ウルトラマンデッカー 第25話「彼方の光」

本作は『ウルトラマンダイナ』(以下『ダイナ』)と同様、『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年版)に対する否定的命題である。実際、スフィア、特にマザー スフィア ザウルスの行動文法は人類補完計画そのまんまだからな。言い換えれば、「みんなちがって、みんないい」という金子みすゞ(以下敬称略)の詩を肯定するものである。
一方で、本作は『ダイナ』と異なり、彼方(デッカー)とケンゴ(トリガー)はTPUの一員として、マザー スフィア ザウルスを倒した。なお、その直前に両者は自分がウルトラマンであることを周囲に明かした。
彼方は周囲に気を使う一方で、タイジは責任感が強く周囲をよく見ている。
テラフェイザーはマザー スフィア ザウルスを倒したことで、汚名返上できた。
ウルトラDフラッシャーは一旦消滅したが、『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ… 』で復活することになる?
スフィアの消滅により、彼方は両親と再会できることだけでなく、アガムス夫妻の生存も示唆される。

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