デッキ紹介【セルフバウンス型捕食植物】
はじめに
捕食植物はアニメARC-Vでユーリが使用し、9期に登場した融合召喚で戦うテーマです。今回紹介するデッキは私が紙の遊戯王で愛用している捕食植物デッキについての解説となりますが、マスターデュエルの方では現在(2022/02)未実装のカードもあります。マスターデュエルを機に捕食植物に興味を持った方には申し訳無いですが、一部でもデッキを考える際の参考になれば幸いです。
また、想定しているのはカジュアルな環境です。私も身内と遊ぶのに使うだけなので、勝ちを第一目標にした(と表現すると語弊があるかもしれませんがニュアンスは汲み取ってください)大会環境やマスターデュエルでのランクマには不向きだと思うのでご注意ください。
あとカード効果ですが、1枚ずつ書くと見辛くなるので書きません。気になるカードは調べれば遊戯王wikiや公式データベースで確認できると思うのでご了承ください。
デッキとしての捕食植物
当たり前ですが、融合するには基本的に融合するカードと素材を含めて3枚以上のカードが必要になります。捕食植物の融合モンスターは素材に求められる条件が比較的緩いのを強みとして、シャドールやデストーイ等の他テーマと混ぜ合わせて融合モンスターを展開しつつ、融合召喚のために消費した分のリソースを補う形のデッキをよく見かけます。これが何を表してるかと言うと、捕食植物だけで融合モンスターを展開したらすぐに息切れするという弱点です。
私はその弱点を補いつつも、テーマのカードを最大限に活用出来てなるべく捕食植物の色を濃く残したままに戦える構築を目指して考えてみました。
デッキレシピ
モンスター ×19
ヴァレルロード・R・ドラゴン
時花の賢者-フルール・ド・サージュ
捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ
捕食植物サンデウ・キンジー ×2
捕食植物ビブリスプ ×2
捕食植物ブフォリキュラ
捕食植物オフリス・スコーピオ
捕食植物ダーリング・コブラ
捕食植物スキッド・ドロセーラ
捕食植物セラセニアント ×2
バラガール
ローンファイア・ブロッサム ×2
レッド・リゾネーター ×3
魔法 ×12
プレデター・プランター ×3
コール・リゾネーター ×3
融合再生機構
置換融合
融合
簡易融合
死者蘇生
おろかな埋葬
罠 ×9
捕食計画 ×2
Vivid Tail ×3
一族の結集 ×2
トラップトリック ×2
EXデッキ ×15
氷結界の虎王 ドゥローレン ×2
虹光の宣告者
グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
捕食植物トリフィオヴェルトゥム
捕食植物ドラゴスタペリア
捕食植物キメラフレシア
捕食植物アンブロメリドゥス
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
レア・フィッシュ
召命の神弓-アポロウーサ
アロマセラフィ-ジャスミン
クロシープ ×3
主な動き
このデッキの主役はプレデタープランターです。
このカードには名称ターン制限がありません。つまり複数枚あればその数だけ蘇生が出来るし、手札に戻せば再び使うことも出来ます。このデッキではプランターをドゥローレンやVivid Tailで使い回して素材となる捕食植物を大量展開し、リンク召喚や融合召喚をして戦います。
デュエル序盤
まずはアンブロメリドゥスとセラセニアントの効果を活かしてプランターをかき集めます。アンブロメリドゥスはオフリスからキンジーにする事で特殊召喚が容易です。セラセニアントはプランターから蘇生して融合素材にしたり、ライオットやサージュの破壊で起動して盤面のプランターを増やすことが出来ます。
同時に並行するのがセルフバウンス手段の用意です。オフリスを起点とする展開にレッドリゾネーターを絡める事でダーリングの簡易融合サーチからレアフィッシュに繋ぎ、ドゥローレンのS素材を揃えます。また、シンプルにトラップトリックからVivid Tailを持ってきて用意する動きもやります。
