光る君へを見終えて
毎年毎年の習慣の様に、いつの頃からかNHK大河ドラマを楽しみに見ています。良くも悪くも自分の楽しみの一つです。
今回の光る君へは、紫式部の人生に史実寄りで脚本が描かれてとても楽しく見させて頂きました。
約1000年前の話を現実に甦らせたお金の掛かる作品づくりと演出や衣装やキャストの一体感が生み出された作品を毎週楽しみで、丁度昨日が最終回少し光る君へロスになりそうです。
最終話『物語の先へ』
光るの君の最後をどうして作者は、書かない選択をしたのかが明かされる脚本には、長い人生を歩んできたお互いの気持ちを擦り合わせる様で嬉しくも悲しくも切なくなりました。
様々な思いがあいまって胸に迫りました。
いつもタイトルの付け方が色々な意味が重なっているので今回もこれでもかと言うぐらいに意味が重なり楽しめた。
『物語の先へ』
⚪︎主人公のマヒロと道長の行方
⚪︎国風文化から戦国時代への時代背景
⚪︎新しい時代や価値観の移り変わり
⚪︎時間の流れと生きているものへの憐み
哀しくとも物語の先へ琵琶を弾きながら進んで行かなくてはいけない何とも言えない静寂が一年の総決算している様で哀しくも心地よかったのです。
「哀しくとも」
「物語の先に」
「嵐が来るわ」の
最後のセリフとマヒロの止めが締めくくりに相応しかったなと感慨深かった。
しかし、今回の光る君へは大人の大河をコンセプトにしただけあって攻めた内容には当初から驚きました。
色んな浮き名を流す貴族達を表現していたり当時の性に対する奔放さが描かれて尖ってる作品に見ている方がハラハラさせられました。
脚本の大石静さん始めドラマに携われた方々お疲れ様でした。
来年からは『べらぼう〜蔦屋重三郎〜』の話も面白そうです。
日本のメディア産業のはしりとも言われる人だけに、江戸の情報発信元として活躍される姿は考えるだけで楽しそうです。
来年の大河も目の前に迫り予習として図書館で蔦屋重三郎関連の本が沢山出ていると聞いています。
早速借りに行きたいと思います。