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美作八十八ヶ所霊場めぐり 10番札所 東光寺

7月29日、勝央町東吉田の東光寺におまいりしました。

ご本尊は阿彌陀如来。
御詠歌は「東光の 照らす恵みに 色そへて 自在の花も ゑみをふくめる」

真っ青な空の下

お寺の門をくぐる前に、門左手にある、油地蔵さま


岡山県指定の重要文化財。
地蔵堂の中は、サラダ油の匂いか、独特のにおい。

油地蔵さまに油をかけると、どんな難病も治癒すると昔から言い伝えられている。


病気と戦っている友人がいる。
一週間前まで元気だった友人が、今戦っている。頑張っている。

油地蔵さまに、いっぱい油をかけさせていただき祈った。
病気が軽くすみますように、、、
何年かお休みしていた、俳句作りもLINE俳句を提案してくれて、再び句を詠むことを勧めてくれた友。
「絶対復活せんといけんよ」
つい最近のことなので、とても気がかりで、友人の復帰を願い祈った。

このお寺の手水舎も水を出していなかった。

門を入るとすぐに
四国八十八ヶ所ミニ霊場があった。
どうやら、お寺の裏山一帯に設けられているらしい、この暑さのため断念。
今までに回ったお寺も
お砂踏みとかあって、巡った事になる、、、というが、、、
やはりいつかは
四国八十八ヶ所霊場めぐりもしなきゃと思っているので、何だか全面的に肯定もできない感じ。
ぐるぐる回すと般若心経を読んだことになるというのも同様。

初心者ながらもちょっとしたこだわりがある



駐車場に車を止めた私の、ちょっと後に結構な勢いで入ってきた車があった。
油地蔵さまにすいっと入って行ったり、何だか慣れているような感じ。


水子地蔵さま

すいっと入ってこられた、ご夫婦は美作市からの方で
「私たちは水子地蔵さまを預かってもらってるんです」
と言われる。
そうか、ご縁の深いお寺なんだな。

お大師堂まで、ご一緒する。

お大師堂はちょっと高いところにあって、ご夫婦と前後してお参りする。

私は少しゆっくりしたが、ちょうどお寺のご住職さまが帰ってこられて、ご夫婦はお話をはじめた。



お大師堂の横、裏手には、四国八十八ヶ所のものかもしれない祠が点在していた。

色々な人が
いろいろなご縁を持ってお寺を参拝する。

ご先祖さまの供養だったり、家族の健康や平安であったり、大切な人への想いであったり、悩みの持って行きどころだったり、友人知人の健康であったり、病気平癒であったり、さまざまだ。

何十年も前になるが、私がまだまだお寺とのご縁が薄かった頃、主人が大きな病気をした。
その時何人もの人たちが、お札や、お守りを持ってきてくださった。わざわざ、小豆島の霊場を回ってくださった方もいた。

数ヶ月前、我が家にも病人が出た。
まだ霊場めぐりを始める前だったのだが、地元のお宮に行って祈り、お守りを買って少しでも早くと送り届けた。
人には自分の不安や、思いの伝え方を神様や仏様にお願いすることがある。

それは、迷信だとかスピリチュアルとか占いとか神のお告げだとかカードの言葉とは少し種類が違うもののような気がしている今日この頃。決して否定するものではないけれど。

霊験あらたかという、大切な言葉で神様や仏様にすがる思いは、太古の昔から行われてきた。
それは
心の問題、自分と向き合う問題のような気がしている、祈りの心だと思っている。

暑い暑い灼けるような日にここを訪れたのも何かのご縁。
大切にしたい、大切にする、大切にしなければならない。

ご朱印をいただきました。

数十年前に、知人友人からお札などをいただいた、そのお返しに
今まさに病魔と戦っている友に
祈りを込めて
気持ちを送ろう。

壽福山 成就院 寶階院 東光寺
勝央町東吉田1073。

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