芳醇 "芳醇”この言葉の意味を調べると「香り高く味の良いこと」と出るこの言葉を表す果物と言えば直ぐに思い浮かぶのが[マスクメロン]そして、もう一つが[マンゴー]だ
"芳醇”この言葉の意味を調べると
「香り高く味の良いこと」と出る
この言葉を表す果物と言えば
直ぐに思い浮かぶのが[マスクメロン]
そして、もう一つが[マンゴー]だ
今回はそんな、[マンゴー]のお話
[マンゴー]と一口に言っても
その品種の量は世界に目を向ければ
500種以上あるとされ
色、形も様々で生産国もアジアや南米等
多岐に渡る
しかし、日本で[マンゴー]と言えば
赤い実をした果実を思い浮かべるだろう
そのイメージをより強くしたのが
国産の[宮崎マンゴー]ではないだろうか?
現在、日本国内で生産される品種の多くは
赤色をした、お馴染みの[マンゴー]
品種名は[アーウィン]と言い
繊維質が少なく果汁も豊富で非常に食べ易い品種だ
南は沖縄、北は北海道と
日本全国で栽培されている
近年では群馬県でも栽培が行われている
これ程広範囲で生産されている[国産マンゴー]の中で
最も知名度を誇り、そのイメージを不動の物にしたのが[宮崎マンゴー]だ
意外かもしれないが、生産量日本一は沖縄県
宮崎県は第二位となっている
東国原英夫(そのまんま東)氏が宮崎県知事時代に
ブランド化に成功し、現在の地位を確立した
今では高級フルーツの一つのして
[マスクメロン]や[シャインマスカット]等と共に
その名を連ねている
これは勝手なイメージだが
[マンゴー]程食わず嫌いの多い果物は
無いのでは無いだろうか?
何を隠そう私自身がその一人だ
今から20年以上前の話だが
今ほど[国産マンゴー]の生産流通が
盛んになるより以前
所謂、船便の[輸入マンゴー]を食べた時
その独特な香とゴムの様な食感に嫌悪感を覚え
それ以来[マンゴー]を口に入れる事は無かった
それから10数年の時が経ち
自身が果物屋稼業を継ぎ
当時話題だった[宮崎マンゴー]を
初めて仕入れた
苦手意識を残しつつ
味見を兼ねて久々に口に運んだ
すると、驚く事に子供の頃に口にした
[マンゴー]の嫌なイメージは微塵も無く
むしろ口に広がる香は心地良く
食感もゴムの様な物とは程遠く
非常に柔らかい
正に"芳醇"その物だった
それ以来マンゴーは一番好きな果物となった
これこそ[国産マンゴー]の持つ力
嫌いな食べ物だった筈の[マンゴー]を一瞬にして
好きな食べ物にまで昇格させてしまった
果物屋になって気が付けば随分経つが
これ程の感動を覚えた事は無い
[マンゴー]を食わず嫌いでいる方や
私と同じ様な経験から苦手な方には
是非一度召し上がって頂きたい
”芳醇"その言葉の意味を
体験出来る筈だ
今回は一番好きな果物
[マンゴー」について書いてみました
最後まで読んで頂きありがとうございます
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