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Z世代に「平成レトロ」ブーム 

先日の娘の中学卒業式前日にLineで娘から「明日はエモい写真撮りたいから“写ルンです”買ってきて!」と送り付けられたので、仕事帰りにヨドバシカメラにいくと、なんと「人気で今は取り寄せです!」とのことでした。

偶然街中のカメラ店で在庫を見つけて、思い出の1日をエモい写真で飾れてほっとひと安心でした。

そう、“写ルンです”は私たちの世代がスマホが普及する前に使っていた「昭和アイテム」です。

「ブームは繰り返す」という言葉を実証するように、昭和・平成のアイテムやファッションがZ世代に受けているんです。

今日はそんな平成ファッションについて

*平成のファッションやコンテンツを身近に感じる
*平成ギャルの持つパワー感に憧れ
*ルーズソックスと厚底の靴はマスト
*2000年代流行のファッション「Y2K」が人気
*玩具やゲーム機に懐かしさ

とみていきながら

親子の距離感が近いことが特徴!Z世代の価値観を捉えることにヒント

と意外Z世代と私たち親世代は同じことで熱中できるかもという嬉しい仮説を探りたいです。

娘に「調子乗んな!」と言われそうですが、、、(汗)

*平成のファッションやコンテンツを身近に感じる

平成は1989年から2019年までの30年間でした。

そして当時の平成ギャルから人気を集めたファッションやコンテンツを楽しむ動きが、Z世代の間でも広がっているようです。

自分らしくありたい気持ちが色濃く反映された平成のファッションなどに憧れる若者が目立つようになってきました。

とくに今は、新型コロナウイルス下などで先行きが不透明な現代だからこそ、平成の前向きでポップな一面が若者の心をつかんでいると思われます。

それを象徴するようにJR新宿駅前の商業施設「ルミネエスト新宿」(東京・新宿)で1月から今月13日まで開催されているキャンペーン

「平成レトロニスタ―ギャルしか勝たん♡―」

では、当時を若者として謳歌した30~40代の女性だけでなく、1990年代半ば以降に生まれた「Z世代」の若者の姿も目立つそうです。

*平成ギャルの持つパワー感に憧れ

きっかけは、店舗で厚底ブーツやミニスカートといった平成に流行したアイテムの売れ行きが好調で、

若者だけでなく当時を知っている世代も楽しめるはず!

と企画されたそうです。

生れた時からあるSNSを通じて世界中の人とつながっているZ世代は、

つねに周囲から「いいね」などの共感を得ること

に価値を感じる傾向があります。

そのため、SNS上で非難されることを恐れたり、人と比べて自信を無くしてしまったりと、ありのままの自分をさらけ出せないという若者も少なくないという傾向があるのです。

一方で平成の90年代で支持を集めたギャルファッションは、メークや服装などで周囲の目を気にせずに自分らしさを貫いていました。

Z世代にとって、

胸を張って自分らしさを貫いていた平成ギャルの生き方

が憧れの対象となっているのです。

*ルーズソックスと厚底の靴はマスト

ルーズソックスといえば、1990年代後半に「コギャルファッション」のアイテムとして大流行しました。

しかし、ギャルブームが落ち着くにつれて徐々にその姿を見かけることがなくなって少し前までは殆ど見かけなかったのです。

しかし令和の今、Z世代の支持を集めているのです。

15歳の娘に聞くと

「平成は憧れでエモい。そのまま同じように履くのではなく、ちょっとずらして工夫するとより可愛くなる。」

と言っていました。

「ドン・キホーテ」では21年3月ごろからルーズソックスの売上が伸び始めて、結局前年の2倍の売上を記録したそうです。

娘曰く厚底はルーズソックスほどは流行っていない、と言いながら今日は厚底ブーツで出かけていきました。

*2000年代流行のファッション「Y2K」が人気

フッションのトレンドは20年周期で繰り返すといいますが、今Z世代に人気なファッションは20年前あたりのY2Kファッションというスタイルなんでしょう。

日本で言えば、2000年代初めは安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんを真似るファッションが流行して、海外ではブリトニー・スピアーズやパリス・ヒルトンをファッションアイコンにしたスタイルです。

現在では日本だけでなく、海外セレブの間でも「#Y2K」のハッシュタグで250万件以上も発信されされています。

Z世代は、

レコードや喫茶店のナポリタンといった「昭和レトロ」

もブームとなっているそうです。

ただ、Z世代が生まれる前の昭和は

「若者にとってファンタジーの世界」

でリアリティには欠けるようです。

*玩具やゲーム機に懐かしさ

一方、平成の流行はZ世代が幼少期に実際に体験したものも含まれており、懐かしさを感じる身近さがあるのです。

携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」に内蔵されているカメラを使って写真を撮り、カラフルなペンやスタンプを使って加工する遊びが流行っているのもそんな理由です。

ちょっと荒い画像だったり、古いデザインの星やハートが小学校時代を思い出させてエモい気持ちを呼び起こします。

「たまごっち」の誕生25周年を記念した腕時計型の「Tamagotchi Smart(たまごっちスマート)」は20代の女性まで人気だそうです。

今は流行り廃りのペースが速くて目まぐるしくトレンドが変わる現代には、共通の話題として友達と盛り上がれるものが少なくなっている現状があります。

だからこそ幼少期に経験した懐かしいアイテムを使った遊びが広がっていると言えるのですね。

Z世代の間で「平成」が人気となっている背景には、彼ら彼女らの親からの影響もあります。

平成の間に青春時代を過ごした両親を通じて平成のファッションやコンテンツを身近に感じて、楽しんでいるZ世代は多いのではないでしょうか?

2021年3月公開のシリーズ最終作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を親子で見に行った男子大学生は

「感想や考察などが父子の間で違って盛り上がった」

という感想でした。

親子の距離感が近いことが特徴!Z世代の価値観を捉えることにヒント

つまり

親を通じて昔のファッションやコンテンツのファンになっていくケースも目立つ

というように、彼らのトレンドは親世代の感性に関わる部分があるのです。

であれば、私たちが楽しみ仕掛けることにZ世代にも刺さることがあるならビジネスヒントが隠れてそうですね。

90年代の象徴でアムラーという言葉まで生み出した安室さんのビデオ

#Z世代 #平成ギャル #ルーズソックス #Y2K

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