死海文書 2人のメシアは誰?
今回は都市伝説でもお馴染み、「死海文書」について書いていこうと思います。
死海文書とは?
「死海文書」とは?
イスラエルとヨルダンの国境に「死海」という湖があります。この湖は、塩分濃度が高く生物が生存することがほぼ不可能と言われているため死海と名づけられたそうです。1947年、死海近くのクムラン洞窟の中で、若き羊飼いの青年が群れからはぐれた仔ヤギを探している最中、偶然にも古書を発見しました。以降、周辺の洞窟から次々と約850巻もの古書が見つかったそうです。そしてこれらの書物は、発見場所にちなんで「死海文書」と呼ばれることになりました。
死海文書の多くは、羊皮紙やパピルスなどに、ヘブライ語・アラム語・ギリシャ語が記されたものでした。内容は、旧約聖書の写しのほか、聖書研究の専門家も見たことがないような謎の文献が含まれていたそうです。このことから、「キリスト教の知られざる事実を知る手がかりになるのでは」と一気に期待が高まり、一部では「財宝の隠し場所が記されているのではないか」と指摘する声も上がったが、未だに多くが謎に包まれたままとなっている神秘的な文書なのです。
死海文書に記された「真実」とは?
1947年に発見されてから、「死海文書」はなかなか一般に公開されませんでした。現在も全容が分からないらしいのですが、解読に時間がかかりすぎているのも事実です。そのため、「バチカン(キリスト教の総本山)にとって都合の悪い事が書かれていたから公開が阻止されたのではないか」という噂もありますが、これは「陰謀論者」の僕らからすると真実なんだなと思いますよね。
死海文書を記した、謎の超能力者宗団
「死海文書」が作成されたのは、今から2000年以上も前の事です。記されていた教義などから、「クムラン宗団」の手によるものと考えられています。
この宗団は、死海文書が発見されたクムラン洞窟がある死海北端の岸にある遺跡「キルベト・クムラン」に生活の基板を置き、厳格な戒律と規則に従って共同生活を送っていたそうですが、その実態は古代ユダヤ教エッセネ派の中核組織であったと考えられています。
エッセネ派のルーツは、紀元前1370年頃のエジプトまで遡ります。当時、1人の長の元に、いつくかの職能集団が集まって大きな秘密結社を作っていましたが、エッセネ派はその職能集団の1つであり、医者や治療師で構成されていました。やがて勢力を拡大したエッセネ派は、エジプト周辺からパレスチナに移り住みましたが、その生活ぶりは非常に禁欲的で、独身主義と菜食主義を貫いていました。宗団への入会は誰でも自由であり、人種による差別もなかったそうです。そのため、各地から虐げられた人々が集い、信者が減ることはありませんでした。
そして驚くべきことに、エッセネ派には厳しい修行や瞑想などにより、超人的なパワーと未来を見通す予言能力を身につけた者もいたと言われています。そんなエッセネ派の中のエリート宗団、すなわち超能力宗団となったのが、このクムラン宗団だったのです。
クムラン宗団は、救世主を待ち望み、終末思想に傾倒していました。彼らによると、「光の子」と「闇の子」の最終戦争が起こり、人類は大厄災に見舞われるが、その時2人の救世主が現れるといいます。「アロンのメシア」と「イスラエルのメシア」です。一説によれば「アロンのメシア」は、クムラン宗団の末裔から現れるそうです。
そして、もう1人の「イスラエルのメシア」が、なんと日本人だとする考えがあるのだそうです。
イスラエルの民は当初、12の支族から構成されていた。だが、北のイスラエル王国(10支族)と南のユダ王国(2支族)に分裂。紀元前8世紀頃、イスラエル王国はアッシリアによって滅ぼされ、10支族はアッシリアに連行されました。しかし不思議な事に、その後10支族は消息を断ってしまうのです。では、彼らは一体どこに行ってしまったのか? 世界各所に散らばったと言われていますが、その一部が日本に渡ってきたという説があります。これが「日ユ同祖論」です。この「日ユ同祖論」が囁かれる裏には、日本の言語や宗教儀式などにユダヤの痕跡が感じられたりする背景があります。
詳しくはこちらの記事に。
確かに、青森にはキリストの墓があるという伝説も残されています。ゴルゴダの丘で処刑されたのは身代わりとなったイエスの弟イスキリであり、イエス自身はその後、日本に渡り十和田湖辺りで106歳まで生きたというのです。「イエスの血を受け継ぐ日本人が、人類を滅亡から救う救世主となる――」。死海文書にこのような預言が記されていたとすれば、日本人を神格化させたくないDSは、たとえどんな手を使ってでも隠匿しようとするでしょうね。
クムラン宗団は、旧約聖書の『ダニエル書』を特別視していました。ダニエル書は「終末の予兆が始まってから、約70年後に世紀末の大破局が来る」と伝えています。イスラエルの建国が、死海文書が発見された翌年の1948年。それから数えて約70年後の2017年~2018年に、いわゆる「人類滅亡ハルマゲドン」が起こることを示唆しています。
実際に2018年に何が起きたでしょうか?
