真寿庵通信。空海の風景を読む
午前中、新型コロナウイルスワクチン接種一回目をした。
特別変わったことなし。
午後から、先日BOOKOFFで格安で手に入れた『空海の風景』を読むことにした。
座って読んでいたのだが、いつのまにか寝っ転がる。楽ちん楽ちん。
件の本は、まだ読み始めで、空海が生まれ幼少期を過ごした四国、善通寺あたりの海の風景、満濃池付近で過ごし、空海が空海である要素が、この時期にはすでに形成され、遣唐使をも身近に感じる彼なりの目線や思いを持って遣唐船を見ていたとされるらしい。
その後
奈良、平城京の大学、長岡京に大学が移り、彼の異才秀才ぶりを記しているのだが司馬遼太郎は、まるでその様が見えるかのように、資料との付き合わせや想像力で空海の大学時代を表している。
性欲さえも、空海の宇宙感が見えるという。。。。
そんなところで、私は少しばかりの睡魔と友になった感じ。
押入れから出した枕もふかふか。いい感じ。
そして夢
女性の友だちと2人でお遍路さんをしている私。
空海(お大師さま)を含めると3人でお遍路さんをしているのだが、友だちは「せっちゃん」せっちゃんが私の意識の中にあったとは、少なくとも30年くらい意識にもなかった友だが、せっちゃんは実在する。私の中学校時代の友だち。
2カ所めぐった、その後から、短い夢の話になるのだが。
2カ所まわり、次を目指す前に小学校か中学校に寄った。
見覚えのある学校で、せっちゃんと私は休憩することになり、お遍路さんの本や、カメラなど大きな荷物を持っていた私は
「ちょっと荷物を置いてくるね」
と、階段に向かおうとすると、せっちゃんはちょっとカッコつけて下駄箱あたりから私を見ている。
せっちゃんは、ちょっと不良っぽい近所のお姉さんに可愛がられていたから、彼女自身もちょっとカッコつけてる。
階段の方は行く私に、せっちゃんが声をかけた。
「次に行くところは、パイオニアじゃけん」
「うん」
と普通に聞いた。
相変わらず、せっちゃんはちょっと茶色がかっったストレートの髪で、片目が隠れるようないつもの目で、相変わらずちょっとにらむように私を見ながら言った。
「パイオニアって霊場、、、あったっけ?」
真寿庵からの風景。