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いまは「話すのが得意な人」よりも「書くのが得意な人」が有利な時代かもしれない
ぼくは人前で話すのが苦手です。
相手がひとりであれば自然体ですらすらと話せますが、大人数になると変に意識しすぎてしまい、うまく言葉が出てきません。相手がひとりであっても有名な人だったり、大事な場面だったりすると、緊張してうまく話せないことは多々あります。
自明のことですが、話すことは大いなる武器になります。
人に出会って饒舌に語ることのできる人は、相手を動かすことができます。訪問販売などで口の達者な営業マンは成績もいいでしょう。話すことを悪用すれば詐欺も可能です。
ただ、最近はちょっと事情が変わってきているようにも思います。
「初対面がテキスト」の時代
少し前まで「初対面」といえば「リアルで会う」ことがほとんどでした。よって、「話す」のが得意な人が圧倒的に有利だったでしょう。
しかし、最近の「初対面」は、ツイッターやメール、メッセンジャーやLINEだったりします。本人に実際に会う前に「テキストにおける接触」がある。「未知の人をテキストから知る」という機会は日に日に増えています。
よってこれからは「書く」のが得意な人が有利になっていくんじゃないかと思うのです。
現に、はあちゅうさんやイケダハヤトさん、カツセマサヒコさんやさえりさんなどWebで存在感を示してるのは「書く」達人、テキストでのコミュニケーションの達人です。
「書く」を制するものがコミュニケーションを制する
「書く」コミュニケーションが便利な点は、3つあります。
①時間と場所を問わない
録画・録音は別にして「話す」コミュニケーションは、時間と場所が固定されます。テキストに残しておけば、時間と場所を問わず、読んでもらえます。通勤途中に昼休みに、ささっと触れてもらえます。
②何人が読んでも緊張しない
話すコミュニケーションは相手が増えれば増えるほど緊張します。これはライブ配信などでも同じです。向こうで何百人、何千人が見ている、と意識しただけでかたくなってしまう。テキストはそんなことはありません。何万人が読もうが、内容もテンションも変わりません。
③勝手に拡散していく
テキストはコピペも簡単ですし、SNSを通じて瞬時に拡散させることも可能です。自分が必死に「営業」しなくても、内容がよければ勝手に広がっていってくれます。
「話す」よりも「書く」が先に来る時代です。
そんな時代においては、いかに瞬時に、少ない言葉で、相手に興味を持たせ、好感を抱かせ、心を動かし、行動に結びつけさせるか。その技術を磨いていくことが求められるでしょう。
「書く」というテキストでのコミュニケーションを制する者がWEB時代のコミュニケーションを制する。そんなことを思った話でした!
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