千年王国ってなに?
はじめに
いよいよ来年の1月20日から「千年王国」が始まります。
聖書にはイエス・キリストが再臨し統治する千年王国が預言されています。
「JESUS IS KING」という言葉を聞いたことがあるという方も多いかと思いますが、その言葉通りにイエスが王として帰ってくるのが「千年王国」です。
そして、トランプ大統領も2017年の就任式に行われた演説で、千年王国について語っているんです。
これまでも千年王国については考察を行ってきましたが、今回はより深く考察していきたいと思います。
まずは千年王国について、説明しますね。
千年王国とは?
メシア(イエス・キリスト)の再臨があって、地上に千年王国が設立される。
旧約聖書とは予告の書であり、その目的について大きく2つ記されています。
キリストは、まず第一に、私達の救いのために、死んで復活されるためにこられます。
そして、第二には、全世界を裁き、神の国(千年王国)の王となるためにここにこられます。
これを寸分違わず、預言を的中させている書が「旧約聖書」となります。
まだ、聖書を信じることができないという方もいるかもしれませんので、これまで聖書預言が実現したものを羅列します。
・キリスト誕生と処刑(罪の贖い)
・イスラエル建国
・トランプ大統領の就任、バイデン偽大統領の就任と撤退
イルミナティは聖書預言を実現させる為に動いているのだから当然だろうと仰る方も多いんですが、ホワイトハットコントロールとなっているホワイトハウスでの出来事が旧約聖書の預言通りとなっているんですが、これでも信じられませんか?笑。
話を元に戻しますね。
→クリスチャンの間で、3つの千年王国論があります。
A. 千年期前再臨説
B. 千年期後再臨説
C. 無千年王国説
まず、名前が漢字ばかりで難しいですね。
詳しく説明するので大丈夫です。
三つの説の違いは、「千年王国がいつ設立されるのか?」というところにあります。
これは、千年王国を字義通りの王国とするか、象徴的な王国とするかによって、分かれてきます。
では、それぞれ解説していきます。
A. 千年期前再臨説
→メシア(イエス・キリスト)の再臨があって、地上に千年王国が設立される。
それぞれ、わかりやすいように5つの項目で特徴を書きます。
①現在か未来(現在に起きていることか未来に起こることか?)
→未来
キリストが再臨されるまで、千年王国は存在しません。
②地上か霊的(地上の王国か霊的な王国か?)
→地上
私たちが今、日本国で暮らしているように、現実の中で暮らせる国、それが千年王国です。
私たちが持っている天国のイメージとは明らかに違います。
これは、神の国に対してどのようなイメージを持っているかにも影響されます。
正直ほとんどの方が「神の国」ってぼんやりしたイメージだと思うので、今後取り上げます。
③字義か象徴(字義通りの年数か?象徴か?)
→字義
カレンダー通り1000年です。365日が1000年あります。
現在の寿命が80歳くらいなので、結構長い期間です。
④サタンはどうなる?
→閉じ込められる
サタンの働きはかなり制限されます。
サタンの誘惑はなくなります。
しかし、罪と死については激減しますが完全に消えるわけではありません。
⑤死者の復活はどうなる?
→第一の復活と第二の復活がある。
つまり、死者は、千年王国の前後に二回、時間差で、復活するということです。
これまでも何回も取り上げてきましたが、一回目の復活は義人の復活で、二回目は裁きの復活となります。
キリスト教では信仰告白というものがありますが、クリスチャンでなくても法律を犯さずに、真面目に生きてこられた方々は復活の対象となります。
【主な根拠】
A. 千年期前再臨説を信じる人の根拠は、大きく二つあります。
①聖書にある神の統治は、現代と永遠の状態では起こるように見えないから。
目に見える形でこの地(罪と反逆はある)に実現することを表す聖句の代表としてイザヤ 65:18-20があります。
その他の参照箇所→イザヤ11:6–11、 詩篇72:8–14、ゼカリヤ14:5–17、黙示録2:26–27など。
他にも黙示録20のサタンの縛りは、現代の状況では考えにくい。
また、ルカ19:17に出てくる将来の報酬の例えも、未来の千年王国のように思えるという理由があります。
なので、これは未来に起こることであり、とても現実的な描写であるので象徴的で霊的な世界ではないということです。
②イスラエルに対する契約の中にはまだ成就していない約束があるから。
神がイスラエルとの間には、4つの無条件契約があり、これらは、千年王国という枠組みの中で成就するように考えられる。
アブラハム契約(創世記12:1-3)
パレスチナ契約/モアブ契約/土地の契約(申命記30:1-10)
ダビデ契約(ルカ1:32-33)
新しい契約(エレミヤ31:31-34)
聖書には8つの重要な契約が出てきますが、中でもこの4つの契約は「千年王国に成就する契約だと思われる」と覚えておけば大丈夫です。
今回はその中でもアブラハム契約について、少し取り上げます。
創世記には神様が、アブラハム、その息子イサク・孫のヤコブに対して契約(約束)をされました。
アブラハムへの約束が引き継がれているイメージです。
アブラハム(創世記13:15)
イサク(創世記26:3)
ヤコブ(創世記28:13)
なぜ、引き継がれているのか?
