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北アルプス 裏銀座〜表銀座大縦走③(双六岳〜槍ヶ岳)

Day4
三俣山荘にて二日間ゆっくり過ごすことができ、この旅を計画しながら何度も読み返した伊藤正一さんの回顧録「黒部の山賊」の世界を実際に見て肌で感じることができた。日本最後の秘境と呼ばれている黒部源流の地は、とても素晴らしい所でした。また次回、違うルートから来てみたいと思いました。
三俣山荘テン場にて荷物をザックに入れて、周りのハイカー達に挨拶をして(二日も滞在すると顔なじみになる)次の目的地、双六山荘に向かった。

赤い屋根の双六小屋 

約2時間ほど、ハエマツの中を歩くと双六岳の麓に赤い屋根の双六山荘が見えてきた。この場所での目的は双六岳山頂から見る「天空の滑走路」を撮ることだ。しかし、台風7号が近づいており残念だが景色は全く、その目的は次回のお預けとなった。

双六山荘にて

小屋に到着すると暴風雨になり、野営を諦めて今回は山小屋にて泊まることにした。これもこの旅の想定内。おかげで今日は久しぶりに布団で寝ることができる。8月なのに小屋の中ではストーブがついていた。双六山荘には雨に濡れたハイカー達が集まってきた。皆さんも野営を諦めで小屋泊に変更のよう。今日は、それが正解だと思いながら、とりあえずビールを飲みながら地図を開く。

Day5

翌日も、天候は変わらず暴風雨が続く。山小屋スタッフから、無理して行くのは危険だから、もう一泊するか、下山するかと問いかけられて小屋にて二泊目の手続きをした。プランより1日遅れてしまうが安全第一に。
宿泊した双六山荘では、朝夕と小屋のご飯を頂いた。何日ぶりの炊きたてご飯とだろう。当たり前のことが、山ではすごくご馳走だと感じる瞬間。
もちろん身の周りのことも。衣類を洗濯(水洗い)して乾燥室で乾かす。
心も体もスマホも充電満タンにさせて頂いた。ありがたい。ありがたい。

Day6

停滞していた雨雲が去り、ようやく次の目的地である「槍ヶ岳」に向かう。雨は上がったが、厚い雲がかかっていて視界は良くない状況の中、前方のハイカーの熊鈴の音を頼りに歩く状態。晴れていたらきっと素晴らしい景色なんだろうなと想像を膨らませながら歩いていると、いつの間にか槍ヶ岳山荘に到着してしまった。なんか良かったような勿体ないような感じになった西鎌尾根歩きになった(笑)

テント泊の申し込みを済ませ「槍ヶ岳」へ
槍ヶ岳無事に登頂 3回目いつも新鮮な気持ちになる所。
今回は、いつでも槍ヶ岳が見える所にテントを張ることができた。
日が沈む前の槍ヶ岳
槍ヶ岳テント場


Day7 

槍ヶ岳より、東鎌尾根を歩き表銀座へ。
ここから、大天井岳まで険しい道が続く。

槍ヶ岳の頂上から標高約350m下にある山小屋ヒュッテ大槍でひと休みしていると素敵な若者たちに出会う。山スタイルが同じで気軽に話しかけさせていただきました。#ULTRA GOOD LUCKの山てぬぐい「道」が三人お揃いで笑顔になりました。なんでも中房温泉(燕岳)から東鎌尾根を歩いてきたそうで、今日は上高地へ下山するという。きっと楽しくて素敵な夏休みになったことだろう。また、どこかの山で会いましょう。UGR!

最後まで読んで頂き有難うございました。
さて次回は最終回、大天井岳から燕岳(中房温泉)~新穂高駅まで
この旅のゴールとなります。


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