日本人の接客能力について
日本人の接客力って世界一だと思う。
仕事の大部分で接客業してきたけど、特別プロなわけではないが
トップクラスではないにしても、日本国民の平均値を取れば世界一だろう。
高級料亭や、ハイクラスのホテルであれば分からなくもないが、コンビニやファストフード店のような安価でサービスを受けられる場所でも接客力を求められる。
海外と比べると至れり尽くせりだ。
以前サンフランシスコに行った時、店舗での流れはすべて淡々としたものだった。
文句があるわけではない。
別にやりとりを楽しみに寄ったわけではないので別に構わないが、普段日本の接客を受けていると驚く。
聖徳太子が制定した十七条憲法に、
『和をもって貴しとなす』とある。
「何事をやるにも、みんなが仲良くやり、いさかいを起こさないのが良いということ」らしい。
この時代から日本の平和主義な国民性が表れている。
おそらく日本人という “人種” の気質に「争いを好まない」ということがあり、
無駄ないさかいを避けようとした結果、お客様への扱いが高まったのではないか。
ゲームによっては敵に対して「説得」や「交渉」の選択肢が選べる。
攻撃とは違い、争わないための手段だ。
平均すると、日本人は筋力や運動能力では外国人に勝てない。知力でもおそらく。
でも接客能力に関して言えば、国民の総合力は高く世界に通用できる。
だからこそ、接客力っていうのは伸ばして損はないパラメータではないかと思う。
今後世界に出て行くなら英語はマスト、
続いて接客能力は身につけておいて損はないかもしれない。
そんな接客能力が高い日本人に対してほぼ唯一文句を言うのも皮肉にも同じ日本人なわけだし、日本で鍛えれば世界に通用すると思う。
ただ、ゲームで「説得」や「交渉」を使う相手はあくまで “敵” で、仲間になったらそんなことはもうしない。
日本人が接客するのも攻撃ができない代わりに使う手段だと思えてきて、
接客に文句を言う大多数は同じ日本人。
『和をもって貴しとなす』
なかなか難しいことにも思えてくる。