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北アルプス 裏銀座〜表銀座大縦走②(三俣山荘~雲ノ平)
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鷲羽岳から三俣山荘に続く登山道を外れ念願だった鷲羽池に降りてみる。
鷲羽池の畔を歩き、リクライニングチャアを探す。まるで予約席みたいに丁度いい岩があった。山中でこんな時間はきっと何度もない。格別な時間を過ごすことができた。
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登山道に戻り、本日の宿泊先に到着。約2年ぶりの三俣山荘。今回は、ここで二日間テントを張り前回できなかった事をするため、のんびり過ごす予定。
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野営での食事がドライフードのため、準備はお湯沸かしから始まる。今回の燃料は、ガスOD缶110g×1個と固形燃料エスビット4g×20個を持ってきた。風が強いはガス燃料を使用したが、その他は固形燃焼でのんびりお湯を沸かす。固形燃料はガスバーナーのように音が出ず、テン場でも周りに気にせず使えるところが良い。350㎖のお湯を作るのに固形燃料2個で約10分位かかるが、のんびりと待っている時間もまた良いものだ。
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3日目の朝。
風が強くなってきた。やはり台風7号の影響か。今日の予定は、ランチを食べに雲ノ平山荘まで行くこと。片道約2時間山荘まで歩く。写真を撮りながら贅沢なランチタイムになりそうだ。
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AM9:00
のんびりテントを出て、三俣山荘の2階にある喫茶室で名物のサイフォンコーヒーをいただく。喫茶室には一番乗りだったが、厨房からはスタッフや子供の元気な声が聞こえる。三俣山荘のオーナー伊藤さん娘さんも約2年ぶりに会うことができ大きくなっていて驚いた。子供たちは、小さい頃から夏休みはこの小屋で過ごすのが当たり前のようになっているが、もちろん山荘のスタッフとしても大活躍している。
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三俣山荘を出発して雲ノ平山荘に向かう途中、チングルマの群生の中を歩く。ここは、「黒部の山賊」の舞台となった黒部の源流域。本の内容を思い出しながら歩く山行をするのが夢だった。夢が現実になった瞬間である。
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ようやく雲ノ平山荘が見えてきた
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北アルプスの最深部日本最後の秘境の地
日本一標高が高い溶岩台地にある雲ノ平山荘に到着
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最後の秘境と呼ばれた北アルプス・雲ノ平。その景色に溶け込むように建つ美しい雲ノ平山荘。現在は山小屋は、2010年に再建したもので二代目オーナー伊藤二郎さんが手がけた山荘。三俣山荘のオーナー伊藤佳さんの弟である。
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雲ノ平山荘は、ハイカー達のコミュニティの場でもあり、この美しい自然を残すことを考える場所でもあると感じた。
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スタッフの元気な声に疲れが吹っ飛んだ。
二日間ベースとなった三俣山荘テン場より、次の目的地「双六岳」へ
この場所は、また近い内に訪れたい場所。次は、2023年に復活した伊藤新道を歩き来たいと思う。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回、北アルプス大縦走は双六岳~いよいよ槍ヶ岳です。
お楽しみに。