【雑記】最高のライブと楽曲の矛盾
人生で体感したライブでデイブ・リー・ロスのライブが最高レベルの楽しいライブだった。しかし楽曲はサミーヘイガーの在籍時のライトナウがヴァンヘイレンの楽曲では1番好き。世界的なヒットを飛ばしたヴァンヘイレンでさえメンバーチェンジするほどパフォーマンスと楽曲クオリティで意見の相違が出るのだからミュージシャンって難しい。
世界1レベルのヒット(当時のマイケルジャクソンとヴァンヘイレンは別格の売上)を出しても分離しちゃうってある意味でクリエイターの思考ってとも思うがサミーヘイガー時代のヴァンヘイレンのヒットを考えるとクリエイターがパフォーマーを上回るってことも普通にあるってこと。
日本でのセールはともかく世界的なセールスはサミーヘイガー時代の方が実は優秀。ただ熱心なファンはデイブがいいんだよね、エディのギタープレイも含め。
今となってはピアノと歪んだドライブギターって珍しくないけど、ライトナウはある意味でその系の先頭。正直言ってカッコ良すぎてぶっ飛んだ。
これはデイブVoじゃ無理だよなって(正しくはデイブっぽいメロなんだけどサミーヘイガーだからなお良い)やっぱ先頭を走るクリエイターは凄いって思うんだが、エンタメにはオチはわかるけど面白いってのもあるし、フリがあってオチがある流れだって実は大事。
例えば(例えが難しい)EXILEのライブに言ってChoo Choo TRAINをやらないライブに当たったら超ライブ常連以外はガッカリするだろうし、X-Japan に行ってXジャンプできなければガッカリするだろう。
そういうお約束だって実は大事なんだ。
今では信じられないが昔はコンサートで立つのは失礼だったし歌手側も「ダンスパーティーじゃない」って怒った時代もあった。ペンライトだってタオル回しだって近年のお約束行為。
アーティストがどう自身のショーをデザインするのかは実はアーティストの自由。「お金じゃない」「人気じゃない」こればかりは譲れない表現の相違があるというトップ中のトップだから選べる選択。
ある意味で最高の幸せだから身を置ける世界なんだが、これもトップだから。
現実は割り切って仕事としてリユニオンされているアーティストの多い事。
でもファンはそれすら嬉しくてたまらない。
「理想の音楽を作る事」なのか「理想のエンタメを提供すること」なのか「お金を得る事」なのか?「待ってくれるファンのため」なのか全部叶えば最高だが中々現実は難しい。
エディの逝去でもうヴァンヘイレンは見れないがBOØWYやSMAPなど待ってる人が多いのに叶わぬ再集結。
これが出来るのも真の成功者の証でもあると思う。
個人的にはTHE MAD CAPSULE MARKETSの再集結に期待したいがないよなぁ。。。