純粋な心に反(かえ)る
「帰真反璞」(きしんはんはく)という四字熟語があります。「璞」は手が加えられていない「宝石になる原石」のことであり、「反璞」で原石のような純粋無垢の状態に反(かえ)るという意味になります。すなわち、帰真反璞とは、純粋無垢な心に戻ることを意味するのです。
私たち人間は、生まれた時から純粋で清浄なる本性を有しています。ただ、生後に色々な偏った(あるいは不完全な、間違った)知識を身に付けることになり、あるがままの本性に従った考え方ができにくくなっています。間違った知識をもとにしていると、他者と比較したりして劣等感を持ったり、逆に達成できそうにない欲望を持ったりするのです。
今こそ、純粋で清浄なる本性に従う生活をすべきなのです。では、どのようにすれば純粋な心に反(かえ)ることができるでしょうか。
基本は、あるイメージをキープして、ほかのことを考えない「意守」の習慣をつけることです。その方法としては、坐禅、マインドフルネスがあります。坐禅は無心になることを重視し、マインドフルネスは瞑想を重視するものです。
中国伝統の民間療法として知られる気功(精神を集中させ、呼吸やリラクゼーションを行って気を高めていく心身療法)もまた、本性に反るのに役立ちます。
それぞれの説明は別の記事などを参照してほしいのですが、何か一つを選んだらしばらくの間(例えば半年)は継続して鍛錬していくことが重要です。
どうでしょう、チャレンジしてみませんか。きっと、スッキリ感を感じると思います。
[補足]
気とは、物質をその物質として存在させている根源的なもの、物質の存在に関わるエネルギーのこと。気は目に見えず、流動的に働くもの。気を蓄え育てる「丹田」を鍛えるという修練法が気功と言うことになる。
気を鍛えるためのスタートは、精神集中をしようとする気持ちや思い(意念と言う)を強くすることから始める。意念があって気が存在する(逆も真)。
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