映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活
図.仁和寺 水掛不動尊(京都府京都市右京区)。
2012年04月06日撮影。本作の不動明王に因む。
本作はTVアニメ版の30年後の世界を舞台にしている。
鬼王・羅仙が予定より300年早く来たのは、酒呑童子と洞潔の仕業である。なお彼等が言う「姫」の正体は?
景太が妖怪を見ることができなくなったのは、子供時代の終わりの暗喩である。なお、彼は文花と結婚したようである。もし、彼がイナホと結婚したら、どのような子供を設けるのか?
本話のテーマは「他者との絆の大切さ」、「善行、特に人助けの大切さ」、「数多くの難病患者を救おうとする仕事が、却って研究者の家族を孤独に追いやるという皮肉」及び、「家族間の葛藤と和解」である。
ナツメが翔直人+井上ゆか(『電光超人グリッドマン』)に、トウマが藤堂武史、アキノリが馬場一平に見えてしまった。実際、この3人は最後のシーンでチームを組んだわけだし。
本作の妖怪は『女神転生』シリーズの悪魔に似ている。
オグ、トグ、及び、モグはトウマの一部になることで、その命を救ったことが将に本作らしい結末である。
30年前と比べて、ウィスパーは真面になり、ジバニャンは柄が悪くなったようである(しかし意外と物分かりが良い)。
ミツマタノヅチは只のヘタレ。
蛇王カイラ(妖怪と人間のハーフ)がルルーシュ・ランペルージ(『コードギアス 反逆のルルーシュ』、母マリアンヌは庶民出身)やズ・ザンバジル(『超電磁マシーン ボルテスV』、母親は侍女)に見えてしまった。もっとも、カイラはルルーシュやザンバジルと異なり、真面な道を歩むことができた。
エンマ大王と蛇王カイラがそれぞれ、エルエルフ『革命機ヴァルヴレイヴ』とルルーシュに見えた人は手を挙げてw。
本作は『ゲゲゲの鬼太郎』に敬意を表している。本作では、鬼太郎等は敢えて「主人公の脇を支える大人」に徹することで、ナツメ達の成長を促した。
ねずみ男の声は言われるほど違和感がない。その一方で、目玉おやじの声に違和感を覚えてしまう…。
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