モテない奴は売れない理由【ライブ集客の話】


底辺集客のバンドのくせに「投票制コンテストライブ」に出てあっさり敗退したバンドの男が勝ち上がった女性アーティストに「女で色恋営業で勝ち上がってさ」とさも実力では負けていないとほざいていた。
ちなみに彼女はのちに「このステージに立つのが夢なんです」とか言われちゃうレベルのライブハウスで活動するし現在も売れてはいないがエンタメだけで細々だが生活している。ちなみにほざいていたバンドは片手に満たない低集客でいかにも底辺っていうバンドだったが、ライブハウスに出演しているアーティストの少なく観て50%はこのレベル。
よく底辺バンドマンが言う台詞でアイドルやV系を「音楽じゃない部分で勝負している」とか「自分達はミュージシャンだから音聞いてもらえれば」と言う勘違いフレーズを聞く。よく高校生とかで「モテたいからバンド始めた」というセリフを聞くけどバンドやろうがモテない奴はモテない(笑)「そんなことない、ブサイクなのにモテてるバンドマンいるじゃん」となるが、そのパターンって実はライブカッコいいのよ。近年「ルッキズム」とかで人は見た目じゃない的な話をする。ブサイク男子に生まれたオッちゃんとしてはルックスを問わない世の中は素晴らしいと思うがエンタメの世界は残酷でとくにミュージシャンは観る人を魅了してナンボの世界。造作ではなくカッコイイは絶対必要。
ただ思い出して欲しい。
学校でモテた異性のことを。
1番モテるのは実は美人ではなく「可愛い風」でコミュニケーションスキルの高い子。恋はふとした瞬間に落ちるものだしミュージシャンが観ている人を魅了するのも恋に落ちるのと同じ。
ようはモテてる奴はバンドやろうがやらないでもモテるし、集客出来ない残念なアーティストはほぼモテない。
かつて路上ライブで無名の「いきものがかり」と「狩野英孝」が日々立つ新百合ヶ丘では売れていたのは狩野英孝。
彼も造作は良いがけして生粋のモテ男ではなく「カッコイイ風」で自信に溢れたキャラ。ちなみにブサイク男子のオッちゃんだが、若かりしバンドマン時代はモテた(笑)不思議だけどイケメンのいるバンドで1番チケットを売っていた。
まぁイケメンメンバーに恋する乙女達の恋愛相談に乗るフリしてとかも初期はやってたな(笑)でも必死に集客努力していたのでスカスカのライブってあまり経験なかった(はじめての地方はガラガラだったけど)恋の駆け引きと集客って実は共通点多い。
どうすれば他者にカッコイイって思われるか?親しみを持たれるか?
異性にはモテないけど同性には受け入れられる場合だってある。正解のは実はわからないけど『自信に満ち溢れている』『堂々としている』なんてベタな話。
それを土台にどう相手に共有共感を与えるか。
なんだ、これはナンパ塾か(笑)でも実はライブってスタートした瞬間から最初のMCだったりブレイクタイムまでに「興味を持たせ、共有共感を与え、受け入れさせる」という作業を完了させないといけない。
最高のビジュアルを持っていても無口で無愛想だったらナンパは上手く行かないだろうけど、ブサイクでもトークセンス抜群の天才ナンパ師も実在する。
ようは自分自身を受け入れてもらえるスタイルを見つければ良い。
結局のところ「モテる人」はそういうスキルが突出しているのだ。
ライブだろうがSNSだろうがライブ配信だろうが相手に受け入れてもらえる自分なりのスタイルさえ見つけちゃえば良いのだ。
ちなみにこれはジジイの経験から言えることだが、非モテ人共通のセリフで「ありのままの自分を受け入れてくれる人」が良いなぁって(笑)
キサマどんだけ傲慢なんだって!特別な美男美女以外にはこのセリフは努力しませんってこと。
恋愛で例えたが集客において集客出来ない奴は「モテる(集客する)努力をしない」ってだけ、一生「巣のままの私を愛してくれる人」を待っていれば良い。
努力していない風の天然美男美女スターは存在するが、実際には努力も苦労もしている。
かつて親しくなった人気夜の蝶が手帳にこっそりお客さんの情報をびっしりメモっていて、予定外の来客時にはこっそりメモチェックして「君のことは素敵で特別だから全部記憶している」と語っている姿を見て感動を覚えた(笑)
ちなみに顧客には世界的な有名人や当時FAで大阪に移ったプロ野球選手とかいる人だったが蝶には1客で落とす金額は違えどそれだけ。
ちなみに彼女も「綺麗風」でそれも理解して活動していた。
上手く行かない奴は理由付けが上手い。
上手く行く人人は自分なりの方法論を持つ。
ただそれだけ。
ライブスタートしてファーストブレイクまでに、何をどうすれば良いのか?
ステージから見える景色とフロアから見える景色は全然違う、でもステージは見てもらえる場所。
君は受け入れられるためにどんな努力をしていますか?




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