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大坂なおみさんに感じる理不尽な中での対応方法
今日は数日で色々な事から対応の印象が変わった、大坂なおみさんの出来事を通じて感じた事を取り上げます。
それは「理不尽な中での対応法」です。
大坂なおみさんは、自分と向き合った態度で逆転のパンチを繰り出したと思います。
丁寧に話していこうと思います。
1. わがままなのか?皆のためなのか?
最近はメディアやオーガナイザーは力があって思いやりが足りない様に感じてしまいます。
色々な会見を見ていても「意地悪な質問」をするなと感じる事は多々あります。でもそれは私たちがそういうスキャンダルや人の不幸を蜜の味が如く欲しているからかもしれないですね。
そんな会見の理不尽さに一矢報いる意味で大坂さんは今回の発言を行ったと思います。それは自分を含め多くのプレーヤーがそんな事にエネルギーを費やす事から解放され、テニスでいいプレーをする為だったと思います。
でも、マスコミの会見で視聴率が上がり、イベントの宣伝として世間に広まる事で成り立つビジネスモデルなのに、そのビジネスに参入しながらルールを守らないで賞金をかっさらえば「わがまま」な奴だと思われるでしょう。
だから、主催者はそんなビジネスモデルを維持する為に、罰金や出場権はく奪と言う強い態度で臨んだのだと思います。
2. システムを変える為に犠牲を払った
面白い考察があったので紹介します。
それは、今回の様に主催者側と対立せずに最初から鬱を長年患っていて、どうしても会見すると体調に悪影響を及ぼす、と事前に話し合う機会を設けていただどうなっただろうか?と言う事です。
きっと主催者はトッププレーヤーの陳情に耳を傾け、メディアと協力して配慮してくれたと思います。
でもそれは大坂選手個人への対応であって、他の人はルール通りに行動しなければいけません。
大坂選手が変えたかったのは、システムそのもの。
その他の若いメンタルを鍛え切れていない人がノイローゼになる事を望まなかったから、対峙したのだと思います。
大坂選手は自分の事だけでなく、全体の利益(全ての選手がもっと気軽にプレーだけに集中する事で、スーパープレーを生み出してもらい、興行成績に結びつく)にフォーカスしたのだと思いました
3. 理不尽なシステムで自分ならどうしていくか?
これは、テニスの4大大会だけの話ではないですよね。
世に中は理不尽に溢れていて、私の職場もフィリピン政府の管理下なので正に「日本の常識では考えられない事」なんて、普通に起きて、ストレスも大変です。
なら、私の場合どうしなければ?と自分事として考える事は大切だと思います。
今の職場が好きで居心地を良したいなら、大坂選手の様にどこかで博打を打たなければいけないと思います。
それは大騒ぎになればなるだけ極端な結果になるハイリスクハイリターンの勝負が望ましいでしょう。何せ相手は理不尽で力がありますから、正攻法では叶いません。
でも、主催者にもファンにも助けられないと生き残れないから、最後は双方が納得できる「喧嘩痛み分け」の着地点を目指さないといけないですよね。
その点、一旦は棄権してテニスの全試合から退く痛みを選べる大坂さんは、戦略家でテニス同様「駆け引き」上手だと思いました。
音声配信の内容を文字お越しして要約しました。
良ければ音声配信もお聞きください
合わせて聞いて欲しい過去放送
4月23日配信
やりたくないけど周りから認められる事はしなくていい。けれど、、、