展開例
手札
レッドリゾネーター(orコールリゾネーター)+オフリス(orロンファ orおろ埋→ビブリスプ)+オフリス用コスト
レッドリゾネーター召喚でオフリスを特殊召喚して効果発動、キンジー+オフリスでアンブロメリドゥス、プランターをサーチしつつダーリングをリクルート、簡易融合からレアフィッシュ+レッドリゾネーターでドゥローレンS召喚
ここから素引きしたプランターを絡める等、手札次第で臨機応変にバウンス枚数を増やしてアドバンテージを稼いでいきます。
デュエル中盤以降
集めたプランターを活用して先述の通り、大量展開をして融合召喚やリンク召喚で攻めます。プランター3枚があればドゥローレンと併せて最大6回の蘇生、Vivid Tailの使用でさらに+1回の蘇生が出来るので3体素材のトリフィオヴェルトゥムと4体素材アポロウーサを並べる事も可能です。また、プランターで蘇生したドロセーラをバウンスする事で捕食カウンターをばら撒き、打点の上がったドゥローレンやトリフィオヴェルトゥムを対象に手札からの効果を使用し、相手の特殊召喚されたモンスター全てに攻撃する流れも強力です。
各カードの採用理由と利用方法
箇条書きになっております。長いので飛ばしても大丈夫です。
ヴァレルロード・R・ドラゴン
手札に繰り返し戻れる手札コスト。オフリスや融合再生機構のコストに充てる他、グリーディー等の素材になれる。手札に戻る時にセラセニアントやビブリスプを破壊できるのも強い。
時花の賢者-フルール・ド・サージュ
サーチが効かないのであまりアテにはならないが、引いた時に単体でセラセニアントを起動しつつ除去も出来る。バウンスに巻き込めば次のターンも使えるのが他の捕食植物デッキには出来ないこのデッキの強み。
捕食植物ドロソフィルム・ヒドラ
捕食計画で落とすカード。相手モンスターをリリースで除去する事が出来るので頼りになる。
捕食植物サンデウ・キンジー
融合を内蔵しているので少ない消費でセラセニアントやビブリスプを起動させられる。レッドリゾネーターと合わせて虹光にする事でライオットにアクセスする事も可能。
捕食植物ビブリスプ
新規組の最強カード。緩すぎる条件でサーチが出来るのでオフリスやブフォリキュラにアクセスして展開に繋げたい。
捕食植物ブフォリキュラ
関連サポートを受けられる融合カードとしてはプレデタープライムフュージョンもあるが、こちらは場に残るのでバウンスと相性が良いのと、モンスターなのでビブリスプに対応したり、プランター蘇生からバウンスして使用する事も可能。
捕食植物オフリス・スコーピオ
他所でも悪い事する展開の要。
捕食植物ダーリング・コブラ
制限カードとなってしまった簡易融合をサーチ出来るのもこいつのおかげ。素引きしたらこの世の終わり。
捕食植物スキッド・ドロセーラ
捕食カウンターをばら撒いてヒドラやキンジーに繋げてアドバンテージを稼ぎたい。キンジーと同じくレベル2なので虹光にもなれる。
捕食植物セラセニアント
プランターはあればあるだけ強いので効果発動は毎ターン狙いたい。融合素材にするのは勿論、ライオットやサージュでも起動するのが強い。
バラガール
無限手札コスト要因。このデッキは最大で1ターンに3枚の手札コストを使用するのでライオットだけだと足りない時もある。必須ではないけど引けば上振れ。
ローンファイア・ブロッサム
オフリスをデッキから呼べる言わずと知れた植物最強サポート。オフリス以外にはサーチしづらいバラガールも視野に。
レッド・リゾネーター
ドゥローレンに繋げるための重要なカードなのでサーチと合わせて6枚体制。使いやすい展開効果でクロシープにもなれる。
プレデター・プランター
名称ターン制限がない(大事なので2回目)
コール・リゾネーター
レゾネは被ってもオフリスのコストになれるのでなるべく早く引けるようにフル搭載。
融合再生機構
バウンスが絡めば少ないスロットで融合の手数を増やせる。手札コストもバウンスで稼げるからさほど重くならない。
