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【FIREへの道標】いつFIREする?経験者が語る最適なFIRE時期

会社員の現状とFIREを考えるタイミング

こんにちは、たけです!
今日はキャリア面から考えたFIREするタイミングを考えてみたいと思います。

かつて、日本の会社員にとって、定年まで一つの会社で過ごすことが一般的でした。そのメリットとしては、安定した収入や退職金、社会的信用の確保が挙げられます。しかし、その一方で、柔軟なキャリア形成が難しく、スキルの陳腐化やモチベーションの低下といったデメリットも存在します。

また、近年、政府の方針として65歳までの雇用継続が義務化される流れがありますが、企業側の本音としては、割増退職金を支払ってでも、50代で多くの社員に辞めてほしいというのが実情です。たとえば、昨今多くの大手企業では、50代以上の従業員を対象にした早期退職プログラムを実施し、再就職支援やキャリアコンサルティングを行うケースが増えています。

これにより、多くの中高年社員がセカンドキャリアを模索する状況に直面しています。

人生100年時代と健康寿命の延伸

厚生労働省のデータによると、日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳を超えており、健康寿命も70代半ばまで延びています。これにより、単に長生きするだけでなく、元気に活動できる時間が長くなり、リタイア後の生活設計がより重要になっています。

仮に60歳まで働いたとしても、75歳までの15年間は自由な時間として活用できる可能性があります。この期間は、1日10時間の自由時間があると仮定すると、年間3650時間、15年間で実に54,750時間となります。これは、現役時代の1日8時間勤務で年間約2,000時間、25年間で50,000時間に相当の自由時間を得ることになります。この時間を充実させるためには、セカンドキャリアの充実や資産運用や趣味、社会参加の計画が不可欠です。

40代半ばで訪れるキャリアチェンジの岐路

20代の頃、多くの人が企業のブランドイメージや待遇面を重視して就職先を選びます。実際、好きなことを仕事にできる人は少なく、多くの人が待遇や社会的信用を優先し、本当にやりたかったことをあきらめる現実があります。

しかし、上述した様に40代半ばになると、経営環境の変化や人員整理などによって、多くの人がキャリアチェンジを迫られる状況に直面します。私自身も、流されるままに技術系の職種を選びましたが、40代半ばで将来の不安を感じ、改めて本当にやりたいことを見つめ直しました。

会社に入った当初は待遇や企業イメージを重視し、20年も同じ会社にいると、「ここにいれば安泰だろう」と錯覚し、惰性で居続けてしまうことが少なくありません。その結果、本来やりたかったことに挑戦する機会を逃し、将来の選択肢を狭めてしまうリスクが生じます。

40代後半を節目としたキャリア設計の重要性

このような状況を回避するためには、会社に入ったときから45歳もしくは50歳を定年と考えて働くことが大切です。これにより、早い段階から将来のキャリア設計を行い、FIRE(経済的自立・早期リタイア)の実現を視野に入れた準備ができます。

理想を言えば、FIREを40代後半に達成し、50歳までの助走期間を設けることで、セカンドキャリアの準備がスムーズに進みます。FIREを達成していれば、お金のためではなく、自分の本当にやりたいことに挑戦する余裕が生まれます。特に、20代の頃に諦めていた夢や興味のあった分野に再挑戦する絶好の機会となります。仕事や生活のために後回しにしていたことに時間を割くことで、新たな充実感や達成感を得ることができると思います。

FIRE後の人生設計

では、FIRE後の人生設計で気を付けなければならない点はどこでしょうか?

  1. 収入源の確保:投資や副業を活用し、安定的な収入を確保する。

  2. 社会とのつながり:コミュニティ活動やボランティアに参加し、社会との関係を維持する。

  3. 健康管理:定期的な運動や健康診断を受け、長く活動できる体を維持する。

  4. 自己実現:趣味やスキルを活かした活動を行い、充実した人生を送る。

上述した助走期間(2~3年程度)は確かに無収入かもしれませんが、その後は収入もあるかとおもいます。現役時代ほどではないですが、サイドFIREという選択肢をとれば十分かと思います。また、そのセカンドキャリを通じて「つながり」「健康」「自己実現」も十分達成できると思います。

私の経験では、教育の仕事に興味があり、退職後の助走期間に取得した簿記の資格や日本史の検定が現在の仕事に役立っています。特に、高校生の学習支援に携わることで、彼らの学力向上だけでなく、キャリア教育にも貢献できるようになりました。将来の選択肢を広げるためのアドバイスを行うことや、自己管理能力の育成を支援することを通じて、生徒たちがより良い未来を描けるようサポートしています。これにより、自信を持って新たなキャリアに取り組むことができました。

まとめ

これからの時代、会社員として定年まで働くことが難しくなっています。そのため、40代後半をFIREのタイミングと捉え、計画的に準備を進めることが大切です。

FIREを達成すれば、お金の心配をせずに、自分のやりたいことに集中できる生活が手に入ります。まずは、現状を見直し、将来のキャリアやライフプランを見据えた行動を始めましょう。なお、FIREするための具体的な方法については、また別の記事で紹介したいと思います。


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たけ@サイドFIRE
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