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【9月開催】サービスデザインからスクラム開発までを体験する『インターンシップ in 沖縄 2024』をレポートします!
はじめに
こんにちは 那覇サテライトオフィスのtanakaです。
那覇サテライトオフィスにおいてこの夏2回目のインターンシップを開催しましたので、その様子をレポートします。
今回は何と7名もの学生さんに参加してもらいました。
1回目の内容は以下で公開しておりますので、インターンシップへの思いなども含め、併せてご参照ください!
今回は1回目とは少し趣向を変えてオンライン・オフラインのハイブリッド開催でした。
KAGは地方拠点を拡大していますが、さまざまな場所でインターンシップを提供できるようにし、学生さんたちにKAGの魅力を伝えやすくするための新たな試みとなります。
インターンプログラム
【開催概要】
期間 9月9日(月)〜9月13日(金)
場所 那覇サテライトオフィス
参加者 県内高専生 7名
運営者 tanakaの他に沖縄在住エンジニア1名と東京からのエンジニア1名
および東京のデザイナー2名(オンライン対応)
初日は自己紹介や会社紹介などのオリエンテーションで、2日目は東京からオンラインにてデザイナーが参加し、サービスデザインワークショップの体験です。
そこでアイデア出しされたプロダクトを、3、4日目にて1日1スプリントでスクラムチーム開発していきます。
5日目は成果の取り纏めを行い、最後は成果発表会で終わりです。
【Day1】
前回同様、まずはKAG紹介とアジャイル、スクラムの説明からとなります。
そして、事前に準備してもらっていた資料にて自己紹介をしてもらいましたが、参加者が7名もいて、なかなか個性的なメンバーが揃った印象です。
さらに前回同様にアジャイルやスクラムの理解を学生さんたちの言葉で資料に整理してもらいましたが、この後のデザインワークショップやチーム開発を踏まえて、2チームに分けての対応となりました。
資料発表と共にディスカッションでしたが、2チームそれぞれで捉え方や言語化された内容が異なり、こちらとしても勉強になります。
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【Day2】
オンライン参加のデザイナーによるリードで、サービスデザインワークショップを実施しました。
このワークショップがハイブリッド開催の試みです。
デザイン思考のワークショップにより、1日だけではありますが、抽象的な戦略を具体化し、ユーザーから求められるサービスとして磨き上げていくというプロセスを学んでもらいました。
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テーマは、「KAGのコーポレートサイトをより魅力的にしよう!」というもので、設定されたペルソナ(就活中の学生)を意識した上で、共感、問題定義、アイデア創出と進めていきます。
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【Day3、Day4】
ワークショップでのアイデアを基に各チームのプロダクトを決め、実装を進めていきますが、今回はAWSを使ってもらいます。
事前にKAGで準備したコーポレートサイトの環境に、各チームのプロダクトを追加実装してもらいますが、Aチームは社員との直接的なチャットツールで、Bチームは生成AIを使ったチャットツールでした。
同じチャットではありますが、社員に直接的に問合せ可能とするチャットと、もう一方は時間を気にせず問合せ可能なAIチャットということで、チームの個性が出ています。
慣れない環境下での実装であり、相当苦労していましたが、限られた時間内でどこまでできるのか?、優先度をどうするか?についてチーム内でよく話し合い柔軟に対応していました。
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【Day5】
最終日、まずは成果発表に向けての資料準備です。
リハーサルも実施しつつ、デモ用の環境整理なども残っており、時間も足りない状況でしたが、何とか発表の準備を整えました。
そして、成果発表の本番突入。
今回もKAGパートナーの沖縄開発メンバーに参加してもらいました。
両チーム共に、インターンシップで学んだこと、デモプロダクト作成の背景など、それぞれのスタイル、それぞれの言葉で発表しました。
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この那覇サテライトオフィスでのインターンシップでは、リアルな場(聴衆の面前)での成果発表を心がけています。
Zoomなどオンラインでの発表も可能ですが、敢えてリアルな場にこだわり、その場の空気感を味わいながら自分の言葉で発表してもらいたいと思っています。
そういった経験が今後の生活に役立つと考えているからです。
社会人の先輩である現役エンジニアを前にして、若干心配して見ていたものの、学生さんたちは堂々と自分の言葉で語り、臆することなく質問に答えてくれており、そんな姿が印象的でした。
インターンシップを終えて
今回は過去最高の7名の参加となり、2チームに分かれての対応でした。
オンライン・オフラインのハイブリッド開催という試みもあり、運営面での不安もありましたが、大きな混乱もなく終えることができました。
学生さんにはサービスデザインワークショップや、スクラムでのチーム開発を体験していただき、KAGの業務を十分に理解してもらえる内容だったと思います。
参加学生さんからは次のような感想をもらいました。
ペルソナへの共感やユーザーストーリーボードの作成を通して、ユーザー視点に立ってサービスを考えることの重要性が理解できた
ユーザー視点を意識したデザイン思考、アイデアを考える方法、アジャイル開発はコンテスト活動など学校生活で大きく役立つと感じた
スプリントを回す際には、メンバー1人1人がタスクについてしっかり理解し共有していくことが大事だと感じた
プロジェクトを進める中で、各メンバーの意見を尊重し、迅速にフィードバックを取り入れることで、より良い成果を生み出すことができた
フィードバックを積極的に取り入れる姿勢は、学業や課外活動においての成長に生かすことができると感じた
もう少し時間があれば、より深く技術的な部分に踏み込んだ開発ができたのではないかと思う
実際の業務に近い環境での開発体験を通じて、多くのことを学び、成長することができた
モブプログラミングでは1人で作業を行うより、コーディングやエラー修正を素早く行え、チームメンバーから学びを得る事も多く、貴重な経験になった
モブプログラミングは新鮮であり、チームで協力し、互いのスキルを向上させていくことの楽しさを感じた
このように感じてもらえるインターンシップになったことを、大変嬉しく思います。
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最後に
私たちも今回の経験を活かして学生の皆さんにもっとアジャイルに興味を持ってもらえるようなインターンシップを提供していきます。
来年以降も継続的に那覇サテライトオフィスで開催しますので、たくさんの応募をお願いします!
また、KAGに興味を持って頂けましたら、是非以下にて詳しい情報をご覧ください。
おまけ
事前に準備はしていなかったのですが、若干思いつきでチームビルディングを実施してみました。
自分以外のチームメンバー全員の人柄や性格を付箋に書き出し(言語化し)、それをみんなで共有することで、自分自身が周りからどのように見られているのかを再認識しよう!という試みです。
さらに、チームメンバーそれぞれに対して期待することも書き出してもらい、自分がチーム内で何を期待されているかを認識してもらいます。
こういったことを言語化し、相手に直接話すのは少し恥ずかしさもあるかと思いましたが、そのようなことは全く感じさせず、意外と盛り上がり、楽しいチームビルディングとなりました。
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新たな気付きが生まれたのではないでしょうか。
学校生活の中で、このようなことをやってみるのも面白いかもしれないですね。