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特許で迫るApple Car「走るアップル」へ技術磨く
アップルが自動車関連技術を蓄積しているそうです。
今は公然の秘密とされていて、その動向が注目されるアップルカーの開発が進んでいそうです。
それは近年車関連の特許出願が増えていることから、そうみられているのです。
テスラがEV車の中で不動の地位を築きつつあるとき、大きなライバルになるかもしれないアップルカーは注目されています。
実際にはソニーは電気自動車をすでに開発発表しているのです。
今や車は移動手段より移動できる電子機器にかわりつつありますね。
テスラは既に「走るスマホ」と言われています。
自動運転・シートなど幅広く 自社開発へ出願増加
というアップルの動きが新しい時代の幕開けを感じさせます。
今日はそんなアップルの目玉にあるであろうEVを
*クルマからモビリティーへの変革
*強みの「ユーザーエクスペリエンス」を車でも追求
*車向けの半導体でも「インテル離れ」
とみていきながら
自動車業界はソフト重視の開発に急いで転換し、アップルへの備えを進める必要がある
という日本の基幹産業自動車業界の構造変化を考えていきたいと思います。
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*クルマからモビリティーへの変革
実は、アップルの特許出願は17年をピークに一時失速したものの、
「これから公開されるものを含めれば、21年は過去最高だった17年並みに急増する可能性がある」
とみられています。
特許は申請から公開まで約1年半かかるのです。
なので最新の21年の出願分はほとんどが未公開ですが、すでに8件が公開済みで、このペースをか投げると、アップルが自動車関連技術を蓄積していることが安易に想像できます。
自動車関連特許を分析した結果、累計248件にも達したそうです。
当初はアイフォンとの連携を優先して、カーナビとの連携をイメージしていました。
そこで出来たのが「カープレー」ですが実際にはメーターパネルまで変える事ができる、車の本体パーツに連携しているあたりからもアップrカー発売の予感がひしひしと伝わってきます。
*強みの「ユーザーエクスペリエンス」を車でも追求
歴史を振り返れば、2014年「タイタン」と呼ばれる自動運転の電気自動車の開発プロジェクトが発足しました。その際に人工知能(AI)などの研究者を大量に雇ったとされることから、社内で粛々とプロジェクトを進める決心をしたとみられます。
そんな車関連の技術開、発特許申請に関する3つの特徴があるのです。
1つめは車を構成し、乗り心地にも関わる部材の技術を多く出願していること
です。
特許というと難しいITなど技術系の申請というイメージが強いのですが、自動運転などソフト分野のほかに、乗り心地に直結する窓やドア、シート、サスペンションなどハード関連などの技術も開発が進んでいるようです。
2つめは完全自動運転の実用化を見据えた出願が散見される点
です。
アップルは17年にカリフォルニア州の公道で市販車を使った自動運転の実証試験を始めています。
自動運転で難易度が高い高速道路の合流に関する17年出願の特許は、トヨタ自動車などの特許でも引用されている重要技術です。
iPhoneで電話を「再発明」(故スティーブ・ジョブズ氏)したように、完全自動運転下で自動車のユーザーエクスペリエンス(UX)を再発明する意図を感じられます。
あらゆる製品やサービスを通してユーザーが感じる使いやすさ、感動、印象といった体験をアイフォンと同じように車で再現しようとしています。
例えば、乗員が向かい合って、遠隔にいる人とあたかもその場にいるように会議できる仮想現実(VR)システムなどです。
3つめは車とモノとの通信「V2X(Vehicle to X)」に関連する出願が近年急増している点
です
V2Xは「車と車」「車と道路」「車と歩行者」「車とクラウド」などで、つながる車の次世代版といえます。
信号や死角にいる車や歩行者の情報など自動運転の安全性向上に欠かせない情報収集に役立つため、自動車メーカーも注力する分野なのです。
アップルがドライバーや乗員にとって最も大事な安全性でもUXの革新を追求している様子を垣間見ることができます。
*車向けの半導体でも「インテル離れ」
アップルはコンピュータチップでも採用をしていた米半導体大手のインテルと30件以上の特許を共同出願しています。
多くがV2Xに関わる通信分野で、他社からの引用が多い重要特許もあります。
20~21年には通信分野の特許を17件出願する一方、インテルとの共同出願は1件で、多くが自社単独での出願に変化してきました。
最近のコンピューターでは自社製の半導体を設計・開発した「Mシリーズ」で、搭載製品の消費電力を減らし、操作速度を高めているので、将来的な車に関してもインテル離れはつじつまがあうのです。
最近では「コネクテッドカー」に必要な通信分野の特許出願が増えています。
テスラが評価が高く、時価総額でトヨタを抜いた要因は、車を売るだけでなくスマホのようにOSなどをアップデートして年月が経っても新しい機能を追加する事で車自体の価値を上げていく手法にあると言われています。
コネクテッドカーでソフトを頻繁に更新して車両価値を高める
ソフトウエア・デファインド・ビークル(ソフト主導車両)
をアップルも目指しているはずです。
それは同時に現行の
自動車業界はソフト重視の開発に急いで転換し、アップルへの備えを進める必要がある
ということです。
異業種という見えなかった敵の参入で、日本が優位性を保っていた自動車業界で敗戦を期せば、斜陽する日本に拍車がかかると危惧しています。
#アップルカー #ユーザーエクスペリエンス #コネクテッドカー #日経新聞
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