華流ブランド新時代ナイキより中国を着る
あっという間に今年も終わろうとしています。
そして来年2月には北京オリンピックが始まりますね。
アスリートの肉体美が機能的なユニフォームをさらに美しく見せます。
このオリンピックのユニフォームですが、スノーボードやスケボー、ダンスバトルで着ている服も、最近はとてもお洒落でかっこいいですね。
世界的にもスポーツアパレルの人気が上がっています。
最近はナイキやアディダスより中国ブランドの「李寧 リーニン」や「安踏 アンタ」の人気があるとミレニアル世代とZ世代に広く受けているようです。
人気のポイントは、大きく書かれた漢字のデザインがかっこよく新鮮に映ること!
20年前にセブでフィリピン人が「段ボール梱包」と書いたTシャツを着ていたのとは訳が違います(実話)
今日は中国スポーツアパレルブランドの躍進について
*人気の中国ブランドの背景は
*2大中国ブラントの売上からみる勢い
*売上シェアと課題をみていくと
とみていって
2大中国ブランドの売上は大半が中国国内で、世界ブランドとしてグローバル化が必修
という課題まで考えていきたいと思います。
私の場合はウエアよりまずお腹周りを頑張らないとですね、、、、
*人気の中国ブランドの背景は
1984年ロス五輪での金メダリストで、生涯で14個もの世界タイトルを獲得し「体操王子」として親しまれた中国で最も有名な体操選手である"李寧“が1990年に創業した「李寧(リーニン)」が今、注目されています。
30年以上のブランド歴史があるのですが、2010年代初めは赤字に苦しむ時期があったそうです。
転機は2018年、ロゴを漢字で大きく「中国李寧」に変えるて、「ニューヨーク・ファッションウィーク」に出展すると、ミレニアル世代とZ世代の若者中心に人気が広がりました。
一方で、世界的なスポーツウエア―ブランドの「ナイキ」が国際批判の大きかった中国ウイグル自治区の綿花使用を禁止した時に、中国国内で反発がありナイキの不買運動が国内で起きたのです。
同じように1991年に創業した中国ブランド「安踏(アンタ)」も5輪スポンサーで中国国旗をデザインに取り入れて人気があります。
*2大ブラントの売上からみる勢い
どちらも「中国ブランドで中国デザインを愛する」という愛国心に支えられて売上を伸ばしてきました。
小売販売額は14-19年に年率平均16%増。健康志向の高まりや所得向上、政府によるスポーツ振興策などが追い風になっています。
21年1月から6月の売上は前年同時期対比で
李寧 リーニン 6割増 約1800億円
安踏 アンタ 6割増 約1871億円
です。
2024年までは同9%の成長ペースを維持する見通しといいます。
李寧(リーニン)は、スポーツアパレルブランドとして、中国文化の伝承を社会的な責任と考えているそうです。
近年はさまざまなアーティストやデザイナー、人気ファッションブランドとのコラボレーションを通して、若い世代とのコミュニケーションを重ねてきたことから、斬新なデザインと中国文化の融合を形に出来たのですね。
アンタは2019年、フィンランドの「アメアスポーツ」を52億ドル(約5700億円)で買収しました。
アメアスポーツは、テニスラケットの「ウイルソン」やハイキングシューズ「サロモン」などを保有しており、買収によりグローバルでの認知度も拡大を目指しています。
*売上シェアと課題をみていくと
英ユーロモニターインターナショナルの2020年スポーツアパレル (靴除く) 売上シェアによるとトップ5で
1位 アディダス 11.9%
2位 ナイキ 12.8%
3位 アンタ 11.9%
5位 リーニン 8.2%
となって注目の中国2大ブランドがトップ5入りしています。
しかし中国ブランドの売上のほとんどが国内販売市場で、中国国内では人気があっても、海外ではまだまだ知られていない事を示しています。
昔は中国製は「安くて低品質」のコピー商品というイメージでした。
しかし今は、携帯電話、EV自動車、そしてこの中国発スポーツアパレルブランドと
ハイクオリティやコンセプトがしっかりしたオリジナル商品展開
をしてきていると感じます。
ただ、国内市場が大きくて完結できるぐらいの売上があるから、グローバル化はどうしても国の方針にも左右され遅れ気味だと思います。
でも本当に世界一を目指すなら、グローバルな市場で勝負して勝たないと認められませんよね。
品質がついてきているだけにガチの勝負を見てみたなぁと思います。
フィリピンの情報サイトを立ち上げました。
幅広く情報発信しています。ご覧くださいませ
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