
【全部屋泊まった】大阪-愛媛オレンジフェリー乗船記
大阪南港と愛媛東予港を結ぶ、オレンジフェリー。
しまなみ海道を走るサイクリストに大人気です。
https://www.orange-ferry.co.jp/
新造船の運行となり、全長や総トン数といったフェリー本体も大きくなったうえ、ホテルのようなさらにゴージャスな船になりました。
しまなみ海道へ走りに行くときにいろいろな部屋を利用した結果、全ての部屋ランクに泊まることができたので紹介します。

オレンジフェリーの基本情報

大阪-東予航路の基本情報
運賃は大人1名シングルルーム9,000円程度~ロイヤルルーム20,000円程度。乗船日により変動します。
https://www.orange-ferry.co.jp/fare-price/kansai/toyo-osaka/
出発時刻は22:00発、到着予定時刻は06:00着。
なお出発前の20:00から乗船が可能で、到着後も船内休憩が可能です(東予港着の場合は07:00まで)。
客室は完全個室
基本はカーフェリーということは変わりませんが、旧船との大きな違いが、客室が完全個室になったこと。
大部屋はありません。
旧船の大部屋もフェリーらしく楽しかったですが、やはり個室は気楽に過ごせますね。

客室の等級は、
ロイヤル(ツイン、ダブル)
スイート(洋室、和室、和洋室)
デラックスシングル
シングル、シングル+(2段ベッド)
に分かれていて、全335室!
船内を探検
エントランスホール

オレンジフェリーの船内に入ると、まず驚くのが豪華なエントランスホール。
ホテルのロビーのような、旧船でも特徴的だった吹き抜けの大階段が目を引きます。
レストラン

さっそくレストランで食事。
席数も多く、広いレストランです。

お刺身などの一品料理を選べるほか、アツアツの麺類やご飯ものも注文できます。

一品ものは数が限られているので、売り切れてしまうメニューもあります。早いうちにいただきたいところ。

真鯛のお刺身の豪華メニュー、宇和島鯛めし定食!

ラウンジ
船内には、各所にソファとテーブルが置かれており、航行中ゆったりと過ごすことができます。

大浴場

大浴場もあります。
脚を伸ばして湯船につかれるのは気持ちいですね。
客室の紹介|すべてのランクの部屋に乗りました
新造船で完全個室になった客室。これがすごく良かった!
部屋単位ではロイヤルツインとスイート和室がまだですが、各ランクの部屋を紹介します。
シングルルーム
基本の客室、シングルルーム。

シングルプラス
2段ベッドのシングルルーム。

デラックスシングル
洗面台も付いた、ゆったりスペースのシングルルーム。
ロードバイクをそのまま客室に持ち込める「マイバイク・ステイサービス」も利用可能です。

スイートルーム
スイート(和洋室)。

スイート(洋室)。

ロイヤルルーム
ロイヤル (ツインルーム)。
お風呂もトイレも室内にあり、部屋面積は51.70㎡!
まるでホテルのような優雅な部屋でした。




ゆったり休める!おすすめのポイント
まくらも布団もふっかふか!
旧船では、まくらは硬く、毛布が用意されているだけでした。
ところがこの新造船では、まくらも布団もふっかふか!
普通に寝心地の良いベッドです。
静か
最近の新造船のポイントでもあるのですが、すごく静かで快適。
かつてのフェリーは客室でも”ゴォォォォォォ…”というエンジン音が絶えず響いていたのですが、音が全然しないんです。
寝つきが悪い僕が、すぐに眠れたくらい。
すっごく寝やすい夜でした!(大事なので2度言いました)
デラックスシングルはロードバイクの客室持ち込みサービスも
シングル客室からデラックスシングルへのアップグレードは2,000円程度。
デラックスシングルは
部屋も広くて(シングルの2倍以上!)
ベッドも広くて
テレビに洗面台まである
豪華な部屋で、さらにロードバイクを輪行袋に入れずに乗船して、そのまま客室に持ち込めるサービスも利用可能。

移動の手段から楽しみの一部になるフェリー旅
東予港には朝6時に到着。

東予港は都市部の新居浜や今治からはやや離れていますが、無料の連絡バスや最寄りの壬生川駅への連絡バスがあります。

壬生川駅から電車に乗って、今治に到着!

正直なところ、オレンジフェリーの旧船を含めたカーフェリーは、早く・安く着くために利用する、交通手段としての選択でした。
ところがこの新造船は、乗ることが旅行の目的にもなる、思い出に残る豪華で快適な時間を過ごすことができます。
便利なうえに、みんなが楽しい時間を過ごせるフェリーです。
もう一度乗りたい!