KYOGEが生み出す5つのリング
みなさん、はじめまして。
「KYOGE」というアクセサリーブランドのデザイナーをしております。
タカと申します。
今回は、いよいよKYOGE初のプロダクトとなる5つのリングについて、
その中でもKYOGEを代表する一作目のシグネイチャーリングについてお話ししたいと思います。
一.矜恃
KYOGEのリング一作目となるのがブランド名である【矜恃】です。
ブランド名にもなっているこの言葉からデザインしない理由はないのですが、改めて「矜恃」の意味についておさらいしたいと思います。
【矜持/矜恃 -きょうじ-】
・自分の能力を信じていだく誇り、自負(広辞苑より)
※「KYOGE」と「矜恃」についての詳細はこちらから↓
まずはこの「矜恃」が持つ、”環境や人に左右されない絶対的な自身の誇りとそのスタンス” という意味から
その”力強さ”と”内に宿す熱”そして”自分はここにある”というような圧倒的な存在感が現れるようにデザインさせていただきました。
また、【矜恃】は5つのリングの中で唯一、言葉(漢字)をそのままデザインしてリングに刻んでいます。
逆に、他のリングに関しては言葉から着想を得てはいるものの、
その言葉をそのまま使用してデザインしているわけではありません。
「抽象的な言葉をどれだけ形あるものとして表現できるか」これが僕のデザインスタイルですので。
ここでは具体的なモノをお見せすることができず大変恐縮なのですが、
開示できる情報として、【矜恃】ではKYOGEのシンボルロゴをフロント部分に刻印しています。
そしてそれだけではなく、両サイドにもデザインしておりますが
このデザインに関しては是非みなさまの方でじっくりと眺めて解読していただきたいと思い、ここでの解説は控えさせていただきます、、🙏
KYOGEロゴの意味①
さて、【矜恃】リングフロント部分に刻印しているKYOGEシンボルロゴについてお話しし、本記事を締め括らせていただきたいと思います。
日本語のフォントについてお詳しい方で気づいた人もいると思いますが、
まず、ロゴ内部の模様が ”印相体" と呼ばれるフォントで書いた場合の「矜恃」という漢字からデザインしています。
印相体を選定した理由は、フォントの使用環境において推奨されている理由やフォント自身が持つ力からきています。
印相体(吉相体)
「印相体」は ”実印”や”銀行印”として推奨されているフォントですが、
その理由は「文字と枠が接する部分が多く、欠けにくい。偽造されにくい」ということだそうです。
欠けにくい・偽造されにくい、これらの推奨理由からまず縁起がいいなと思いました。
そして、もう一つ。
「印相体」は、中心から外に向かう力強い流れの線が特徴であり、上下左右斜めと八方に末広がる事から【八方篆書】とも呼ばれていること。特に易学や風水で開運印相によく用いられる書体として有名であること。
これら「印相体」が持つ意味と「矜恃」が持つ意味を掛け合せ、KYOGEでは以下のように解釈しています。
「確固たる自己による誇り」は
「いつの時代も欠けることなく誰にも真似できないもの」であり、
それは「力強い流れを創り出し、己の道を八方へと、永遠に広がっていく」
KYOGEロゴの意味②
印相体の矜恃をデザインしたKYOGEシンボルロゴ。
実はもう一つデザインしている内容があります。
それは「鳳凰」です。
KYOGEシンボルロゴの中央白抜き部分をよく見ていただきたいのですが、
鳳凰が見えてこないでしょうか?
見えてこないという方は、当方インスタのDMにて聞いてください。笑
鳳凰について詳しくない方も、なんとなく縁起のいい象徴だと感じると思います。
実際に鳳凰が意味する内容を下記にまとめました。
以上意味①と意味②から、KYOGEシンボルロゴが生まれ、
そのロゴをフロントに刻んだリングが
我々KYOGEの代表作となる【矜恃】です。
ちなみに、リングのビジュアル公開は12月中旬〜下旬を予定しています。
KYOGEの全魂が宿った【一.矜恃】
是非おたのしみに。
最後に。
いかがでしたでしょうか?
「言葉から着想を得たデザイン」について、
少しでもイメージがついたり、想像が膨らんでいただけたのであれば幸いです。
まだよくわからないという方は、商品ビジュアル公開までどうかもう少々お待ちください。
それでは、今回も最後まで読んでいただ方、本当にありがとうございました。
次回は二作目のリングについてお話ししたいと思います。