トレーニングに『幅』を持たせると、気持ちに余裕が生まれる。
ランナーあるあるですが・・・、
ランナーであれば、真面目に、ひたむきにトレーニングに励まれている方が多いと思います。
中には、月間走行距離にこだわったり、毎週ポイント練習をこなすことに達成感を感じたり、距離関係なく毎日走ることをノルマにして走らないと気が済まないという方もいます。
また、トレーニングを継続的にこなしている人ほど、残業や行事、怪我、体調不良、いろんな理由で走らない日があると精神的に落ち着かなかったり、走らないことで罪悪感を覚えたりすることもありますよね。
予定通りの距離や設定タイムをこなせないでいると、焦りを感じることもあると思います。
走ることが苦しいものと受け取ってしまうと、続けるのも非常に辛いものになってしまいますよね。
では、どうすればランニングを辛いものに感じず、またランニングを嫌にならず、『楽しく』続けられるのか、自分になり考えてみました。
『幅』を持たせると、気持ちが楽になる
そんな時は、
トレーニングに『幅』を持たせる
ことをオススメします。
どういうこと!?と思うかもしれませんが、
真面目にコツコツトレーニングを継続しているランナーほど、
「~しないといけない!」
「~しなければ!」
という意識が強く働きます!!
そうすると、切羽詰まった感覚になり気持ちに焦りが生じたり余裕がなくなります。
この「~せねば!」の意識が強くなるとリラックスできず、体も緊張してランニング時に余計な力が入ったり、動きの滑らかさの欠如やランニングフォームの乱れにも繋がっていきます。
気を張り詰めていると、いつも以上に体力を消耗し疲労感が増加することもあります。
気持ちに余裕がなくなっていると感じた時には、
「4分50秒/kmにしていたけど、5分50秒~5分前後/kmぐらいのペース配分でいこう」
「月間300kmも、270kmもたいして差はない、コンスタントに距離を踏めている」
「10kmのペース走しようと思ってたけど、体の調子が良くないからジョグに切り替えよう」
「週末30km走の予定だったけど、足の痛みが残っているから20kmへ調整しよう」
「今日ポイント練習決めていたけど、疲労が抜けていないからしっかり休養し明日にやろう!」
などなど、
ランニングペースや走行距離、運動強度の変更、コンディションに合わせてトレーニング内容や日程の変更を行うという意識で取り組むことで、気持ちにだいぶ余裕が生まれてきます。
余裕が生まれれば、緊張から解放されて体も楽になり、身体もスムーズに動きやすくなります。
また、気持ちに余裕ができてランニングを楽しめるようになることで、モチベーションが自然と上がったり、疲労感が軽減する感覚も味わえます。
結果的に、
ランニングパフォーマンスの向上に繋がっていく事になります。
走行距離、設定ペース、ポイント練習など運動強度はあくまで「目安」。
もちろんモチベーションの波はあるし、体調や疲労の抜け具合などコンディションにも波はあります。気温や風雨など天候の影響だってあります。
全く同じ状態、状況の時のほうが珍しいぐらいです。
身体的にも、メンタル的にも、追い込んで無理を強いらないためにもある程度の『幅』を持たせましょう!
それが、無理なく、余裕もってランニングを楽しく続けていく秘訣になるかと思います。
頑張り屋のランナーさんの、参考になれば幸いです。