思い込みの激しい人
マスク緩和に関連して、心配していた事が起きてしまっている様子。
マスク絶対しろマン vs マスク要らないマン のバトルが残念ながら勃発しているようです。
3年に渡るマスク生活、慣れてしまってむしろマスク外せない、という人もいれば、とっとと解放されたいと思う人もいます。
自分が良いようにすれば他人のことまで口出ししなくても…と思ってしまうのですが、咳が出るとか、屋内の近い距離で話す、という場合などはマナーとしてマスクして欲しいなあ、とは思います。
この、「マナーとして」っていうのが結構曲者です。
必要以上に他人に対して強制してしまうことに繋がるからです。
気がつけばマスク警察のようにピリピリして他人の動向を窺ってしまうのは、私としても本意ではありません。いっそのこと、赤信号では停止するの如くルールとして定めてしまえば気楽で良いとすら思ってしまう。けれど、それではマスクを外したい人の意向を無視することになってしまいます。それはいけない。
どうしたら自然にお互いを尊重できるのでしょうか。
安全面から言えば、マスクを全員着用する方がリスクが低い。できるだけ飛沫を減らすことは有効であることは実証されています。
しかし、スポーツをしている時や暑い季節など、マスクを着用することで熱中症などのリスクが高まることもある。肺機能が弱い人も辛いでしょうし、肌が弱い人やアレルギーがある人にとってはマスク着用のリスクを負うことになります。そしてメガネを愛する民として、どうしたって曇ってしまう時は辛いです。どれだけ曇り止めを塗ろうが、マスクを密着させようが、曇る時は曇るもの。冬の朝など最悪です。視界がなくなるのですからとても危険。
こういう、メリットとデメリットを把握しておくことで、マスクを着用するか否かに対して気持ちにゆとりを持てるようになります。大多数の方はどちらの派閥であろうと相手の立場や気持ちを慮ることができると信じたいところ。
ただ、近年はSNSなどを通じて声が大きくなってしまう方が多いようで…。そういう一部の方が冒頭のようなバトルを繰り広げておられると認識しております。
元々、「思い込みの激しい人」というのは一定数います。そういう方が狭いコミュニティの意見を一般論化してしまい、他方を攻撃するムーブを取る、他方もまた反撃する、という泥試合。傍から見れば、どちらも極論をぶつけ合っていて、感情的にヒートアップしているようにしか見えないのですが、当事者たちは耳を貸さない訳です。
かく言う私も、どちらかと言えば思い込みの激しいタイプ。一旦こうだ!と思ってしまうと、なかなか意見を変えられません。
しかし、幸いにも「自分は思い込みが激しいタイプだ」という自覚があるので、できるだけ双方の意見や理論を聞いたり、メリットとデメリットを調べたりして、客観的に物事を捉えるよう心がけています。できているかどうかは微妙ではありますが(笑)。
でも心がけることで、無駄にイライラすることは減ったと思います。年齢を重ねるとイライラするだけで疲れてしまいますからね。
今後、マスク着用が緩和されても、高齢の母と同居しているため、できるだけ着用したいと思っています。
他の方に無理強いするつもりはありませんし、どうかご理解いただければ…と願っております。
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