美作八十八ヶ所霊場めぐり 58番札所 引乗寺
8月5日。
津山市上田邑の引乗寺におまいりしました。
ご本尊は、阿弥陀如来。
御詠歌は、延命の 橋を渡りて 仰ぐなり 我が胸照らす 法のともしび
美しい観音さまに出会えたうれしいおまいりでした。
美しい観音さま、、、
観音さまって女性ですよね。
少なくとも私は女性だと思っていました、たとえば慈母観音って母がつく観音さまがおられるし。
立ち姿を見ても、女性的で十一面観音、千手観音などすらっとして衣も柔らかそうでやさしそうで。
私はやはり観音さまに、
私を産んでくれた母を重ね合わせることが多いです。
母は病気で亡くなり私の幼い頃にはお別れをしていたんだけれど、母がいない少女時代を過ごした私に大きな影響を与えてくれていた事に間違いはなく、観音さまのお姿を見ると嬉しくなる私がいます。
津山市上田邑は旧津山市の西の端に位置するが、
私の家から見ると、夕日が沈むあたり。
夕日は年中通して好きな人も多いのでは?
そして今頃も夏雲に光が反射したり、真っ赤な夕焼けが見えたり、夕日ファンは多いと思う。
その日の沈むあたりに立派なお寺があったとは知らなかったので、またまた嬉しいやら驚きやら。
青空をバックに観音さまが立っておられる。
まず目を引くのが、皐月の植え込みで、きれいに剪定されている、さつきは花が終わり夏場にきちんと剪定すると来年も良い花をつけるといわれる。
きっと来年素敵だろうなあ、来年はさつきの頃に来てみようと思う。
ピンクかな?
鐘楼堂の下にはさつきがいっぱい。
御詠歌にある「延命の橋を渡りて、、、」の延命の橋はこの橋のことだろうか。
池には
大きな鯉
雨が降ってきたのがわかるだろうか。
池に大粒の雨が10粒ほど落ちた。
でもそれだけ、私が池を覗いた時だけ。境内に入ると雨の気配さえないせいてんだ。
少し雷雲がかすったくらいかな。
山門をくぐり、境内に行くが白い砂がきれい。
可愛いオブジェも見つけました。
子どもたち(村の子どもたちだろうか)、相撲を取ったり、馬跳びをしたり楽しそうだ。
お大師さまと横の方には、お地蔵さまと石を積んだお地蔵さま。
手を合わせてお祈りをする。
良い人生の旅でありますように。
水子地蔵さまも、とてもいい顔のお地蔵さまで足元で遊ぶ子どもたちもたくさんお慈悲を受けているように思える。
ここから見える観音さまのところに行ってみよう。
ちょっとした階段だが、体力がない上にこの暑さだが、きっと観音さまが力をくださると思い、頑張る事にした。
普段の運動不足とだらだらした生活も、お寺めぐりで少しはシャキッとしなきゃだね。
階段の途中から
お寺全景
鐘楼堂で一休み
延命橋のよく見える。
あー
もう絶対さつきの季節に来なければ。
もう少し頑張ったら観音さまと会える。
一段一段踏みしめながら、結構しゃんとして上がったのだ。
十一面観音
南無観世音菩薩
きれいなお顔だわ〜
横顔もきれい。
きれいだわ〜。
こんな観音さま、大好き。
ご朱印をいただきました。
もっと観音さまの事を知ろうと思っている、勉強しようと思っている。
お大師さまの事ももっと知りたい。
こういう言い方は変だけど、現世のゴタゴタを知るよりも、お釈迦さまの事、観音さまの事、お大師さまの事を知る方が、私には必要だと思っている。
図書館に行くか、美那子文庫に行くかどっちかだな。
田口山 来迎院 引乗寺
津山市上田邑3679