はたらく馬牧場の講習会に参加してきた。【拗らせ男子の革命日記】20210523
昨日はお隣の奈良県の宇陀市に朝から行った。
最近Twitterでも呟いていましたが、乗馬レッスンで駈歩の継続に苦心しています。壁にぶち当たっている状況。
4月は毎週乗馬クラブに通い練習していたが、途中から笑顔が無くなり、楽しさを忘れてうまくいかないなと思って。
そういう時は違った角度からのアプローチが必要だと、たまたまTwitterで見かけた『はたらく馬牧場』の講習会の情報を知って、迷わず参加手続き。
久しぶりに練習ではなく、純粋に馬の基礎知識の勉強とたくさん触れ合いたいという気持ちだけで行った。
講習会のテーマは『馬と共に生きるために必要なこと』。
2日間あり、1日目はJRAの元調教師角居勝彦さんが来られていて、ロジャーバローズや世界で活躍する競走馬を育てたトレーナーさんのお話を聞いてみたかったが、平日金曜とあって行けなかった。馬と出会うきっかけがロジャーバローズだっただけにお会いしてみたかったな。
そんな思いもありながらも、馬に触れるというのが第一の目的だったから土曜休日2日目に参加した。
JRA元調教助手さんが来られての講習会だった。
主な内容を箇条書きすると、
❶馬の気性、在来馬の種類
❷鞍の種類
❸馬の手入れ
❹その他、人と馬の関係
❶馬は基本的には大人しく、臆病な性格。音に敏感。草食動物で肉食動物から捕食されることを避けるために、睡眠時間も3時間から4時間と短い。
寝転ぶことは少ないが、寝転んでお腹を見せている時は安心している証拠。
馬は立って運動をしておかないと病気の元になる。
昨日は在来馬2頭が来た。道産子と木曽馬。日本の在来馬は道産子、木曽馬、与那国馬などがいる。サラブレッドと比べて穏やか。隣にいるより、前に人間がいて引っ張ることに慣れている。サラブレッドは隣に居てあげると安心するみたい。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9C%A8%E6%9D%A5%E9%A6%AC)
サラブレッドと比べて圧倒的に体格が小さい。だが、強靭な馬体で山や階段、斜面を歩くことができる。200キロくらいまで荷物を引く事ができる。
❷農耕用の馬具や鞍の話。軍馬用の鞍の実物展示や実際に農耕用馬具を装着してタイヤ引きを見せていただいた。
❸馬との関係性を築いていく上でコミュニケーションが必須。その手段の一つとしてグルーミング(手入れ)を教わった。
毛ブラシや裏掘り、奈良県宇陀市産の鹿の皮を使った手入れ。宇陀市は鹿の皮を太古の昔から生産しているそうだ。抗菌作用や吸水作用がある。また簡単に破けない。
馬にグルーミングをする中で、人馬ともに緊張とリラックスを交互に行う事ができて、自律神経を整えるのには良さそうだ。
ホースセラピーとしてTCCでも馬のお世話が含まれているが、欧米ではグルーミングは主流らしい。
今回の講習でやはり、馬とのコミュニケーションの手段としてお世話をすることが大切だと改めて感じた。
グルーミングのスキルが必要だ。
早く障害飛びたいけど、その前に駈歩も大切だが、もっと深く馬のことを知りたい。遠回りだけど、それが馬と一緒に走る大切な事だから。