落語のススメ4 その中に描かれたエピソードの一つに「ダンカン馬鹿野郎」でお馴染みの[たけし軍団]のダンカンさんのエピソードが有ります
[果物]と掛けまして
[二つ目の落語家]と解く
その心は
一皮剥けて味が出る
落語の面白さは舞台の外側にも有ります
[師匠と弟子]
この独特な関係性も[落語]ならでは
昔は[漫才師]や[コント師]も
弟子入りが常でしたが
現在は養成所が出来た事で
それらは殆ど無くなったそうです
笑を含む舞台芸人の中で
未だに[落語家]だけは
師匠に弟子入りしないと
成れないのだとか
この[師匠と弟子]の話が
実に味があって面白いです
書籍になったり、ドラマになったり
[落語]以上に[落語]な部分も多々有ります
有名な所だと
立川談春師匠の[赤めだか]
数年前にドラマ化もされたので
ご存知の方も多いと思います
これは立川談春師匠が
立川流家元 立川談志師匠の下に弟子入りし
その修行時代を綴ったエッセイです
その中に描かれたエピソードの一つに
「ダンカン馬鹿野郎」で
お馴染みの[たけし軍団]のダンカンさんの
エピソードが有ります
元々は立川談志師匠の下で修行していた
[立川談かん]と言う芸名の落語家さんでした
立川志の輔師匠、立川志らく師匠、立川談春師匠の
兄弟子に抵ります
後にビートたけし師匠に弟子入りする訳ですが
談志師匠の下を離れ、殿(ビートたけし)の下に
弟子入りする際のエピソードが実に小粋で清々しく
大好きなエピソードの一つです
是非ご自身でお確かめ下さい
ここでちょっと寄り道
先程名前の挙がった
殿ことビートたけし師匠
ドラマ[赤めだか]では鬼才 立川談志を
大河ドラマ[いだてん]では
稀代の名人 古今亭志ん生を演じました
ご自身も[落語]に造詣が深く
自ら[落語]を演じる事も有ります
そんなビートたけし師匠の
もう一つの顔が
映画監督 北野武
まだ拝見出来ていないのですが
最新作の映画 [首]
そこに登場する木村祐一演じる
[曽呂利新左衛門] (そろりしんざえもん)
この人こそ[落語]の始祖と言われる人物(※諸説あり)
自身が主演、監督を務める
戦国歴史映画の中に
[落語]の始祖を入れ込む辺り
流石は[世界のキタノ]です
話をソロリと戻して
一昨年亡くなった
六代目三遊亭圓楽師匠
[笑点]で腹黒キャラだった紫の人です
その圓楽師匠の元お弟子さんが
今はタレントで活躍されている
伊集院光さん
伊集院さんも元落語家さんです
落語家時代の名前が [初代 三遊亭楽大]
圓楽師匠が亡くなる少し前から
一緒にラジオ番組をやったりして
そのやりとりが何とも言えず微笑ましく
[師弟愛]とはこう言う物なのかと思いました
悔やまれるのが
このお二人で開催した
二人会を見に行けなかった事
行きたかったぁぁぁぁぁあ
すいません
取り乱しました
他にも
五代目円楽師匠と六代目圓楽師匠の
溢れ話も面白い物が沢山有ります
何故こんなに[師弟]の物語に惹かれるのか
不思議に思って考えた事が有りました
私の父は病に倒れ
そのまま亡くなり
それを機に家業である[果物屋]を
私が継ぐ事になりました
つまり父から仕事を教わった事が有りません
[師匠と弟子]
いわば第二の[父と子]
弟子は師匠から多くの事を学びます
そんな関係に憧れと
今は亡き父の面影を探しているのかも知れません
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