このエルサレムへの米国大使館移転がユダヤ教の信徒が待ち望んでいた「第三神殿」なのです。
第三神殿の建設は患難時代の始まりと云われています。
「彼は一週の間、多くの者と同盟を固め 半週でいけにえと献げ物を廃止する。 憎むべきものの翼の上に荒廃をもたらすものが座す。そしてついに、定められた破滅が荒廃の上に注がれる。」(ダニエル書 9:27)
ここでいう1週間は、地球に7年間神の裁きである災難が次々と降りかかる、患難時代を意味します。
2023年9月16日からヨベルの年 ?
ユダヤ暦では
7年の7倍49年が一つの単位です。
そして49年の翌年、つまり50年はヨベルの年といわれるリセットの年、
畑の休耕
奴隷の解放
貸していた土地の返却
の時です。
つまり、ヨベルの年とは
すべての耕作地を休ませ、何も植えることができません。
イスラエル人の奴隷はすべて解放され、家族のもとに帰ることができました。
買った土地も、元の持ち主に返すことになり、借金がある人は、その借金が帳消しになります。
日本の借地借家法でも50年は一つの区切りになっているのは興味深いところです。
実は、今年、西暦では2023年9月16日からヨベルの年に入った可能性が高いと認識しています。
(ヨベルの年は聖書学者により見解が違います)
ヨベルの年は祝福と災いの時です。
ある者には祝福、ある者には災いの時です。
これから大きな変革が起きるということです。
この「ヨベルの年」に救世主が再臨するのをユダヤ教徒は長く待ち望んでいます。
そして、ユダヤ新年の10日後には、すべての借金が免除されて罪が贖われるユダヤ教の中では1年の中で最も大切な聖なる日の「大贖罪日(だいしょくざいび)」というのがあります。
2000年ぶりのテトラッドの解放の年(ヨベルの年)における大贖罪日は、ユダヤ教徒の中ではかなり重要な位置付けとなっている日であり、9月13日がユダヤ新年なので、大贖罪日は9月23日の日本では秋分の日となります。
また、救世主の再臨には、ユダヤの神殿が必要であり、その場所が今は岩のドーム(エルサレム)としてイスラム教徒の管理下に置かれているのだから、これだけユダヤ人が動き出している今、エルサレムは何が起こっても不思議ではありません。
「では、この救世主とは一体誰なのか?何者なのか?」
当然ながらユダヤ教徒以外でも、救世主の正体が話題となって来ているのですが、その救世主が「日本人である」という説が各地で出てきています。
冒頭でご紹介した死海文書の「戦いの書」の中では、人類の中で「光の子」と「闇の子」の最終戦争が起こり、世界は大厄災に見舞われ、その時に2人の救世主が現れると記されています。
それが「アロンのメシア」と「イスラエルのメシア」であり、アロンのメシアは、古代ユダヤ人のモーゼの兄のアロンの末裔であり、内藤春輔氏の講話では「ドナルド・トランプ大統領」こそがアロンのメシアであると仰っています。
一方の「イスラエルのメシア」というのが、いわゆる『ユダヤ十支族』と呼ばれる歴史から姿を消した古代ユダヤ人の末裔となります。
イスラエルの民は当初十二の支族から構成されていましたが、北のイスラエル王国(十支族)と南のユダ王国(二支族)に国が分裂し、紀元前8世紀頃、北のイスラエル王国はアッシリアによって滅ぼされてメソポタミアの捕囚とされてしまいました。
ところが、その後に突如十支族は歴史から姿を消してしまい、表の舞台にその存在が出てくることはなかったのですが、その一部が日本にまで渡来してきており、現代にまで繋がる日本という国の建国に大きく関わって同化していったのではないかというのが、いわゆる「日ユ同祖論」となっています。
そのため「十支族=日本人」という説が都市伝説のようになって日本でも話題となっていますが、これが単なる都市伝説や妄想でもなく、イスラエルという国やユダヤ人は本気で失われた十支族の行方を捜しており、1975年には十支族を調査する専門機関「アミシャーブ(Amishav)」が設立され、その機関が十支族の行方を辿って最終的にたどり着いた地が日本でありました。
