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2024年LAA前半戦振り返り

はじめに

はじめまして。870と申します。
普段はゆるくX(旧Twitter)でMLB、主にLADやLAAを観戦した感想を投稿するなどしていますが、どうせなら自身の考えや感想などをアウトプットし、同じ趣味や興味のある方と共有するのも良いかなと思い、この度初めてNoteを書こうと思い立った次第です。
LADについては言うまでもなく大谷翔平の影響でたくさんの方が試合を視聴されていると思いますし、私自身も試合や結果を視聴して日々一喜一憂しておりますが、今回はLAAについて思ったところを書いていこうかなと。

LAAを観る理由

・トラウトがポストシーズンで活躍する姿を観たい

まず、大谷翔平が去ったエンゼルスを私がまだ追いかける理由はこの一言に尽きます。
よくある話だとは思いますが、私も2021年大谷選手の目覚ましい活躍からMLB、ひいてはエンゼルスに興味を持った一人です。
そして未だ記憶に新しい2023 WORLD BASEBALL CLASSICでの決勝戦。
あの漫画のような展開をMLBの舞台でもう一度観たいと願いつつ、LAAの試合を追いかける日々です。
また、大谷翔平在籍時はどうしても大谷翔平ありきの偏重な報道がされている印象で(これ自体は仕方のないことだと理解はしています)、そういったノイズなしに見知った選手達を応援したいという気持ちもあります。

・低迷するチーム、離脱するトラウトとレンドン

とはいえ2015年以降一度も勝率5割を上回っていないエンゼルスでそんなストーリーが簡単に叶うはずもなく、エンゼルスは2024年前半戦を96試合41勝55敗、借金14の地区4位でオールスターブレイクに突入。
勝率.427はア・リーグではCWS、OAKに次いで下から3番目。
細かく書きたいことは多いのですが、長くなりそうなので要点をまとめるならばオフシーズンから開幕までのチーム編成的に今季到底勝負できる戦力でないのは明らかでしたのでこの結果に驚きはありませんし、既に復帰した&間もなく復帰の目処が立つとはいえレンドンとトラウトは今年も健康にシーズンを過ごすことは叶いませんでした

ポジティブな要素

トラウトもおらず、チームとしても早々にリタイアと言って良い状況ですが、数少ない光明は彼らの奮闘でしょうか。

・Logan O'Hoppe(ローガン・オハッピー/オホッピー)

トラウト不在のなか、この24歳の若き正捕手の活躍が今のエンゼルスを観る理由といっても過言ではないでしょう。
昨季は左肩関節唇(かんせつしん)で長期離脱を余儀なくされ、今季は正捕手としての完走を目指すシーズン。
出場数の少なかった23年シーズンも54試合で14本のHRを放っており、一部メディア等でも取り上げられるなど注目されていましたが今季はここまで見事にその期待に応えています。
ちなみにオールスターに選出されたア・リーグの捕手は
Adley Rutschman(アドリー・ラッチマン)
AVG.275/HR17/OPS.780
Salvador Pérez(サルバトール・ペレス)
AVG.282/HR17/OPS.820 
上記のような成績となっており、O'Hoppeの成績もそれぞれに決して見劣りしませんし、またクラッチなシーンでのHRも印象的です。

一方で守備については指標にマイナスが並んでおり、肩の強さはプロスペクト時代からある程度見込まれていたようですが今後改善して欲しい課題です。
とは言え前述したようにまだ24歳ながらチームを牽引する姿はまさに希望の光と呼ぶに相応しい存在ではないでしょうか。

・Zach Neto(ザック・ネト)

Netoもまた正遊撃手として完走を目指すシーズンであり、指標こそ全体的に青く見栄えもしませんが前半戦でAVG.251/HR12/OPS.735は当初の予想よりもかなり良くやってくれていると言えるでしょう。
特に二塁打22本は2位のTaylor Wardに5本差をつけて堂々のチーム1位。
MLB全体で見ても15位タイで、これは本数で言えば8番目に多く、あの大谷翔平が23本で11位タイ、Pete AlonsoやYordan Alvarez、Bryce Harperらが21本で22位タイであることを考えれば、立派な数字と言えるのではないでしょうか。
HRも前半戦で12本を放っており、その体格からは予想外のパワーを発揮しています。
指標を見ると僅かではありますがxSLG(長打率の期待値)、Barrel%(所謂「バレルゾーン」の率)が他項目よりも伸びており、Netoは指標が悪いなりにもある程度の角度と速度で打球を飛ばせている(長打に繋がっている)、ということになるでしょうか。

守備面では、NetoはDRS9/OAA-4と指標によって守備の評価が真逆です。
私もあまり理解していなかったのですが、X(Twitter)でFelix(@baseball_felix)さんの以下のポストを拝見して何となくこの2つの守備指標の違いを理解しました。

Netoは肩の強さはMLBの全SSの中でも優秀な部類に位置する為DRSではプラスを稼ぎますが、守備機会自体ではミスも目立ち、送球を評価しないOAAではマイナス評価なのかなと個人的に解釈しています。
以下はStatscastのArm Strength Leaderboardより。
平均送球速度でTOP10に入っています。

(自分で情報を漁っての解釈なので、指標の理解など誤っている場合は教えて頂けるとありがたいです…。)

また歳の近い2人は頻繁に連絡を取り合う仲でもあり、互いにチームを牽引すべく成績的にも精神的にも刺激となっている面は少なからずあると思います。

2024年後半戦へ向けて

ポストシーズンへの望みは既に限りなく薄く、トレードデッドラインでのレンタル選手を中心とした主力放出によってLAAの後半戦はより厳しい試合が続くと予想されます。
それでも見返りで獲得した選手やO'Hoppe、Netoをはじめとした若手の成長に期待しつつ、前半戦以上に2024年のMLBを楽しめたらと思っています。

ここまで稚拙な文章にお付き合いいただき、ありがとうございます。
また自分なりのペースでNoteを投稿したいと考えていますので、読んでいただける機会がありましたら何卒よろしくお願いいたします。

870

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