自分の強みを知る(938)
人間は生きているという点では平等ですが、自分の強みという点では、人それぞれに異なります。自分の強みを知り、そして強みをさらに良くしていくことで、満たされた良好状態(ポジティブな状態)を促進することができるようになります。そして、自分の強みを、社会生活や仕事に使うことができるようになるのです。
自分の強みとは、ライアン・ニーミック博士(米国VIA研究所)によると、6分野があると言います。
1.才能: 物事をうまく行う能力。
2.スキル: 訓練によって得た特定技術。
3.興味・関心: 好きなこと、夢中になれること。
4.資源・資産: 人間関係、生活環境、経済的状況など。
5.価値観: 大切にしており、行動の指針にするもの。
6.キャラクター・ストレングス: ポジティブな性格特性。
自分の強みを知る方法として、「3つのよいこと(Three Good Things)」 があります。そのやり方は、
・ 1日が終わって、今日のできごとを振り返る。
・ 「うまくいったこと」を3つ列挙する。
そして、うまくいったのはなぜか、という理由も記載する。
(「うまくいったこと」は「いいこと(良い感情)」でもOK。
例=課長の機嫌が良かった。)
・ 上記を1週間続ける。
というものです。「よいこと」を書き続けることで、ものごとの良い面を見ることに意識が向くようになります。現在では、スマホのアプリで「いいこと日記」「心のノート」「My日記」などが利用できます。(注: Androidの例)
自分の強みというのは、言い換えると、ポジティブな感情から生まれ出るものとも言えます。バーバラ・フレドリクソン教授(ノースカロライナ大学)は、次のようなポジティブ感情を示しています。
「喜び」、「感謝」、「やすらぎ」、「興味」、「希望」、「誇り」、「愉快」、
「鼓舞」、「畏敬」、「愛」
([注] ネガティブ感情= 「怒り」、「恐れ」、「不安」、「悲しみ」、「失望」、
「羞恥心」、「罪悪感」)
参考までに、ポジティブな感情を増やすためのポイントを記しておきましょう。
(1) 今までにポジティブな感情が出てきた場面を思い出すこと。
(2) ポジティブな感情を感じるような状況・環境に意図的に参加する。
(3) ポジティブな感情を感じた状況下にいるようにふるまう。
(4) 自分が既に持っているものを再認識する。
大切なことは、4つのポイントを意識して行動を取るようにするということなのです。
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