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息子が高校生バンドを始めたこと

さて、うちの息子も高校二年生になりました
実は、高校入ってバンドを組み活動を始めました

隆さんの子供だから、やっぱりドラム?
とかよく聞かれるんですが
私から、ドラムをやらせる気は全くなく
やりたきゃやらせるし
無理矢理やったってしょうがない、と

そんな感じで、父を見て育ったから、バンドなんかやらないんだろうなぁ、とか思ってたら、ある日「バンドやることにした」と

あ、そーなん?
くらいだったんですが、話してみると
最初からオリジナルをやる
自分が作った曲をやる
ちょっとぐらい弾けるぐらいのレベルの奴にわかったげに言われると腹がたつから(この辺がウチの子らしい笑)気心知れた子をメンバーにする、と

で、中学校の同級生たちに声をかけバンドが出来上がりました
Vo.、Gu.×2、Key.、Drs.という何とも斬新な編成
そしてもちろん高校はバラバラ

皆初心者だから、組んで半年くらいはLIVEもせず、練習な日々
高校1年の秋すぎあたりからだろうか
LIVEもやるようになった

というか、LIVEよりもコンテストとか狙ってて
それに向け曲をつくり、応募するのに素材がいると
YouTubeで色々調べて、PCとインターフェイス持って、自分でマイク立ててレコーディングしてきたかと思いきや、
朝5時くらいから、キーボードの子とMV撮りに出かけたり
風邪ひいて帰ってきたけど(笑)

こんなに頑張ったのに、出ようと思って準備してたコンテストは開催されず、、、というオチ(苦笑)

まぁ本人いわく
「高校生が初めてオリジナル作ったらって感じで作った曲だし、もっと自分がやりたい感じの作るから、まぁいいかなぁ」と
切り替えの早さもこれまた、血を感じつつ(笑)

で、そこからは、コンテスト用に作ってた曲とは真逆の曲を作りはじめる
さすがにメンバーが1人(ギターの子)、脱退
…曲というよりは、彼もまた自分の曲をやりたい、という理由。それでいいと思う

当初メンバー集めたコンセプトが功をそうしてか、誰も文句言わずに演ってくれる
あぁ素晴らしきかな、友情

そんなうちに、高校で知り合った子がベースで入る
はれて、Vo.、Gu.、Ba.、Key.、Drs.と普通の編成になる
これまた、自分でレコーディングしてきて、2曲入りのシングル作って
真面目にビラ配りもして
LIVEは、そこそこお客さんも来てくれて
(まぁ、そこは高校生ならでは、なのだが)

ただまぁ、真面目なんですよね
上しか見てないから、練習も割と真面目にやる
LIVEも、ただやって楽しいじゃなくて、もっとよくなるには、的な

この辺は、小さい頃からプロミュージシャンの方々の出す音を生で聴いて、接してきたのは、ちょっとした宝物なんじゃあるまいか
と、ちょっと父もLIVEとか連れてっててよかったなぁと嬉しくなる♪

でまぁ、頑張る息子の事は応援する訳なのだが
とりあえず、聞かれない限りは口出しはしない、をモットーに(笑)
自分で考えて調べて、それでもわかんなけりゃ聞いてもいいよ、的なスタンス
…えらそう(笑)

したら、さすが若いって素晴らしい
ある日、突然バンドのレベルがポン!とあがった

まぁ元々がアレだったのもあるけど

そこからは、LIVEやるたびによくなってきて

そして今年は、去年開催されなかったコンテストにも無事エントリーして、審査通って地区大会も出ることになり
(茨城まで父は車で送迎しましたよ、ステージママならぬ、ステージパパです(笑)否、むしろローディなのか…)
まさかの審査員特別賞なんかも頂き

あれ?なんかちゃんとやってんじゃん
でも、勉強もちゃんとしてね
って

まだまだなとこは正直あるけど
楽器は目的もってやってりゃ上手くなるし
曲は親バカ目線もあるけど、かなり良いと思うので
とりあえず、高校中にワンマンやる!お客さんいっぱい入れる!と意気込んでいるので、
あたたかく見守っていこうかと思います

さて、
自分の高校のとき(35年くらい前)と比べると
もう全く環境が違いまして
なんたって軽音部には夏の大会みたいなのがあるんだそうですよ!
(若は軽音入ってないので関係ないのだが)
私の頃なんて、生徒手帳に「エレキ禁止」って書かれてた時代ですから、すっかりロックが大衆に認められたのね、とか
やはり、その辺「すごいなぁ」と思っちゃいますよね
まぁ親世代からしたら、なんの否定も咎めもしないから、ロック=不良なんて、今は全くですわな。「けいおん」や「ぼざろ」の影響もあり

健全ウェルカムですので、
今だけの、今でしか感じられない想いを是非歌にのせて発信してもらいたい
と、願わんばかりです


まぁでもやっぱり、
何かを伝えたくてやってる人と
なんとなくやってる人とじゃ
レベル感は全然違うから、
高校生バンドといえども、ピンキリですわな

と、思って、じゃ大人は?って見ると
それはそれで、やっぱりピンキリなわけで(笑)

やっぱり、音楽って、何を目的でやってるのか、は結構根底というか、大事なのだと思います

そういう意味では、気心しれて、調子にのらないメンバーを集める、と言った若は、ある意味とても正しいのかもですな

見習おう♪

追伸
06世代とか07世代とか
生まれ年西暦で語るみたいなのですが
05,06あたりの仙台のピンにいるバンドは、とても当たりだと思います
お互いがいい感じに刺激しあってて、相乗効果でレベルも上がってて、ほんと状態がよい
ここは、その辺の世代に影響を与えたであろう「鉄風東京」の存在も相当に大きいのだろうな、と思います

なんか、そういう風に、繋がってくのはとても素敵だし、この先も引き継いで行ってほしいし、なんなら、飛び越えて行ってほしいな、って
なんにせよ、聴いててもとても楽しいです

チャットモンチーが徳島でやってた頃の、徳島のバンドレベルも相当に高かったんだけど
なんか今の宮城が、まさにそんな感じに思われます

なんかよくわかんない東京のツアーバンドとかより、全然いいバンドが仙台にいるので
是非若い音楽好きな方々には、地元バンドにも目を向けてほしいですね

よくわかるツアーバンドは、もちろん観に行ってください(笑)

35年前とくらべると
圧倒的にレベルも高いし
難しい事やってるし(笑)
なにより、ロックへの馴染みが凄いです

生まれてから聴いてきたものの差を感じます

いつの時代もそうだけど
最初はモノマネから始まるから
そこに個性が乗るようになって
唯一無二の物になればいいですね

それは、大人も子供も一緒

50のおっさんと、18の子が対バンする日が来るとは、35年前の誰が想像したでしょう(笑)

個性も認められ、バンドやりながらの生活もしやすくなってる時代なので、高校卒業したら終わり、とかじゃなくて、是非夢を追いかけて頂きたいものです

夢を追うのも大変だけどね、、、
ただ上だけを向いて、進んで行ってほしい

最後は、ハムのCMみたいになりましたが
Boys be ambitious
って事で♪

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Takdrums
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