死海文書が描く終末の特異性
クムランの宗教共同体の人々は、初期のキリスト教徒と同じく、終末の時期は差し迫っていると信じていました。
また、クムラン共同体が存在した時代はユダヤ・キリスト教世界で終末論が流行した時代でもあります。それだけに死海文書の中には終末に関連した内容を持つものは数多く含まれていますが、とくに「戦いの書」及び「宗規要覧」と呼ばれている文書などに死海文書独自の内容が含まれている。
普通、ユダヤ・キリスト教の終末論は次のような流れを持っています。
1.神による天地創造
2.(直線的な人類の歴史)
3.終末の前兆としてさまざまな異変が起こる
4.メシアが来臨し、地上の悪の駆逐する(最終戦争)
5.メシアによる地上の王国(千年王国)の樹立
6.世界の破滅
7.死者の復活と最後の審判
8.彼岸における永遠の王国と新しいエルサレムの誕生
死海文書が語る内容をこの流れと比べてみると、とくに4、5の部分に他の文献にない独自な部分があるといえます。
例えば、4の最終戦争について、死海文書に含まれる「戦いの書」はそれが40年間も続く戦争であり、しかも数多くの天使たちが武器を持って戦争に参加すると語っています。このことは、本書で取り上げた他の終末文書を見てもわかるように死海文書にしかない内容です。
5に登場するメシアについても、死海文書の内容は独自です。普通、終末時に義人たちを救済するメシアはただ1人しかいないとされていますが、死海文書の中のクムラン共同体に独自な部分では、2人のメシアがやってくるとされているのです。
この他、この世の歴史全体が神が定めた運命のプログラムに完全に従って動いていると考えていること、ゾロアスター教と同じようにこの世界の存在を善と悪との2元論で捕らえていることなどが、死海文書の独自性だといわれています。クムランの宗教共同体もユダヤ教の一派であって、大きな枠組みとして当時の終末論を受け入れていたことは確かですが、ここに上げた点に関しては、完全に独自な終末論を持っていたわけです。
このような部分にスポットを当てて、死海文書の終末論を見てみることにしましょう。
神の作ったプログラムどおりに進む終末までの歴史
紀元前後のユダヤ教の大きな宗派として、聖書にもしばしば登場するパリサイ派とサドカイ派があります。これらの宗派と、クムラン共同体が属していたエッセネ派では運命に対する考え方に大きな違いがあったといわれています。
パリサイ派の考えでは、この世に起こるある出来事は確かに神の定めた運命によるものだが、それ以外の出来事は人間の自由な意志によって引き起こされるものでした。サドカイ派の考えでは、人間には運命などというものは存在しないので、この世の出来事は何もかもが、人間の自由な意志によって引き起こされるとされていました。
これに対し、エッセネ派では神の定めた運命というプログラムがすべてを支配しており、人間の経験することすべて、この世の出来事すべてが運命に従って起こると考えられていました。したがって、この世に悪が存在するのも、終末時の最終戦争で激しい戦いが繰り広げられるのも、すべて運命の定めであり、神(エンキ)は世界の創造以前からこの世で何が起こるかを知り抜いていたというのでしょう。
こうした徹底的な運命論に加えて、死海文書の中には、ゾロアスター教にも類似した善と悪との二元論的な考え方が存在していました。もちろん、ここで語られている善と悪の二元論は、完全な二元論ではなく、すべてが唯一の神の計画として存在している二元論ですが、このために人間はすべて歴史の終わりに至るまで善の道か悪の道かのどちらかを歩まなければならないのです。クムラン共同体の憲法ともいえる「宗規要覧」という書によれば、善の原因となるのは光の天使であり、悪の原因となるのは闇の天使です。
65年ぶりの死海文書の新たな発見
