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島に行って、浦島太郎になった話


2月に宮古島に来て、約半年。
久しぶりに実家に帰った。


同級生に子供はできるし、健康診断に引っかかる人もいれば、新築で家を建てた人、高いバイクを大破させたり、相変わらずの古巣はさらに人手不足だったり。

半年開けただけで、変化が一気に押し寄せて、なんやかんや賑やかに過ごした実家暮らしだった。

まあ手の怪我がなければ、お風呂も楽しめて、もっと満足度は高かったと思うけど。


同級生の子供はまだ3ヶ月で、男親だからなのか、性格なのか、
パパがどこか不慣れな感じが微笑ましく映った。


もう30も超えると当然のように周りは結婚して、子供もいたりする。

頭では分かっていても、目の前にするとそれは、自分がどこかで分岐してしまい、

選ばれなかった選択。


僕から見たら、変則的な不安とは無縁で幸せそうな生き方に感じた。

逆に相手側からは、好きなことをやっていて楽しそうに見えるらしい。


どちらか一方が正解ではないけれど、分岐から先に進めば進むほど、もう片方の生き方にシフトするのは大変な気がする。


以前、10個ほど年上の知り合いから

「あの時、あの女性と結婚していたら今僕は家庭を持っていたのかもしれない。」
「だけど、あの時は仕事が全てだった。」

みたいなことを言われたことがある。
実際は少し違うかも。


両方を器用にこなせるなら問題ないかもしれないけど、実際はなかなか難しいらしい。

挑戦はいつまでもできるし、周りには自然と考えが近い人が多くなるから分かりにくいけど、

たまに地元に行ってみると、あったかもしれない生き方との差を感じ、不安にもなるし、
それなりの結果を出さないとって、エネルギーにもなる。


まああまり地元に長居すると、冷静に今の環境が馬鹿馬鹿しくなるから、

宮古島で倉庫テント暮らしをしている人には、長期の帰省は勧めない。

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