見出し画像

正直イギリスはぬるかった…?1ヶ月の海外挑戦を終えたキックコーチが語る本音。

こんにちは。
10月1ヶ月間のヨーロッパ滞在も気づけば終わりを迎えてしまいました。

今回はyoutubeの方に力を入れていたので、noteは全然書けませんでしたが、振り返りとしてしっかり書いておこうと思います。

YouTubeでも同内容の語り動画を出していますが、noteの方がより細かく書いてるのでぜひこちらもお読みいただければと思います。


結果報告


まず、向こうでの活動をざっくりまとめておきます。
滞在日数はロンドンが23日、オーストリアが3日でした。

ロンドンの方は23日の滞在で24件(リピーど含む)トレーニングをすることができました。
多い人だとパーソナルトレーニングを今回だけで5回リピートしてくださったり、みなさんかなり気に入ってくださった印象です。

そして、オーストリアの方では二日間に渡ってプロクラブのアカデミーにてU16-18の選手たちを指導させていただきました。

U16
U17,18

これについてはまた別の記事でしっかりと書きます。

また、指導だけでなく試合観戦もたくさんすることができて、CLのアーセナルvsシャフタールドネツク、マンチェスターシティvsスパルタプラハ、そしてオーストリアブンデスリーガ一部のLASKリンツvsストゥラムグラッドの3試合を観戦できました。

アーセナル
マンチェスターシティ
LASKリンツ

これについても色々と感じることがあったので、また別の記事にします。

今回は、キックコーチとして実際に指導してみて感じたことをベースに書いていきます。

感想


まず感じたのはやはりキックコーチとして僕がやってきた、積み上げてきたことはヨーロッパでも通用するということです。

これは6月に行った時にも思いましたが、6月はロンドンにいたのがたった5日間だったので今回長くいて新しく出会った人にもリピートの人にもたくさん求めてもらえて自信がより深まりました。

とはってももちろん反省点はあって、前回記事にしたKoさんの息子さんたちのトレーニングを日本語でやらせていただいたのですが、英語で指導している時の体感10倍くらいの力を発揮できた気がしました。

やはり英語の表現力は全然足りなくて、細かいニュアンスを伝えたりグループレッスンの際に個別に時間をかけられる時間がない中でコンパクトに的確にフィードバックしていったりするのはまだまだ難しかったです。

逆にそれでもかなりうまくさせられているのはそれはそれでトレーニング構成という意味では自信になりますが、まだまだ伸び代はあると感じています。実は日本語の指導でも選手にかける言葉選びはとても気をつけているところなので、英語でも近しいパフォーマンスが出せるように積み上げていきます。

もっと正直な感想

とここまでは、事実ではあるけれど当たり障りのない感想ですが、ここからはより率直に感じたことを書いていきます。

すでに書いた通り毎日のようにトレーニングの機会をいただけて、リピートもたくさんしてもらって、正直順調すぎました。

1ヶ月もいると日程がスカスカになってしまって焦るとか、リピートがなかなか入らなくて苦労するとか、そういった展開を想定していましたが、自分の想定よりもうまくいき過ぎて正直拍子抜けしたところがあります。

今回も6月に続いてビザを取得せずに行ったので結局お金はもらわず無料でやったこともあり、ちゃんと仕事にするといったところにはもちろん課題はあるし、そもそも就労ビザを取れるのかというのはハードルが高いというのは分かっています。

ただ、それに関しても君を雇うことに興味があると言ってくれているクラブがあって、実際子供にサッカーを教える上で必要な犯罪歴チェックのめんどうくさい手続きもやってくれたりしていて、その難関も越えられる道筋が見えかかっているところです。

2週間目を終えた辺りで残り10日ちょいのスケジュールが学校がある時間をのぞいてカツカツになって、もうこれ以上入れることがないとなった時には、正直言って燃え尽き症候群のような感じになっていました。

まだ何も燃え尽きてはないんですが、火おこしに苦労するはずが案外簡単に点いちゃってどうしようみたいな。

僕はめちゃくちゃ飽き性なところがあって、同じことを繰り返すのが苦手で、この先これをやればこういう風になるなというのが鮮明にイメージできてしまうと途端につまらなく感じてしまう厄介なタイプなので、次々新しいことに取り組むようにしています。

