧会 次世代スマート ホスピタル202X 02-04」で言及済みだが、同社の眼科手術支援ロボットの登場には驚いた。

先述の手術支援ロボットが切り開く未来を見届けたい。



参考文献

[1] 第31回日本医学会総会2023東京 展示事務局.“第31回日本医学会総会 博覧会 ホームページ”.https://tsunagu-iryo.jp/minna-expo/,(参照2024年06月04日).

[2] リバーフィールド株式会社.“OQrimo”.リバーフィールド ホームページ.PRODUCTS 製品紹介.https://www.riverfieldinc.com/products/p03/,(参照2024年06月05日).

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