#494スマホ1台でVチューバーに
一時期夢中になった「ポケモンGo」ですが、まだ私の携帯にアプリは残っています。
今でも電車やすれ違う人でまだやっている方も時折見かけて、一時の様な派手なブームではないが根強い人気は感じます。
やっぱり健康を考えて楽しく歩く事を促す意味もあるのか、今は比較的年配の方がやっている様に感じます。
このゲーム何がすごかったかといえば、スマホのカメラを通じてみる現実の景色の中に、ポケモンの怪獣が出てきて、捕まったり逃げられたりと様々な動きをするところです。場所は自分の歩いている道です。
ゲームとしてのアイディアは革新的でしたが、技術的にも凄いと思いました。
でも今はもっとすごいAR(アグメンティッド・リアリティ)が楽しめるようになってきたそうです。それは、
ソニーなど、AR作成簡単に
する技術を開発したからです。
今日はそんなARと技術革新を
*アニメ調CGキャラクターで動画配信するVチューバー
*ソフトの開発に加えハードの改良も大きい
*センサー価格低減が追い風
*スマホで手軽にAR体験
とみていきながら
安価で小型なセンサー開発が進めばARの端末が普及し、多くのデジタル家電への搭載の可能性
が高まるという、また新しい世界観の広がりをまとめていきたいと思います。
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*アニメ調CGキャラクターで動画配信するVチューバー
スマートフォンのカメラをかざすと画面に3次元の物体を映し出す拡張現実が普及期に入っています。
ソニーグループはスマホ1台で、アニメ調のCGキャラクターで動画配信するVチューバーになれるソフトを公開しました。
冒頭で紹介したゲームアプリを開発した米ナイアンティックもゲーム「ポケモンGO」の技術を公開してARゲームを簡単につくれるようにしたそうです。
更に新しい技術では、ソニーグループ傘下のソニーセミコンダクタソリューションズが開発して公開した
「ToF AR」
を使うと、ARの技術で簡単に動くアニメキャラクターになりきることで、自身を簡単にVチューバーとしてデビューさせることを可能にしました。
Vチューバーはカメラやセンサーを使って配信者の顔の表情や体の動作をキャラクターにリアルタイムに反映させて、生身ではなく、アニメ調のCGのキャラクターを動かして動画配信する事をメインとする人が多くいます。
これまでVチューバーになるためには腕や頭に取り付けるセンサーや専用の撮影機材を取りそろえると20万~30万円かかることもありました。
しかしこの技術で手持ちのスマホだけで済むようになるのです。これまで難しかった指など細かい動作も把握してその技術の高さを実感できます。
*ソフトの開発に加えハードの改良も大きい
カメラの映像をアニメ調に変えて動かしたりて、実際にはない3次元モデルを表示させたりするこうした手法はAR技術を使っているのですが、今このARが普及期に入ったといわれる理由はソフト開発が伸びた事だけではありません。
カメラやセンサーなどのハード機器の進歩が後押しをしているのです。
スマホの背面カメラの横には目に見えない赤外線レーザーを照射して跳ね返ってきた時間で距離や物体の形状がわかるセンサーが搭載された機種が増えた。
センサーの中で代表的なものが
「LiDAR(ライダー)」
です。私のアイフォンにも搭載されているようです。
*センサー価格低減が追い風
モバイル機器を使ったARの市場規模は2026年に363億ドルと21年の3倍に成長するとみられています。
僅か5年でこれだけ伸びると予想される理由は何でしょうか?
それは、センサーの低価格化なのです。
開発された当初の10年前の価格は1000万円前後も珍しくなかったのですが、今は同等の性能で100分の1以下となり小型では5000円を切る製品も出てきています。
なんという技術とコストの変化でしょうか!
米グーグルのOS(基本ソフト)「アンドロイド」搭載スマホに加えて、米アップルもiPhoneへ搭載を拡大しているのです。
この部品を使うことでARの精度が高まってきました。
ソニーセミコンダクタ自身もセンサーに強みを持つのです。
この低価格化でARの活用は「ポケモンGO」などのゲームだけでなく、ビジネス用途で広く浸透してきました。
たとえばニトリホールディングスやスウェーデンのイケアの家具をスマホを使って疑似的に家に設置して試すアプリが登場しています。
*スマホで手軽にAR体験
ARではメガネ型端末が期待されているのですが、まだ高品質なものを大量に量販には時間がかかりそうですね。
現在でも十分に普及しているスマホを活用することでより身近に使ってもらう狙いでAR開発は加速度を増しているのです。
米画像加工ソフト大手のアドビも9月からスマホを使っていろいろな角度から写真を撮ると、写真を組み合わせて3次元モデルを簡単に作成できるソフトを提供するようになりました。
この技術を使うことで、ARなどに使う素材の作成コストを10分の1に削減できます。
ハードの価格ダウンと安価な支援ソフトの登場で中小事業者にもARの利用を促しそうですね。
そして
安価で小型なセンサー開発が進めばARの端末が普及し、多くのデジタル家電への搭載の可能性
が出てきています。
メタバースなど仮想の世界と現実、更にミックスしたようなARの世界とまさにSF映画の様な未来がすぐそこまで来ているのかもしれませんね。
なんだかワクワクします。
#AR #Vチューバ ― #センサー #スマホ #ポケモンGo #日経新聞
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