国会議事堂内を散策した2018年夏を記録する前の話①【拗らせ男子の革命日記】
ふと、今日仕事をしながら昨年の夏を思い出したから記録する。
今からおよそ8年前、就職活動の面接終わりに立ち寄った、国会議事堂。
国会議事堂は平日17時まで固定の時間枠だが中を見学できる。
入館すると警備員が案内してくれる。
僕が初めて行った日も暑い夏季だった。
リクルートスーツを纏った子供が1人、受付終了ギリギリ夕方に見学に来たのだ。
片付けに入った警備員からしたら少々迷惑だったかもしれないが、見学者が僕1人の為か、たくさん覚え切れないくらいの国会議事堂の知識を教えてくれた。
当時の僕の就活は面接までたどり着いてはこれでもかと落とされ、先行きが不安でしか無かった。
そして、憧れや夢であった政治家という職に就くにはどうすれば良いのか、わからない時期だった。
国会議事堂内の赤いカーペットを横目で見ながら、いつかここのニオイをゆっくり嗅いでみたいと思っていた8年後、ニオイを嗅ぐ機会が偶然訪れた。
2018年8月だ。
この年の夏も暑かった。
僕は当時、転職先が決まったばかりで、羽を伸ばしたいと資金難の中、嫌な実家を飛び出し鈍行で大阪から東京へ向かった。
途中、幻冬舎の社長の見城徹さんの故郷の清水に寄り道をしたが、その話は追い追い話す。
鈍行で7時間。
寄り道をしたので11時間ほどで東京に着いた。
到着後に僕がDJをしているラジオのリスナーさんとペルー料理を堪能し、その日泊まる宿舎に行った。
場所は神楽坂。
僕の中で神楽坂と言えば、政治家の談合の場所。
日本の政治が作られていったといって過言はない場所。
偶然にもその場に宿舎があったので泊まってみた。
久しぶりのゲストハウス。
ゲストハウスネタもまた話そう。
ちなみに泊まったゲストハウスの外観。
平日は4000円ちょっとで泊まれる。
ただ、日本人はいるか分からない。
日本語は通じるか分からないレベルのゲストハウスもあるが、その時は通じた。
ただし、公用語は英語。
僕は喋れない。
けど、話せないから必死になる時はなる。
必要になれば必死になる。
そんな訳の分からないレベルを感じること、危ない、何もわからないニオイがする場所がそそられる。
心臓に悪いパンドラの箱を開けるのが好き。
ゲストハウスのどこの空間に行っても日本人は僕1人だった。
目覚ましは英会話。
最近ゲストハウスに泊まることになれた。
友人はゲストハウスは怖いと言っていたが、元々僕は生きていること自体が辛いし怖い、それに2017年に体験した出来事に比べれば全く怖くない。
その時の話はまだ話すことは出来ない。
マル秘事項が多過ぎるからだ。上手く言語化できるようになってから話す。
その日の夜神楽坂のゲストハウスにチェックインして、夜な夜な神楽坂を散策したが、
静か過ぎた。
静かの中に闇があり、紛れて談合、日本を動かしていた政治家がいたのかと思うと、
喉が渇いて仕方なくなった。
近くのコンビニで500mlのミネラルウォーター一本を購入直後、一気飲みしてしまった。
そして僕は闇に紛れてその日の帰路に着いた。
続く。