
しまなみ海道の空を遊覧飛行した思い出
2021年1月30日のラストフライトののち、事業休止中の「せとうちSEAPLANE」の思い出です。
大小の島々が連なる、美しい景色の瀬戸内海。
しまなみ海道を自転車で走っていても、たくさんの島々が目に映えます。
空から見ると、よりきれいに眺められるんだろうなと思い、遊覧飛行で飛んできました!
しまなみ海道へ遊覧飛行
せとうちSEAPLANE
瀬戸内海の遊覧飛行を楽しめるのは、「せとうちSEAPLANE」。
大手の造船企業、常石造船を有する常石グループのライフ&リゾート事業です。
ONOMICHI U2や尾道駅舎事業もじつは常石グループの事業。
遊覧飛行の発着地も、造船所の真横にあります。

遊覧飛行プラン紹介

せとうちシープレーンで乗ることができる遊覧飛行は5コース。
せとうちディスカバリーフライト(しまなみコース)
せとうちディスカバリーフライト(鞆の浦・尾道コース)
広島エアポートフライト(しまなみ&離着水体験コース)
しまねジオフライト
広島空港・オノミチフローティングポート便
今回は、尾道水道やしまなみ海道の遊覧を中心としたフライトコース、「せとうちディスカバリーフライト(しまなみコース)」に乗ってきました。
せとうちディスカバリーフライト(しまなみコース)
尾道市にある「オノミチフローティングポート」を出発し、尾道水道、因島大橋、生口島 (サンセットビーチ)、多々羅大橋を経由して帰還する、約30分のコースです。

大人一人の運賃は平日20,000円、土日祝日25,000円。
オノミチフローティングポートにチェックイン
「ベラビスタマリーナ」にある「オノミチフローティングポート」が発着地です。
青い空と海に映える、白が基調のデザイン。

入口をの扉を開けた瞬間に、世界が変わりました。
すごく静かな、上質な空間で受付を済ませます。


マリーナを望む、広く明るい待合室。
ドリンクをいただきながら、フライト時間を待ちます。


桟橋に駐機(停泊)しているKODIAK100と、フライトに出る「ラーラロッサ」。

フライト時間が近づいたら、電動カートで飛行機まで移動。
安全のビデオ視聴と金属探知機の検査ののち、飛行機に乗り込みます!

水陸両用飛行機で海の上から出発!

飛行機はパイロット席を含んで10座席がある水陸両用機。
パイロットさんの案内を聞くためのヘッドホンを装着し、フライトを待ちます。

桟橋からボートのようにゆっくりと出発(出航?)

じょじょにスピードを上げて、離水!(陸ではないので、離水・着水です)
飛んだーーー!!!

しまなみ海道を尾道~大三島まで遊覧飛行
向島手前で高度600mまで上昇します。

向島上空から、尾道水道!
幅が狭いことがよく分かりますね。
尾道大橋と新尾道大橋も見えます。

因島上空から、佐木島と小佐木島と三原。

生口島の上空から、多々羅大橋!
左が生口島、右が大三島。島と橋が続きます。

大三島!
道路の形から、見えているのは井口港あたりですね。
宮浦までの地形と、その先の大崎上島までよく見えます。

多々羅大橋で旋回。
生口島、多々羅大橋、大三島、大三島橋、伯方島を一望!

生口島の南側から、ゆめしま海道も見えた!

岩城島、岩城大橋(当時建設中)、生名島、生名橋、佐島、弓削大橋、弓削島!
ゆめしま海道がひと目で!すげえ!

因島の上空から、因島大橋。
向こうは向島と尾道。

向島の上空から。
因島大橋と因島、向島大橋(写真下部の赤い橋)と岩小島。

向島をぐるっと回って、着水準備。

着水!

めったにできないレア体験!しまなみ海道を飛行機で飛んできた
何回も走っている道なのに、空から見ると見えていなかった景色がたくさんありました。
尾道水道はこんなに狭い海だったのか!とか、こんなに近くに島々があったのね!とか。
まさに多島美です。すごかった。

平日でも20,000円と安くはない金額ですが、ものすごくレアな体験ができます。
めっちゃ楽しくて思い出に残るから、あなたも一回飛んでみて!
復活してくれないかなぁ。