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サッカー指導者が個の育成に必要な「気づく力」。

サッカー指導者は、サッカーを観て・読んで・試して学び続け。選手やスタッフに情報を伝える為に伝える技術も学ぶでしょう。そして、もう一つ「気づく力」を学び・養う必要があります。私は、そこに気づいたのでnoteします。

膨大な量の知識と知恵を持っていても、伝える技術がなければ相手に伝わりません。伝える"もの"が、相手に響く"もの”で無かったら、その"もの”は相手に届くことがなく、伝わりが薄いでしょう。その人が欲している"もの"を届けられるかが、優れた指導者の1つの要素になる。

では、欲している"もの"を見つける為には、何が必要かというと「気づく力」だと私は思います。これは、練習中に失敗した・成功したという「実行」を気づくというものでは、ありません。実行の指摘は、誰にでもできることです。この「気づく力」は、なぜ実行が成功・失敗したかということにフォーカスするということです。そんなの、選手の頭の内側なので、正直わかりません。しかし、把握することは可能です。

まずは、各選手のキャラクー(性格)を観察するということです。「口数が多い・少ない」「皆んなといる、いない。」「人前にでる、でてこない。」「ユーモアを振る舞う、振る舞わない。」など、練習の前後に選手達がみせる言動を掴むことが第一歩です。そこで最重要なのが、選手に絶対、察しられないことです。人は誰しも、観られているって感じたら"素"は決して、見せないからです。

そのキャラクターを観察し、練習中もそうなのか・違うのかを観れます。例えば、練習前は「口数が多い」のに、練習中は「口数が少ない」選手がいたとします。そうすると、なぜ、練習中は口数が少なく、コーチングしていない?、考えを持ってそうなのに、自信がなくコーチングできない?と推察ができます。この推察ができると、その選手に具体的に質問ができるようになります。

その質問ができると、選手の考えをキャッチできるので洞察ができるということです。選手の言葉で、本人から欲している"もの"を知れるということです。

この「気づく力」は、どの年代を指導をする時にも必須な"もの"です。これにより伝えることも格段に質が上がり、学んだ膨大な知識も役に立つでしょう。なぜなら、選手が欲している"もの"を、的確に伝えられるようになるからです。個の育成に「気づく力」は不可欠です。

読んでいただき、ありがとうございました。
もう一度、書きます。選手に絶対、気づかれないように。
Have fun.

観察・・・物事の状態や変化を客観的に注意深く見ること。
推察・・・他人の事情や心中を思いやること。
洞察・・・物事を観察して、その本質や、奥底にあるものを見抜くこと。

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