アブラハムだけではなく、「子孫」にもその土地を与えると書いてあるからです。
言葉に注目してください。
まず、「永久」つまり永遠に与えると言っています。
神様が彼らに与えることを約束した土地は創世記15:18によれば、イスラエルの土地であることがわかります。
しかし、聖書を見ると、当時アブラハム、イサク、ヤコブは、この土地 を所有することのないまま死んでいます。
そのため、この契約が成就するには、彼らの復活が不可欠です。
つまり、神は約束を破ったのではなく、将来、千年王国で、復活した彼らに対して、約束を果たされるということです。
このことは、イエス・キリストが、彼らを「生きている者」だと言っていることにつながります。
B. 千年期後再臨説
→千年王国(神の国)が成就した後に、メシア(イエス・キリスト)は再臨される。
①の逆です。
①現在か未来(現在に起きていることか未来に起こることか?)
→現在
ほとんどの場合、現在が千年王国です(キリストの復活から再臨まで)。
この間、全世界に福音が宣べ伝えられてきます。
その結果、この世はますます良くなってきて、全世界がいずれはキリスト教化され、キリストが戻ってこられるというのです。
②地上か霊的(地上の王国か霊的な王国か?)
→霊的
神の国とは、キリストが天から信者の心を支配しておられる状態のこと。
つまり、霊的な神の国は、今の時代の教会からなっている。
③字義か象徴(字義通りの年数か?象徴か?)
→象徴
「千年」というのは、単に「長い期間」と解釈します。
④サタンはどうなる?
→制限されているが活動している。
サタンを縛ると言うのは、サタンが全く何もできなくなるわけではない。
⑤死者の復活はどうなる?
→再臨時に起こる
再臨と死者の復活、最後の審判は同時に起こる。
【主な根拠】
B. 千年期後再臨説を信じる人たちの主な根拠は、神の国の理解と、大宣教命令の二つです。
①神の国は一度に完成するのではなく、徐々に拡大していくから
神の国が千年王国だと考えるので、今が千年王国であるという解釈です。
②大宣教命令により神の勝利がもたらされているから
神の勝利は霊的であり、物質的なものではないのです。
富や所有物をたくさん得ることが神の国ではなく、この世の文化を支配していくことが大宣教命令であると考えられています。
現代は、宣教の時代ですが、同時に迫害、不法、悪の時代でもある。
なぜ、迫害、不法、悪があるのでしょうか?
それは、サタンが動いているからです。
え、縛られているのに?と思うかもしれませんが、この説では、ルカ10:18でイエスさまはサタンを縛っていると解釈します。
初代教会においても、サタンは無力ではありませんでした。
つまり現代においては苦しみと迫害は少なからずあるということです。
しかし、この説では、サタンは大宣教命令を阻止することはできず、神の国が宣教により拡大し続け、完成したときにキリストが来られるというイメージです。
人間の努力にも焦点が当てられています。
C. 無千年王国説
→地上に文字通りの千年王国(神の国)は出現しない
特徴は、ほぼ、B. 千年期後再臨説と同じです。
①現在か未来(現在に起きていることか未来に起こることか?)
→現在
今が霊的な神の国。それが千年王国です。
キリストの再臨とともに、すぐに永遠の状態へ(新天新地)が始まる。
②地上か霊的(地上の王国か霊的な王国か?)
→霊的
神の国とは、キリストが天から信者の心を支配しておられる状態のこと。
つまり、霊的な神の国は、今の時代の教会からなっている。
③字義か象徴(字義通りの年数か?象徴か?)
→象徴
「千年」というのは、単に「長い期間」と解釈します。
④サタンはどうなる?
→制限されているが活動している。
サタンを縛ると言うのは、サタンが全く何もできなくなるわけではない。
⑤死者の復活はどうなる?
→再臨時に起こる
再臨と死者の復活、最後の審判は同時に起こる。
ほぼ、B. 千年期後再臨説と同じですが、違いは、現実社会への影響力の大きさの違いです。
B. 千年期後再臨説は、より大きな影響を文化にもたらす。信者は社会に影響を与え、キリストにあって支配していきます。
この支配という言葉は、私たちによってあまりいい意味に聞こえませんが、影響を与えるという意味では、聖書にも出てくるイメージです。
逆に、私たちはサタンや、罪の文化に支配され、影響されてしまうという弱さがあります。
また、聖霊に支配されることが、クリスチャンにとって重要であるため、神の支配がこの世に及ぶというのは、神が正しく治めるという点においては正常です。
創世記でも、この世を人間が「支配せよ」という神の命令があります。
ただ、人間が罪で堕落し、人間同士で支配しあうという悲惨な結果から、支配という言葉にネガティブなイメージがついたと思われます。
B. 千年期後再臨説では、全世界に福音が宣べ伝えられて、この世はますます良くなってきて、全世界がいずれはキリスト教化され、キリストが戻ってこられるというイメージです。
C. 無千年王国説では、この世では、文字通りの完全な神の国が訪れるわけではなく、社会が変革するというよりは、信者の心に神に国が到来しているイメージです。
まとめ
ここまで書いてきましたが、正解はAの千年期前再臨説です。
そのキリスト再臨も、11月5日に行われます。
根拠は、トランプ大統領の発言、そして11月5日の米国大統領選挙の投票日の翌日から就任式までの日数が患難時代の終わりから千年王国までの移行期間である75日間だからです。
詳しくは、こちらの記事をご一読ください。
今回はここまで。
ありがとうございました。
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