深く呼吸するときの注意点(891)
一般的に、気持ちを落ち着かせようと思う時などに「息を調(ととの)える」ということをやります。坐禅は、その典型例です。
しかし、呼吸を調えようと思っても、うまく行かない場合があります。
気持ちが上気した状態で呼吸する。
激しい運動後とか病気で、息苦しい音がするような呼吸になります。
これでは、気持ちが散漫になってしまいます。
➡️まずは、意識をおへその下くらいにある丹田に集めるようにする。静かに呼吸しているものの、呼吸のリズムが急に乱れる。
すっと息が通らず、「ゼーゼー」といった不規則な呼吸になります。
これでは、肩に力が入るような固さが出てきます。
➡️まずは、余分な力が入っているところを、意識して抜いて無くす。静かに呼吸しているものの、息の出入りが激しい。
微細な息の仕方であり、気持ちも疲れてしまいます。
➡️すがすがしい気持ちをもって呼吸するようにしていく。
上記の三タイプを改善したのが、良い呼吸法になります。
すなわち、丹田に気を集中して心を安んじて、身体を開放して力を抜き、身体全体から気の出入りがあるように思って呼吸をしていくことになります。
言い換えると、鼻頭に意識を集中して沈んだ気持ちを排除し、丹田に意識を集中して上ずった気持ちも排除し、深呼吸してからぼやっとすることなく、呼吸を丹田で行うことによって気ぜわしくない状態にしてから、呼吸を始めるのです。
呼吸は大雑把にしてはなりません。気を引き締めて、きめ細やかに一定間隔で呼吸をするように配慮しなければならないのです。要するに、自分を落ち着かせるためには、心静かに一定間隔で呼吸をしなければならないのです。
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