「聖書の原型ではないか」といわれる約2000年前に書かれた「死海文書」が新たに発見されました。「死海文書」は1947年に初めて発見され、その後も何度か新たな文書が発掘されてきたが、2021年に発見されたので65年ぶりです。
中東の死海のほとりに広がるユダヤ砂漠で、調査隊はロープを付けて崖を降りなければたどりつけない横穴、通称「恐怖の洞窟」で発掘を続けて今回の発見に至りました。
イスラエル考古学庁によりますと、今回新たに発見されたのは約2000年前に書かれた巻物の断片20個ほどであるといいます。ギリシャ語で旧約聖書にある「ゼカリヤ書」の一節などが書かれていいるが、神の名前だけがヘブライ語で書かれています。
この他に、約1万年前に作られた世界最古とみられる編みかごや、自然にミイラ化した6000年前の子どもの遺体も発見されたとのことです
「死海文書」の「戦いの書」には、「光の子」と「闇の子」の最終戦争が起こり、人類は大厄災に見舞われるという予言がある。そしてに、「アロンのメシア」と「イスラエルのメシア」という2人の救世主が現れるとも予言されています。
「死海文書」によると「アロンの救世主」と「イスラエルの救世主」が出現するといいます。
「アロンのメシアが…最初にパンに手を出すべきであり…その後にイスラエルのメシアが手を出し…その後、共同体の全会衆がその位に応じて祝福する」(「会衆規定」2章13~21節)という。そして、「救世主は聖書を知らない東方にいる」という記載もあります。
彼らは何者なのでしょうか。
「アロン」とは、古代ユダヤの預言者モーセの兄で、神の命により最初の司祭長となった人物です。その末裔がクムラン宗団だと言われていますが、クムラン宗団の母体であるエネッセ派は聖牛セラピスを崇める超秘密宗教結社「セラピス教団」はフリーメーソンのルーツであるといわれています。つまり、「アロンのメシア」はフリーメーソンなのでしょう。
ケネディ家は元々フリーメーソンであり、トランプ大統領は「ジョン・F・ケネディ」の甥であると噂されています。
内藤さん説の「アロンのメシア」はトランプ大統領の可能性は非常に高いと思います。
「イスラエルのメシア」とは、「失われた十支族」の事であるという。
イスラエルの民は当初、十二の支族から構成されていた。しかし、北のイスラエル王国(十支族)と南のユダ王国(二支族)に国が分裂し、紀元前8世紀頃、北のイスラエル王国はアッシリアによって滅ぼされた。そして、十支族はメソポタミアに捕囚されてしまったが、その後に消息をたちました。
僕は二人の救世主は日本に現れる可能性があると思います。「聖書を知らない東方」であり、本当のイスラエルである日本。
本当に、イエスのご遺体が剣山に保管されてあったとするならば、そのイエスの末裔が「イスラエルのメシア」なのかもしれません。
「アロンのメシア」と「イスラエルのメシア」の謎
イエスが所属していたクムラン宗団(ユダヤ教エッセネ派)の教典と言われる『死海文書』には、2人のメシアの登場が予言されています。
その写本の1/4は「イザヤ書」を始めとする『旧約聖書』で、ヘブライ語、アラム語、ギリシア語で記されているが、ユダヤ教にもキリスト教にもそぐわない異端の書とされています。
カトリック教会は、『死海文書』を必死で隠蔽してきた歴史を持ちます。それは、反キリストの牙城であるカトリック教会の基盤を、根底から揺るがす破壊力を持っているからでしょう。『死海文書』が示す2人のメシアとは、「アロンのメシア」と「イスラエルのメシア」です。
『死海文書』によると、アロンの一派こそが、表のメシアを補佐する「裏のメシア」だといいます。トランプ大統領が補佐役に回り、真のメシアが日本から出てくるという事があるのかもしれませんね。
まとめ
あくまでも「死海文書」に書かれていることが本当ならばという事で考察を書いてきました。
信じる信じないは、個人の自由です。
今回はここまで。
ありがとうございました。
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