死者最悪19.9万人が想定される地震に備える
内閣府の有識者検討会は、岩手県沖から北海道沖にまたがる「日本海溝・千島海溝」を震源域とするマグニチュード(M)9クラスの最大級の地震が起きた場合に、
最大19万9000人が死亡する
との被害想定を公表しました。
「え、また新しい地震が発生する場所の予測が出たの?」とびっくり、そしてその被害の大きさに2度びっくりです。
阪神大震災で被災して早27年が来月に迫っています。
天災は忘れたころにやってくる、南海トラフも不気味に確率が高いままなんですよね。
今日は防災意識を高めるためにも地震について
*新しく想定された巨大地震の被害想定をみてみる
*最大のリスク巨大津波の被害予想
*防災対策による被害軽減効果をみる
*30年以内の地震発生リスクをチェック
*まとめ、4つの地震の被害を比較
とみていき
確率に関わらず対策を進めることで被害リスクを大きく軽減できる。地震までどれだけ備えるかが分岐点
というまさに「備えあれば憂いなし」ということを心に刻み込もうと思います。
昔から怖いものは、「地震、雷、火事、おやじ」となって一番地震が怖いですよね。
私が怖いのは「まんじゅう」です。死ぬほど怖い、、、
私に嫌がらせしたい人は宅急便で年内着で送って下さい。お茶も怖いので一緒に送って下さいね
*新しく想定された巨大地震の被害想定をみてみる
今回内閣府が予想したのは2020年4月、日本海溝、千島海溝それぞれを震源域とする2モデルの地震規模や津波想定高を発表した「被害のシミュレーション結果」です。
両海溝での地震が連動して同時に起きるとの前提は置いていないのでそれぞれの被害を比較することになります。
日本海溝で、マグニチュード(M)9クラスの巨大地震が発生した場合の被害については、
沿岸部を震度6強~7の揺れが襲い、
30メートル近い津波が押し寄せる。
最悪の場合、死者は19万9000人、
経済被害は31兆円に上る
と推計しています。
一方で千島海溝で地震が起きた場合は
北海道の襟裳岬の東方沖を想定震源域とし、北海道厚岸町は震度7、えりも町は震度6強の揺れに襲われるとしています。
全壊家屋は8万4000棟で死者は10万人です。
東日本大震災より大きな被害を予測しています。
*最大のリスク巨大津波の被害予想
インドスマトラ沖地震や東日本大震災で被害を拡大させた「津波の高さ」を予想してみましょう。
千島海溝モデルの場合は、えりも町の津波は最大27.9メートルとなり、根室市にも10~20メートル以上の津波が押し寄せると考えられています。釧路20.7mに達する予想です。
早いところでは地震発生から20分前後で高さ1メートルの津波が到達するとされ、避難の時間は限られるので、いかに素早く避難行動に出れるかが生死を分けることになりそうです。
日本海溝モデルは岩手県沖から北海道日高地方の沖合を震源域として設定しています。
青森県と岩手県で震度6強を観測し、えりも町は最大23メートルの津波に襲われるとされている。
えりも町や青森県の東通村、六ケ所村には地震発生から10分前後で高さ1メートルの津波が到達すると予測されているのです。
最大で八戸26.1m、宮古29.7m の高さの津波になります。
東日本大震災で大きな被害の出た岩手県の釜石市や大槌町にも20分ほどで押し寄せるということです。
*防災対策による被害軽減効果をみる
今回、こうやって内閣府がわざわざ大きな被害予測を発表したのは、最悪に備えて準備を促す意味合いもあると思います。
というのも対策をしっかりして、初期避難を促せば被害は格段に下がるのです。
例えば日本海溝地震は最大死者19万9千人ですが
「20分以内に高台や避難場所へ」という早期避難
建物の耐震化を進める
津波避難タワーなどの活用
をすれば、3万人に死者は減ると予想されているからです。
又、北海道や東北で地震があった場合、真冬であれば、低体温症で命が脅かされる人が4万2千人いるとされています。
対策として
高台に防寒具を設備する
高台から屋内避難所への移動経路を整備して迅速に移動
が出来れば多くの人が助かります。
*まとめ、4つの地震の被害を比較
では、私たちが意識しないといけない4つの地震を表にまとめました。
東日本大震災を超える規模の地震で、冬の早朝に発生して2割程度しか早期避難出来なかった場合の死者が19万9千人で、確率はほぼ0なのに、内閣府が発表したのは上述の注意喚起以外にも、耐震の街づくりを進めるために指標がいるからだと感じます。
はっきりした被害状況を想定することで、どの程度の耐震工事が必要なのか?とか、どこに避難所を指定してどのように誘導しないといけないか?とかをイメージできるからです。
ビジネスでも目標がクリアだと行動に迷いがなく短時間で効率よく結果を出せます。
それに確率なんてあてにしない方がいいですよね。
毎日テレビで「過去最大の」とか「100年に1度の」とか頻繁に聞くようになりましたよね。
1%の予測でも、起きてしまえば当人にとって
100%の事実です。
確率に関わらず対策を進めることで被害リスクを大きく軽減できる。地震までどれだけ備えるかが分岐点
だと考えてどうすればを日頃から妄想して対処法を考えていくことが「備えあれば憂いなし」に繋がります。
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