置換融合、融合
素引きしてればオフリスのリクルートをキンジーではなくセラセニアントにしてプランターを増やしたり。
簡易融合
基本的にはレアフィッシュを出すため。事故ってそれどころではなかったらアンブロメリドゥスも出せる。
死者蘇生
捕食植物はプランターで蘇生出来るのでドゥローレンや融合体になるべく使いたい。
おろかな埋葬
プランターで蘇生したいやつを落とせるだけでなく、ビブリスプで好きな捕食植物をサーチ出来る。虹光を経由せずともライオットやバラガールのコスト要因を用意することも可能。
捕食計画
主にドロソフィルムヒドラとビブリスプでアドを稼ぎつつカウンターをばら撒いてレベル変動の妨害したり。墓地効果を忘れがち。
Vivid Tail
プランターを戻すのが仕事。墓地効果の方で相手ターンに除去からプランターや融合再生機構を逃がせるのも強い。
一族の結集
植物族が場と墓地に集まるので使うタイミングには困らない。変わったところではクロシープを用意してドゥローレンを蘇生する事も出来る。
トラップトリック
選択肢が多いのが強み。序盤は捕食計画、中盤以降は結集、間に合っていればVivid Tailでバウンスの手数を増やす。腐ったら融合再生機構のコスト。
氷結界の虎王 ドゥローレン
バウンス界の王様。バウンスしたら打点アップもあるのでドロセーラと相性が良い。
虹光の宣告者
余ったレッドリゾネーターでライオットを作るとコスト面に余裕が生まれるのでお得。
グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
ライオットを墓地に送りたい時に出す。打点も高くて戦線維持に貢献してくれる。
捕食植物トリフィオヴェルトゥム
フィニッシャーにもなるしとりあえずで置いとくことも出来る便利なエース。
捕食植物ドラゴスタペリア
使用頻度は高くないけど貴重な妨害要因。
捕食植物キメラフレシア
ダーリング素引きしたらこいつだけが頼り。効果と戦闘で2体処理できるのも強い。
捕食植物アンブロメリドゥス
新規組最強カード。さすがに強すぎる。やり過ぎなくらい高性能。
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
打点が盤面で最も高くなるのでドロセーラの全体攻撃付与を絡めると破壊力抜群。
レア・フィッシュ
ドゥローレンの素材指定が水属性なのでどうしても必要になってしまう。法典の大賢者クロウリー等も考えたが簡易融合から出せるのが一番安定する。
召命の神弓-アポロウーサ
プランターの大量蘇生で雑に出せる。
アロマセラフィ-ジャスミン
出すのは簡単なので余裕がある時にバラガールを持ってくるなど。
クロシープ
一族の結集でドゥローレンを蘇生に繋げたり、簡易レアフィッシュからレッドリゾネーターを蘇生する事も可能。プランターの蘇生は効果無効なので効果を使いたい場合はこっちで蘇生を狙う。
採用を見送ったカード
法典の大賢者クロウリー
サーチ手段まで採用する枠が惜しいのに加えて自ら場に出る効果が無いので安定性に欠ける。水属性としてS素材になるだけでなく、闇属性として融合素材になれるのは悪くない。
海皇子ネプトアビス+深海のディーヴァ
ドゥローレンを出すギミックとして採用していた時期もあったが、枠を食いすぎるのがネックに。
捕食植物ヴェルテアナコンダ
高いから買ってない。他所で悪さしてるだけで捕食植物的には必須でもないので禁止にされても構わない。
その他の捕食植物
展開に捕食カウンターを多用しない事や、サーチやリクルートが豊富で蘇生による展開がメインである事から、パワーの高い捕食植物や相性の良い捕食植物に絞った方が強いと感じた。
終わりに
こんなところでしょうか。こういった解説は初めてなのでお見苦しい部分もあったと思いますが、個性的なデッキなのでご自身のデッキ構築の参考にでもなれば幸いです。
追記
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