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中国新興、AIで「無人」食堂 需要予測や調理ロボ管理

食と言えば4000年の歴史を持つ中華料理は外せませんね。
世界中に中華街があり、世界の人々の胃袋を満たしていると言えます。

しかし、そんな歴史ある中華料理の世界にもテクノロジーの流れが吹き込んでいます。

それはAIの台頭です。そしてロビット調理による無人化も合わせて導入が進んでいます。

上海熙香が多店舗展開 外部提供も目指す

という流れが加速をしているのです。

今日はそんな中国の無人レストランを

*飲食店の「無人化」が進む中国
*中国はもともと外食市場は大きい
*家庭向け全自動キッチンを研究

とみていきながら

技術とコストの両面が抱える問題をどう解決するのか?企業が研究開発でしのぎを削る

というテクノロジー進化の現場を見ていこうと思います。

*飲食店の「無人化」が進む中国

飲食店の「無人化」が進む中国で、新たに人工知能(AI)を活用した店舗が登場しました。

新興の上海熙香芸享電子商務(シーシャン)がAIとロボットを組み合わせて、どんな料理が注文されるのか?需要予測や調理などを自動化した店を開発したのです。

中国では人件費高騰などを背景に人に頼らない店舗運営への需要が高まっています。

100兆円規模の外食市場を巡り、無人化競争はさらに激化すると予想されているのです。

上海市の商業施設に7月に開業した「AI食堂」をみてみると驚くことばかりです。

店内ではロボットがアームなどを使って、調理や配膳を行っています。

メニューは

「セロリとエビの炒め物」
「枝豆と鶏肉のあえ物」

などが常時10~20種類あり、普通のレストランと変わりません。ただ違うのは調理は全て魔女ではなくロボットが担うことだったのです。

しかも料理だけではなく、店内カメラがお客様の食べた料理をチェックして、スマホで電子決済と、無人化が徹底されています。

店を訪れた女性会社員は

「味はシェフとロボットで区別がつかない」

と満足げだそうです。

料理3品で30元(約600円)と「コストパフォーマンスもよく、とても衛生的だ」と高評価でした。


ちょっと長めですがテレビの取材放送です

*中国はもともと外食市場は大きい

この食堂で仕事をしているのは、ロボットだけでなくAIが過去の来店客数などのデータを分析、その日にどのメニューをどう調理するかを決める需要予測をしています。

つまり売り上げ分析から、マーケティング戦略を立てて仕入れにまで繁栄させる本社機能もついているのです。

シェフに代わり、AIアルゴリズムが厨房内の調理全体の流れを管理しているそうです。

例えばメニューと無関係の野菜が調理ラインに投入された場合は、エラーを出してラインが止まります。

2021年にAI食堂の1号店を市内に出店していました。

席数が20席ほどの小型店でしたが、「新型コロナウイルスの影響がない時は毎日昼に400~500人が訪れ、大混雑だった」そうです。

そしてコロナ禍でも無人であれば感染リスクも抑えられていいかもしれませんね。北京オリンピックでも無人料理が話題になっていましたよね。

同社は企業など法人向け社員食堂の運営や食事宅配を主要事業としています。

食堂の運営ノウハウを強みに、AIやロボットによる自動化技術を組み合わせることで、今後は

飲食店チェーン向けに自動化ソリューションを提供する

ことを目指すそうです。
なぜなら

中国の外食市場は23年に約103兆円に達する見通しで、日本の4倍の規模だからです。

成長市場にローコスト運営で高収益が得られるのですね。

しかも今後中国にも少子高齢化の問題が広がってきます。労働力確保に向けてテクノロジーの死かが必須になります。

*家庭向け全自動キッチンを研究

李明氏は取材に家庭向け全自動キッチンの開発を研究していると発言もしています。

「AI食堂」を開いた理由は? との質問に

*シェフ(人)の調理はブレが大きいこと
*セントラルキッチン方式は冷蔵や冷凍保存が必要で、食材の新鮮さが損なわれること

を理由に挙げました。

確かに中国人コックのイメージは中華鍋に大きなお玉でざっくり調味料を取って入れて料理する感じですね。

計量カップでちまちま測ったりはしない感じです。

でも、例えば私が昔働いていたお菓子の世界は、配合が命とまで言われていました。

美味しく、均一な味を何度も提供するにはきっちり同じ配合での味付けは重要ですよね。

一方でファミレスなどのセントラルキッチンでの料理は確かに均一の味ですが、圧倒的にフレッシュさに欠けます。料理は調理したてがやっぱり美味しいですよね。

AIロボット調理なら両方をカバーしていると思います。

調理を『標準化』し、新鮮で健康な料理を顧客に提供する。これが最大の狙いだと、李氏は語っています

技術とコストの両面が抱える問題をどう解決するのか?企業が研究開発でしのぎを削る

時代が訪れようとしているのですかね。

いい記事だとおもいましたが、気になったのは

ご馳走

という意味です。

美味しいものでもてなそうと、あちこち走り回り一生懸命料理する事が本来のご馳走なら、AI調理の料理は美味しいけど、お客様を喜ばしたいという心を込めて作る

ご馳走

とは呼べないのかもしれませんね。

結局、私の中での価値観は、人が絡むことで生まれるサービスに重きを感じているかもしれないと思いました。

#AI食堂 #ロボット #外食西行 #日経新聞

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