6月から海外に出始めたのも、日本国内ではまだまだやれることはあるにせよかなり形が出来上がってきて、この先の展開を考えるとコツコツ続けていくのはつまらないなと思って一気に海外に広げちゃえと自分のワクワクを追い求めてやっているところがあります。

新たな挑戦

という訳で現在計画中の新たな挑戦はAIコーチの開発です。
これに関しては数年前からずっとやりたいやりたいと言っておきながら、なかなか難しくて全然手がついてない状況なので、このタイミングで思いっきりチャレンジしてみたいと思っています。

元から僕が掲げているビジョンに、上達を望むすべての選手が年齢、国籍、レベルを問わず誰でも質の高いキック指導を受けられるようにするというのがあります。
それこそ6月にケニアで指導してきたスラム街の子供たちやヨーロッパのエリートたち、もちろん日本の子供たちが安価でいつでもどこでも僕の指導を再現した指導が安価で受けられるとなるとワクワクしませんか?

このAIコーチの実現を目指して、専門家と協力する!専門家の人よろしく!としていたせいで全然進んできていないので、ここからは僕自身がコンピュータサイエンス、AIについてしっかりと学んで先陣を切って進めていきたいと思っています。

そこで、今はイギリスの大学院への留学を本気で検討しています。超人気分野だし、僕は学部の専攻がコンピュータ系じゃないので入れるところが限られていて、倍率は凄まじいですがなんとか入り込めればと思います。

海外展開の行く末は?

もちろん現在始めたての海外展開も同時にガンガン進めていくつもりで、6月、10月に行った国以外で今考えてるのは韓国、アメリカ、東南アジア辺りです。

そうして世界中に展開していくために、まずはサッカーの母国・イギリスで結果を残して田所剛之、Kicking labという名前を世界に知らしめてやりたいと思っています。

また、AIでなく僕が指導するところで言うと、Aオンライントレーニングを充実させたいと考えています。
今のやり方は対面トレーニングでやっていることをzoomを使ってカメラ越しにやっている感じで、オンラインが対面トレーニングの完全下位互換になってしまっています。

もちろん場所を選ばずに地方や海外から受けられるというメリットはありますが、トレーニングのクオリティに関しても対面ではできない、オンラインのメリットを引き出す方法があるはずなので、色々と考えているところです。

それができれば僕が海外に行っても日本の子供達に引き続き質の高いトレーニングを提供できるし、逆に日本にいても海外の子達にアプローチできるので、こちらも実現を目指して動いてきます。

最後に:海外に興味のあるあなたへ

といった感じで、1ヶ月前と言ってることが大きく変わったかと言われるとそこまでですが、方向性が明らかに明確になり、そして想定したよりも速いスピード感で進んでいけるような気がして、とてもワクワクしています。

途中で燃え尽き症候群的な感じで…みたいなことも書いていましたが、全体的に見ると刺激がたくさんあってめっちゃくちゃ楽しかったです。

イギリスの食材で美味しく自炊できたら嬉しいし、電車難しいけどミスらず乗り換えれたらかなり嬉しいし、突然話しかけられた時に聞き返さずにスムーズに返事できたら超嬉しいし、ちょっとしたことをするだけでもいつもと違いますからね。

僕は海外に出るようになって良かったです。
海外に行くことに興味があるけど、英語が通じるかな…とか生活大丈夫かな…とかで尻込みしちゃってる人は結構いると思うんですが、僕はyoutubeやnoteでリアルな海外での様子を発信してそのハードルも下げられたらと思っています。

これは僕が仕事に限らず人生全般の師匠と思って慕っている方から頂いた言葉ですが、

迷うくらいならなんでもいいから海外に出てみなさい。

僕はこのアドバイスを聞いて本当に良かった。
海外のことについてもアドバイスできるかもしれないので、何かあったらぜひ聞いてください!

僕はこれからも超がんばります!やったります💪


いいなと思ったら応援しよう!