(移植後の体調変化)水いぼが多発する体質
腎臓移植は臓器一つを入れ替えることですが
それに伴う体の変化というものは何かしら起きると伝えられていました。
幸いなことに免疫抑制剤などの薬の不適合などはなく
比較的平穏な日々を過ごしていましたが
やはりいくつか体調の変化がありました。
今回はその一つの「水イボ」についてお伝えします。
ある日突然口の横にプツッと小さな膨らみができました。
何かのできものかなとそっとしておいたら
日を追うごとにできものが増えていきました。
口の周りに6個ほど、もみあげやおでこ、首のあたりにも数個。
さすがに目に余るものがあったので皮膚科に受診すると
「水イボ」と診断されました。
正式名称は「伝染性軟属腫」と言い、ウィルス性の疾患です。
医師が言うには子供などの免疫が未成熟な時期に多く見られて
2〜3年くらいで落ち着くと。
大人の私が発症すると言うことは何かしらの免疫の低下などが考えられるわけで、多くの場合はストレスによるものということですが
幸いなことに私の生活で身体に支障を来すほどの精神的なストレスを感じるような場面は無いため
考えられるのは免疫抑制剤の可能性ということでした。
水イボは日に日に増えていき大小合わせると20個は超えてます。
薬などで治るものではなく、即効性のある対処法は除去だけ。
時間とともに免疫が形成され
数年単位で徐々に無くなっていくというものですが
私の場合は免疫機能にあまり期待できないこともあり
少しの期間様子をみたものの一向に減る気配も無く
口の周りは人と対面した際にとても目立つので耐えられず除去を選択しました。
施術は至ってシンプルなもので、痛み止め的な透明なシールを水イボを覆うように1時間ほど貼り、除去用のピンセットでサクッと切り取るというもの。
切り取った後はもちろん血がタラタラ出てくるのでガーゼで覆う。
以上です。
あとは血が止まってかさぶたが取れるのを待つだけ。
6個くらいまとめて除去したので、施術直後は口の周りにガーゼだらけで結構痛々しい見た目の顔になりましたが、1週間ほどでかさぶたも取れました。
賢明な方は想像されたかもしれませんが除去後は痕が多少残ります。
(そこまで目立つものではないですが、よく見ると肌の色が違うくらい)
加えて、ウィルス性のため除去したら終わりではなく後続の水イボが発生して、除去を繰り返すか小さいものは放置して耐えるという感じです。
移植側の医師との相談で、免疫抑制剤を少し減らすという手も提案いただきましたが、減らせば水イボが確実に減るという確証はなく
むしろ腎臓への負担がかかり移植腎の寿命が短くなる
というリスクの方が大きいと思いこの提案はお断りしました。
執筆時点で発症から半年ほど経過してますが
まだまだ小さな水イボが10個以上もある状態で日々気にしながら過ごしてます。
数年経過して治ることを祈りながら。
変化があればまた記事にしたいと思います。
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